鹿島槍を見に中遠見山へ(テント泊)
- GPS
- 04:03
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 441m
- 下り
- 432m
コースタイム
天候 | 28日:日中晴れ、夜から雪、29日:雪のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・路面の凍結などは日によると思いますが、スタッドレスとチェーンは必須かと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・小遠見山手前の雪庇に注意 ・コースはほぼ夏道ですが、トレースが消えた場合には慎重なルートファインディングが必要です。 ・ |
その他周辺情報 | ・白馬塩の道温泉「倉下の湯」600円 源泉掛け流し ・蕎麦処りき 手打ち蕎麦 |
写真
装備
個人装備 |
ハードシェル上下
フリース上
極薄手フリース上下
メッシュインナー上下
インナーグローブ
アウターグローブ
オーバーグローブ
ネオプレンソックス
薄手バラクラバ
厚手バラクラバ
ビーニー
ゴーグル
サングラス
ゲイター付ブーツ
予備手袋
予備靴下
ザック65リットル
ストック
ピッケル
スノーシュー
アイゼン
スコップ
シングルウォールソロテント
ダウンエアマット
シュラフ
山専ボトル
食料
行動食
非常食
調理器具
食器
地形図
コンパス
GPS
iPhone(地形図APP)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ラジオ
トランシーバ
時計
カメラ
|
---|---|
備考 | ・大き目のビニールやジップロックが袋が靴・カメラ・ゴミの分別に役立った ・ザックはもっとシンプルな物に変えたい(雪の付着を防ぐ) |
感想
大好きな後立山連峰、特に冬の鹿島槍ヶ岳を見たくて今回の山行を計画しました。
昨年と今年の夏の縦走と合わせて、私の後立山三部作の完結です(笑)
ヤマテンから28日の天気は良さそうでしたが29日は降雪の予報。自分の体力と技量から、降雪があっても1人で戻れる距離と難易度を考え中遠見山に決めました。
【12月28日】快晴の1日目
朝から晴天に恵まれ絶好の登山日和。中央道から見える南アルプスや北アルプスの山々が今日からの山行を期待させます。高速を降りて走るにつれて、徐々に道路脇に積み上がる雪が高くなってきました。白馬五竜スキー場のとおみゲレンデ近くの駐車場は9時過ぎには満車に。近くの駐車場確保には早めの行動が良さそうです。早速着替えて荷物を整理し、五竜テレキャビンに向かいました。ちなみに1回券の購入はチケット売り場に並ばず乗り場で直接買えるのでそのまま乗り場に向かってOKです。10kg以上の荷物は追加料金を徴収されました(200円)。テレキャビンからリフトに乗り換えて地蔵ノ頭直下へ。テレキャビンから歩いて登れる距離ですが、スキー場なのでなるべく邪魔にならないようにリフトで上までいきました。リフトを降りて地蔵ノ頭へは新雪をグッと登ります。上に立つと白馬三山や唐松岳が目の前に広がる大展望が。この先の山行が更に楽しみになりました。
地蔵ノ頭から登り始めるとスキーとワカンの2種類のトレースがクロスするように続いています。BCの方々も多く見られ、小遠見手前からドロップインする場所を探しているようでした。小さい雪庇がありますのであまり寄り過ぎないように進みます。小遠見山の下を巻いて尾根に戻り歩くと程なく中遠見山に到着です。トレースが頂上を巻いていたので、頂上側に登り幕営適地を探しました。荷物を置いて少し散歩した後にテントを設営し、鹿島槍ヶ岳を見ながらのんびり過ごしました。鹿島槍ヶ岳の荒々しい北壁が見事でした。
日が暮れると時折つむじ風がやってきて、やがてサラサラと雪が降り始めました。風が心配でしたが、連続して強風が吹く事はなかったので一安心。しかしテントを叩く音は次第に強くなり、やがてテントに積もり始めました。
【12月29日】積雪後の二日目
夜間はほぼずっと積雪していたようで、目覚めるとテントの上には雪が積もり、落ちた雪が壁面を押していました。夜間の積雪はかなりの量だったようで、外を見るとテント前にあった自分の足跡も、小遠見山へのトレースも綺麗に消え去っており、この先ソロでラッセルだなぁと考えながら、テントに入り身支度を開始しました。
荷物もまとめ終わり、意を決して外に出てテントの撤収。撤収作業中に振り返ると五竜岳方面から人影が!2人組の方が新しいトレースを刻みながら進んできました。軽く挨拶を交わした後、彼らは小遠見山方面へ消えて行きました。おそらくこの先2人がずっとトレースを刻んでくれた事と思います。テント撤収をしていたため追いつけず、ずっとトレースを使わせていただきました。ありがとうございました!その後更に4人パーティーが通り過ぎ、その後に出発しました。
朝はまだ少し降っていた雪も徐々に弱まり曇天へ。眺望には恵まれませんでしたが、途中で雷鳥さん御一行に出会ったりと楽しい山行になりました。
スキー場に戻りコースの端を歩いてテレキャビンの駅へ。デカいザックを背負ってスキー場を歩く奇妙な男は無事に下山しました(笑)
下山後は、源泉掛け流しの白馬塩の道温泉「倉下の湯」でさっぱりして、「蕎麦処りき」で手打ち蕎麦をいただき、好日山荘で買い物して帰ってきました。
後立山が更に好きになった2日間でした。
【反省点・その他】
・山行中の水分補給が不十分だった。冬場は喉が乾かないので気付きにくい。
・スコップの柄が折れた:カーボン?の柄は軽いけど強度に不安。
・ダウンマットのポンプが壊れていた。口で空気を入れて使えた。
・今回は-10℃程度だったので防寒対策は十二分だった。結露も少なめ。
・パウダースノーだったので、竹ペグが効きにくかった。
・ザックはシンプルで雪の入りにくい大型の物が欲しい。
・保険はモンベル山行保険(2,000円)を利用
【iPhoneの扱い】
・iPhone5sのGPSアプリはFieldAccessを使用。
・防水ケースに入れて肩のポーチへ。復路は念のため小カイロをポーチ内側に貼付。
・グローブ操作用にスタイラスペンを使用。
・ケースとペンとポーチは脱落しないように細引きで連結。
・バッテリーから充電する時はバッテリーを温めると効率が良い(カイロ貼付やシュラフ内で充電するなど)
※バックアップにeTrex30と地形図とコンパスを携行しています。
やっぱ中遠見からの鹿島槍は迫力ありますねー
ゴアライトXの使い勝手はどうですか?
ソロでの雪山用にベストなテントかなと思ってます。
ソロではエアライズ1+冬張りを持っていますが、もうダブルウォールは面倒に感じて・・
ゴアライトXですが、シンプルで使いやすく、洗いやすい。耐風性も問題無さそうです。
不満点は、
・長辺が+10cm欲しい
・張り綱が少ない(4箇所のみ)
・室内のフックが無い(物干しできない)
・ファスナー閉めにくい
などなど。現行型で変わってるかもです。エスパース同様にポール立ち上げる時固いので、強風時の緊張感w自分はエスパースソロウィンターが気になってます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する