白馬岳
- GPS
- 07:51
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,735m
- 下り
- 1,749m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 7:44
07:53 林道1337m -> シール登行
10:39 岩室跡 -> アイゼン登行
12:13 頂上宿舎上部2747m -> シール登行
12:25-12:33 白馬山荘〜白馬岳 -> 板をデポして歩いて往復
13:17-13:50 白馬山荘 -> スキー滑降
15:06 林道1340m -> 所々板を外しながら林道脇に残る雪を拾って滑降
15:20 猿倉駐車場
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
猿倉駐車場 |
その他周辺情報 | ■風呂 白馬塩の道温泉 ガーデンの湯 \600 ■食事 グリンデル(白馬) グリンデルセット \1050 |
写真
装備
個人装備 |
[スキー板/ビンディング/靴] KARHU:XCD 10TH MOUNTAIN/22 Designs:TeleBulldog/Scarpa: T2 '05モデル
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感想
[b]■総括[/b]
残雪は多くまずまずのコンディションでしたが、出張先の大阪から帰ってきてすぐの強行軍のためか、どうも調子が出ずじまい。可もなく不可もなく、ただ疲れただけの山行になってしまいました。
まあ何もしないでいるよりはずっといいのですが。
[b]■記録[/b]
7:28 1230m 猿倉駐車場発。先行パーティーはみんな駐車場横の林道(砂防ダム建設道路)を登っていく。時間的には猿倉山荘裏手の登山道を登ったほうが早いのだが、林道のほうが歩きやすいし、もしかしたら雪が早々につながってシール歩きができるかもしれない。我々も林道を歩くことにしよう。
長走沢の手前200mほどから雪がつながりだしたので、ここでシール登行に切り替える。まあすぐに長走沢渡渉で担ぐことになるのだが。
8:02 1339m 長走沢。昨年は橋が架かっていたのだが、今年はない。昨年は山開きの日だったので、それに合わせて橋が架けられたのかもしれない。もちろんこの時期スノーブリッジなど残っている訳もなく、渡渉ポイントを探して5分ほど右往左往する。
渡渉したら再び林道上をシール登行。以降、雪が途切れることはなくシール登行を続けることができた。
8:43 1545m 白馬尻小屋付近。まだ埋まっていて影も形もない。ここから大雪渓。しばらくは傾斜が緩いのでそのままシール登行。長い雪渓歩きが続く。
途中からは傾斜も急になり、ジグザグに登る必要がある。同行のD君、P君は2170m付近でシートラーゲンに切り替える。
10:39 2310m 岩室跡。岩が手頃な椅子となり、ちょうどいい休憩ポイントになる。ここで自分もシートラーゲンに切り替える。
11:37 2550m 小雪渓。一昨年は少なくとも白馬頂上宿舎辺りまでは疲れを覚えることなくガシガシ登れたものだが、今日はこの辺りでもう疲労困憊し、足が止まり出す。朝は体調が悪かったもののその後持ち直したかと思っていたが、やはり万全ではなかったようだ。
12:03 2703m 頂上宿舎横。小雪渓の急斜面は終わり、再びシール登行に切替。
一昨年は白馬山荘まで雪がつながっておらず、途中で登山道に出てそこに板をデポして山頂まで往復したのだが、今年は雪もまだ多く、白馬山荘までシールで登る。
12:25-12:33 2810m 白馬山荘。この先は雪がつながっていないし、ガスで視界も悪いので山頂まで登るメリットはない。ただ、P君はスキー登山での白馬岳は初めてのはずなので、一応記念に登っておきましょう(あとで聞くとアルパインで中央稜から登ったことがあり、山頂はどうでもよかったそうだ)。
ということで板をデポして白馬岳山頂へ。すぐそこのようでいて結構時間はかかる。わかってはいるのだが、今回もまた「あれ、こんなに長かったっけ?」と思ってしまう。
12:54 2931m 白馬岳山頂。ガスで視界はないが、風はむしろ白馬山荘の辺りよりも穏やか。ゆっくりしても良いのだが、D君はザックもデポしてきたのでここで食事はとれない。さっさとデポ地点に戻って昼食にしましょう。
13:17-13:50 2810m 白馬山荘。昼休憩後、滑降開始。
頂上宿舎横まで緩斜面をゆったり滑り、小雪渓に滑り込む。白馬鑓に向かっての急斜面の滑降で、雪面は荒れているが雪は適度に柔らかく、なかなか滑りやすい。
そして大雪渓。白馬岳からの落石で一昨年は小石がゴロゴロ転がっていたが、今年は時期が早いためかほとんど目に付かない。
しかしそれがかえって厄介。小石は隠れているだけで、気付かず上を滑ってしまい何度も嫌な音を立てる。後で確認すると、エッジごと相当深い傷ができていた。
ちなみにD君は絶好調。多少傾斜が落ちてからはさらに調子を上げ、この時期特有の縦溝をもろともせず豪快に滑っていく。無木立なら斜面が多少荒れてようがもはや関係ないようだ。
14:30 1550m 白馬尻小屋手前。そろそろ大雪渓も終了。小枝や落石も多く、縦溝もいよいよ深くなってあまり快適には滑れない。D君はこんなところでも無難に滑っているのであるが。
さて、本来はこの先で雪渓を抜けて、登山道通りに右岸の高巻き道にトラバースしなければならない。が、先行していたP君、D君は誤ってそのまま雪渓を滑り降りてしまう。まぁこのまま雪渓を滑っても、少なくとも金山沢出合で林道に戻れるはず。とりあえず自分は正規ルートの高巻き道を滑り、P君たちはそのまま沢底を滑ることにする。
14:45 1406m 金山沢出合付近。P君たちは無事こちらに気づき、適当なところから林道に登ってくる。
あとは林道をノンビリ滑るだけ。一昨年は山開きの企画と重なり、ここで100人を超える登山者に巻き込まれてしまったが、今年はむろんすんなり滑れる。
14:58 1345m 長走沢。もう多少濡れても構わないと、水が流れる堰堤の上をパシャパシャ渡る。幸い濡れることも水流でバランスを崩すこともなく、すんなり通過。これなら往路もこうすれば良かったか。
その後は道路脇に残る雪を拾いながらの滑降。こういう時ステップインのビンディングは実に有効で、板の着脱を繰り返しても苦にならない。なんだかんだで駐車場のすぐ手前まで滑ることができた。
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