八高山 (はっこうさん)標高832.1m 静岡県島田市
- GPS
- 05:45
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 841m
- 下り
- 835m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
八高山は静岡県内を流れる大井川の右岸にあり、赤石山脈の最南端の山の一つで、島田市と掛川市の境にあります。 東名高速相良牧之原ICから、国道473号線を大井川沿いに上りました。大井川鉄道福用駅手前で、八高山への案内板標識があり車両から降りました。福用駅は山間の小さな無人駅で平成10年に建てられたスイス風のかわいい駅舎です。 白光神社に向かう人家の間を進み、社殿前を左折し茶畑の中を道標に導かれて山腹の登山道に入りました。 急勾配の竹が混じった照葉樹林の中を登って行き、尾根に出ると右手下に林道が通っていました。登山道を横断している、モノレールをくぐり抜け茶畑に出ると、明るい雑木林になり、落ち葉を踏みしめて登って行きました。 視界が開けた尾根に出ると見えるのは付近の山ばかりでした。左側は人工林、右側は雑木林に変わり、勾配が急な登り坂になりました。 尾入からの登山道との合流点は、薄暗い人工林の中にありました。合流点付近からは平坦な地形になり、小文道分岐を通り過ぎて林道に出ました。 なだらかな林道を馬王平に向け進み、約20分ほどで八高山山頂部が見える馬王平に着きました。馬王平は広場になっていて、林道が四方から交じりあっていました。 林道横から再び人工林の中をジグザグに急な勾配の登山道を登り、電波反射鏡の横を通って行きました。しばらく登ると杉の巨木が立ち並ぶ中に、白光神社奥宮がありました。奥宮を一巡した後社殿の横を登って、標高832mの一等三角点がある八高山山頂に着きました。 狭い山頂からは家山の集落、富士山や南アルプス、駿河湾が見えました。往路を小文道分岐までもどり、右折して人工林の中を小文集落へ向けて下がりました。登山道は勾配が急な山腹を、巻くように下がっていました。雑木林の中に入るとさらに勾配が急になり、ジグザグに下がり小さな沢に出ました。 登山道の勾配が緩やかになり間もなく小文集落上部の農道に出ました。道なりに下がり大井八幡神社の前を通って国道457号線に出ました。 |
写真
感想
八高山は山と渓谷社の新・分県登山ガイド静岡県の山に大井川鉄道福用駅の西に位置し、東に富士山、西に浜松市のアクトタワーが見える山と紹介されています。
八高山には以前に尾入から入り、今日と同じようななルートをたどり、しかも雨に降られて展望も楽しめずに最悪の山行だった想い出があります。
今日は前回の山行を思い出しながらのリベンジでした。
八高山山頂までの登山道は、ほとんど樹林帯の中を進むため展望は無くひたすら歩きました。里山の低山ですが八高山山頂には一等三角点の標石があり、これは意外でした。切り払われた山頂から見えた掛川市家山の集落は山間の狭い平坦地に人家が密集し、すぐそばを大井川が蛇行して流れて現代風な田舎の風景でした。富士山や南アルプスの一部も見えましたが、なぜかあまり感動はしませんでした。
山頂での昼食には野菜がたくさん入った味噌仕立ての鍋を食しました。山で食べる温かい鍋物は大変おいしく、遠慮していると、たちまち鍋の底が見えてしまいます。
白光神社奥宮の境内には2棟の建物があり太い杉の巨木は樹齢200年以上は経っているようで歴史を感じました。
新・分県登山ガイドには「低山ながら人気の山だ」と記されていますが、今回も総合的には残念ながらあまり魅力がある山とは感じませんでした。でも山仲間に誘われたので2回も登ってしまいました。
白光神社(はっこうじんじゃ)のご祭神は第27代安閑(あんかん)天皇で、修験者によって勧請したものといわれている。駅近くの里の神社には釣鐘があり、その碑文にはこの地の歴史を物語る文面が残されているということです。、混乱しそうです。
馬王平は、その昔ある修験者が里で用事を済ませて山に帰る途中、日ごろの疲れで眠ってしまったところ、夢枕に白馬に跨った王様が現われ「精進せよ」といわれました。我に返った修験者がここを聖なる山を仰ぐ場所である「馬王平」と決めたという説が残っているそうです。
下山後は川根温泉で疲れを癒しました。料金は500円と格安でした。露天風呂からSLを眺められるのは国内ではここだけだそうで、湯量も豊富でかけ流しだそうです。
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