八ヶ岳(縞枯山・茶臼山)スノーシュー#02
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 338m
- 下り
- 341m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
・山麓駅までは、スタッドレスが必要です。 ・ロープウェイの運行時間は、9時から16時です。特に、最終便時刻には気をつけてください。 ・雨池峠から縞枯山頂へ登る際、正規のルートより少し東寄りのサブルートに入ってしまいました。縞枯と茶臼を結ぶ稜線に出て、初めて間違っている事に気がつきました。(ロスはあまりありませんでしたが・・・) 雨池峠から登りだして初期の樹林帯でのルートファインディングに気をつけてください。 ・今回風は弱めでしたが、早朝の日陰はとても寒いです。展望台では、さすがに強風が吹きぬけます。 |
写真
感想
時間も取れ、天気も良さそうなのでスノーシュー山行を計画しました。行き先は色々迷いましたが、結局北八ヶ岳ピラタスロープウェイを使った、縞枯山+(前回登りそこなった)茶臼山の周回となりました。
天気予報を見て、風が強いかと心配しましたが、山頂付近の展望台以外は問題なく、絶好のコンディションの中、青空と真っ白に変身した樹林の世界を堪能してきました。
帰路は皆さんのコメントを参考に、エコーラインを使いました。本当に、八ヶ岳と南アルプスの展望台のような道で、余韻に浸りながらのドライブを楽しみました。
●登山
山頂駅に到着すると、気温は−15度である。天気は、半分曇で半分晴の状態、しかし、雲が流れて段々青空が増えてきている。2年前の様子(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-47798.html)ととても似ていて、今後の晴天に期待する。
準備を整えて、前回と同じく、まずは坪庭を時計回りに歩きだす。高台に登ると、急に風が強くなり、アウターグローブを脱ぐと、一気に手が凍えてくる。
周回路を急降下すると、縞枯山荘への道に出合、左折して山荘に向かう。この頃から天気はドンドン良くなり、山荘に着くころには、ピーカンの快晴になった。
今回は、二回目との事もあり、迷いも少なくドンドン歩く。それと言うのも以前のコースに、茶臼山の往復を加えるため前半のペースアップが必要である。また、下りもロープウェイを使う我々は、最終便の16:00が絶対の門限である。
雨池峠から右折して縞枯への登山道に入る。モンスターに囲まれた道は、お伽の国の迷路のようでワクワクものである。マイ・スノーシューのヒールりフターも頼もしく、以前のレンタル品に比べて、フクロハギの負担も少なく快適である。
しかし、気温はかなり低く、特に日陰の中では、足の先が冷たくて凍える。このまま山行を続けると、足が凍傷になってしまうかと思うぐらいの痛さであった。
一時間弱の登りであるが、雪の抵抗もあり登り甲斐はある。これだけ激しい運動していても、それも防寒フル装備の服装であるにも関わらず、汗は全然出てこない。マイナス20度近い中での登山は、摩訶不思議なゾーンである。
見上げると景色が明るくなり、頂上に近づいて来た事が分かる、が、2年前の記憶となぜか違う・・・。そのうちに三叉路に飛び出し、?である。即座には、どちらが縞枯の山頂方向か分からない。取りあえず明るそうな右に歩くと、開けた稜線に飛び出した。あれあれ?!、やはり以前のコースとは違っているではないか・・・。稜線からは、行儀良く並んだ南・中央・北アルプスを観望できる。登山者も8名ぐらいいて、それぞれ山岳同定にいそしんでいる。その一行に「縞枯山頂はどっちか」尋ね、やっと自分の現在位置が理解する事が出来た。どうも、夏の登山道より東よりの市か町の境界に沿ったサブコースを登り、縞枯と茶臼を結ぶ稜線に飛び出したようである。そこから縞枯山頂までは5分もかからなかったので、大きなロスはなかったが、雪山の危険を垣間見た気がした。本当に稜線に飛び出す手前まで、まったく間違いに気がつかなかった・・・二回目なのに・・・
縞枯山頂を無事に踏んだ後は、戻る方向に茶臼に向かう尾根道を歩く。すぐにモンスター街道に突入し、10歩歩くと光と雪が織りなす万華鏡のような景色に見惚れ、20歩歩くとカメラを取り出して・・・ペースが上がらない。
小ピークとなる2387mの茶臼に向かって降下を開始する地点で小休止、前回行き損ねた、展望台に寄り道する。
ここからは、茶臼と南アルプスが目の前に広がり、その左手に、八ヶ岳の東の浅間山などの山々を観望する事ができる。
小ピークから下りきるとそこは、縞枯と茶臼の鞍部となり、五辻への分岐地点である。地図と時計を見比べて、時間に十分余裕があることを確認して、今回のイベントの一つ茶臼山に向かう。想像より簡単で20分弱で山頂に到着した。先客の男性と会話して、素晴らしい天気を喜びあう。写真撮影後、左手奥の展望台に急ぐ。山頂が高木に囲われて、何も見えずショボかった分、この展望台は素晴らしい!!
この頃になると、南八ヶ岳の主峰に僅かにまとわりついていたガスも晴れ、鮮明に姿を現し、南アルプスから北アルプスそして蓼科山まで、200度の大パノラマが広がる。
感激のためと、展望台に吹き抜ける強風の寒さを紛らすため、忙しく歩きまわり、体を温めながら景色を目に焼き付ける。寒さに我慢が出来なくなったのを契機に、帰路に入る。
鞍部に戻り、左折して五辻へ向かう。この下りは丁度太陽を正面に受けて、ポカポカ温かくなる。朝の寒さがウソのようである。と言っても、防寒対策フル装備で丁度良い加減である。
五辻に着くと、ラーメンtime。風を避けるため、少し樹林帯に戻り、冷えた体を胃袋から温める・・・至福の時である。
この後は、山頂駅までの緩やかな登りのハイキングコース、景色に見惚れ、スノーダイブを楽しんだりして、スローハイクを楽しんだ。
山頂駅に着くと15:15、最終便の45分前で、他の登山者もゾクゾクと集まってくる。皆、最高の天気に顔がほころんでいる。
15:30発の下りロープウェイは、我々を入れて、10名ほどの登山者だけの世界であった。
usagi2kameさん、こんばんは。
今回も、すばらしくきれいな写真ばかり、
スライドショーで楽しみました。
前日までの強い冬型による雪景色の後で最高
だったのでは。
それにしても樹氷の迷路、迷ってみたいです
足が止まってしまうのが良く分かります。
やっぱり八ヶ岳はいいですね
youtaroさん、こんばんは。
早速のコメントありがとうございます。
最近は、youtaroをはじめ皆さんの影響大で、導かれるように八ヶ岳が候補に上がります。
今回も2年前と同じように、晴→晴天 となり、楽しい山行ができました。
そして、同じ時期の同じコースと安心していたら、まったく気がつかずにサブコースに・・・
これからも、安全登山で楽しみたいと思います!
usagi2kameさん
実は、この前私も北横岳も含めて縞枯山、茶臼山に登っていますが、おっしゃる雨池峠登りから、到達した地点が正しかったかどうか、わかりません。
縞枯山の標識も確認しておりません。
実は、、、
トレースに従ったのですが、本当は、どれが正しかったか、、。
いずれにせよ、青と白が素敵ですね、、。
Y-chan
Y-chanさん、こんばんは。
>実は、この前私も北横岳も含めて縞枯山、茶臼山に登っていますが、
しっかり、読んでいます!。今回の山行を決める際、Y-chanさんのその山行記の影響を受けています。(ロープウェイ利用は、外せませんでしたが)
>雨池峠登りから、到達した地点が正しかったかどうか、わかりません。
>トレースに従ったのですが、本当は、どれが正しかったか、、。
実は私も、「気をつけましょう!」などと言っておきながら、どこで間違ったのか定かには分からないのです・・・。
どこかのモンスターの右側を回り込むと、正しい山頂への直登コースがあるかと思われます・・・ロールプレイングゲームみたいですね
>いずれにせよ、青と白が素敵ですね、、。
雪山は、十分な、知識と装備と経験と体力(←これは、私は語れない・・)を要求しますが、ご褒美も素晴らしいですね。
雪がかき消す無音の中の、2トーンカラーは、見飽きません。
Y-chanさんは、1月に7回も山行されているのですね!すごい!
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