記録ID: 566978
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沢登り
丹沢
玄倉川水系 今日沢
2014年12月30日(火) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 2.1km
- 登り
- 377m
- 下り
- 359m
コースタイム
今日沢橋10:30−
13:15遡行終了点(3段15m上流)−
13:48今日沢左岸尾根−
14:37丹沢湖畔北岸道路−
14:40今日沢橋
13:15遡行終了点(3段15m上流)−
13:48今日沢左岸尾根−
14:37丹沢湖畔北岸道路−
14:40今日沢橋
天候 | 晴れ時々曇り(寒さ和らぎ遡行に問題なし) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■玄倉川水系 今日沢(こんにちざわ) 丹沢湖畔北岸に注ぎ込む小沢。 下流部は堰堤オンパレードだが、上流部に2つの大きな滝を架けている。 遡行グレード:1級(2つの滝は高巻き前提) 仝質劵丱皇箙場を過ぎ菅沢の橋を渡ってすぐの十字路(真っ直ぐ進むと 玄倉川林道、右は玄倉集落、そして左は丹沢湖を玄倉川橋で対岸の北岸道路 に渡っている)を左に進み、丹沢湖を玄倉川橋で渡る。 橋を渡って左折して北岸道路を走る。 ちなみにこの北岸道路は千代ノ沢園地まで一方通行なので、北側の大仏大橋や 中川橋からは入れない。 少し走って最初の大きな橋が「今日沢橋(こんにちざわばし)」で、橋の両側に 沢名と橋名が書いてあるので間違わない。 ∈F沢橋の左側から護岸堤をつけた明瞭な径路があるのでこれを使う。 3つ目の堰堤上で径路から沢に下りて遡行開始。 4つ目の堰堤を左から巻くと、次の堰堤は唯一石積み堰堤だ。 左から巻き落ち口に一歩ばかりトラバースして越える。 標高365mは変形三俣状でいずれも堰堤を架けている。 本流の左俣は西北西を一旦向き、河原上はミツマタの群生が春を待っていた。 2つの堰堤は右側から巻き、次の2つの堰堤は右から越えると 標高400m二俣状。 右の沢は涸れており、この辺りで堰堤群から解放され、ようやく自然の沢 らしくなってきた。 I弦400mで左の沢に入ると、可愛い1m小滝が連続し、ようやく滝らしい滝 3mが出てくる。 左手のトラロープ沿いに登って越えると、標高420m二俣状。 右は浅い涸れ沢で、左の本流はくの字状1.5m小滝。 少し空いて3条1.5m小滝、そして連続するように3×15m小ナメが出てくる。 ど弦470mで沢は北西から北北東へ向きを変え1.5〜2mの小滝を4つほど 越せば少し大きめの滝が登場。 2段5m(下段3m、上段2条1.5m)だが、右手のトラロープ沿いに 卦蕁櫃曚匹播个譴襦 1.5mと逆Y字2mを攀じると、今度は高い滝筋が現れる。 下から見ると4m+1m+7m+小滝と4段構成だ。 斜度も60〜70度ほどなので行けそうに見えるため一旦取付いた。 4mは右隅からで卦蕕曚鼻 7mのルートをオブザベーションし左から取付くが、スタンスにしたい岩が 半分くらい脆く崩れる。 2mほど登ったところでナーバスになり止める。 さて、どうしたものか?といろいろ思案する。 先ほどの4m滝も懸垂下降するような木はないし、降りるとすればクライム ダウンしかない。 左手のルンゼへのトラバースも考えたが、ホールドはボロボロだし×。 選択肢は直登するか、クライムダウンするかの二者択一しななさそうだ。 う〜ん今回はちょっと安直だったな、と反省。 結局クライムダウンとするが、壁に向かい合うように下りるとスタンスが 見えなくなるので、脆いホールドを押さえつけられるよう壁を背にして 降りた。ここが今日の核心だった。 仕切り直して2段5m滝の上まで戻り左岸側の尾根を目指し、落ち口を目指して トラバースして高巻いた。 落ち口へのトラバースの二歩が脆いザレで少し悪かった。 落ち口から下を見るとどうやら6段構成のよう。 下から4+1+7+2+2+3m(正確には不明)と6段19mという感じ。 まぁ登らなくてよかったのかもしれない。 3m赤壁&緑苔滝を左から小さく巻き、2m小滝を右から小さく巻き越すと 先ほどの滝よりもやや斜度のある一筋の3段15m滝が出てきた。 もう先ほどのような轍は踏まないと、左岸を一旦戻るように巻き始め 斜面を落ち口へ割と明瞭なシカ径を使ってトラバースする。 この上流で水は涸れ、幅広の段差より上はミツマタとカヤトの密生のため しばらくは藪の右寄りをシカ径を追って沢と並行しながら登るが、 右手のスズタケ帯をトラバースし続け、今日沢左岸尾根に乗った。 今日沢左岸尾根は標高615mまでスズタケ密生しているが、そこより下部は 下草のほとんどない広葉樹尾根で割と快適に下りられた。 あとは登りはじめる前にチラッと見た単管と石段に下りられるよう、 今日沢橋より150mほど東側を目指して地図読みしながらドンピシャ下降。 ■丹沢限定沢登り記録集 http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html |
写真
撮影機器:
感想
今年の草鞋納めは冬型も少し緩み、丹沢湖畔北岸の今日沢へ行く。
今年たぶん66本目の沢。
丹沢だけならたぶん218本目の沢。
(あとで数え直そ)
丹沢湖畔北岸3部作(と勝手に呼んでいる)「ヘイロク沢」「境沢」「今日沢」のうち
前2作は4年前に遡行しているが、
この3部作は短く水量も少ないけれども、いずれも10m級の滝を1つか2つ架けている。
今回遡行した今日沢の滝がその中でも一番落差があるかもしれない。
Co530m辺りの(下からは4段しか見えない)滝は60〜70度くらいの斜度なので
一旦登りだしてはみたが、3段目7×10mは案の定一部岩が脆く、ガバもないので
思案した挙句、壁に背を向けてのクライムダウン。
通常は壁に向かい合うのだが、それだと足元の微妙なスタンスが見えないので
苦肉のそして恐怖のクライムダウンであった。
少し戻って左岸から巻き、落ち口へトラバース。
落ち口から下を覗くと、4段ではなくてどうも6段であった。
結局登らなくて正解か。
もう一つの大きな滝はCo600m辺りの15m滝。
先ほどの6段19m滝よりは斜度があるのでさっさと左岸を巻き落ち口へ出た。
これより上流は水も涸れ、段差の上流はミツマタとカヤトの藪になっていたので
ここで遡行終了。
下山予定にしていた今日沢左岸尾根を読図しながら案外快適に降りた。
今年も一年楽しくも緊張感と経験値をありがとうー、丹沢山塊。
さぁ明日はクライミング納めに湯河原だ。
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