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Yamareco

記録ID: 5672818
全員に公開
沢登り
中国山地西部

筒賀鷹ノ巣山 色梨川オシガ谷〜サリヤマ谷

2023年07月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:12
距離
6.5km
登り
727m
下り
760m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:25
休憩
0:47
合計
7:12
距離 6.5km 登り 727m 下り 760m
9:15
4
色梨林道起点
9:19
9:29
90
おしが谷出合
10:59
11:05
120
おしが谷二俣
13:05
13:20
77
鷹ノ巣山
14:37
14:47
82
サリヤマ谷二俣
16:09
16:15
12
サリヤマ谷出合
16:27
色梨林道起点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道488号から湯来温泉で県道41号に入り、色梨橋手前で右の旧道に入り、色梨林道起点付近に駐車。色梨林道を西に進み、おしがたに橋から入渓。
コース状況/
危険箇所等
鷹ノ巣山付近には一般登山道はないが、テープの目印はある。笹藪が濃い部分もあり。
その他周辺情報 湯来温泉。
色梨林道を少し歩き、おしがたに川にかかる橋より入渓した。ミニゴルジュの2mは左をへつった。
2023年07月02日 09:29撮影 by  503SH, SHARP
1
7/2 9:29
色梨林道を少し歩き、おしがたに川にかかる橋より入渓した。ミニゴルジュの2mは左をへつった。
3m滝を越えると、植林小屋が見え、まもなく林道が右岸から左岸に横切るので、そこまで林道を辿ってもよい。
2023年07月02日 09:32撮影 by  503SH, SHARP
7/2 9:32
3m滝を越えると、植林小屋が見え、まもなく林道が右岸から左岸に横切るので、そこまで林道を辿ってもよい。
広い淵をもつ2m。谷の下部は植林帯だが、渓畔林も残る。
2023年07月02日 09:37撮影 by  503SH, SHARP
7/2 9:37
広い淵をもつ2m。谷の下部は植林帯だが、渓畔林も残る。
5段のナメ滝。
2023年07月02日 09:51撮影 by  503SH, SHARP
1
7/2 9:51
5段のナメ滝。
谷が屈曲し、両岸が立ってゴルジュぽくなったが、ゴーロで通過は容易。
2023年07月02日 10:14撮影 by  503SH, SHARP
7/2 10:14
谷が屈曲し、両岸が立ってゴルジュぽくなったが、ゴーロで通過は容易。
3m斜瀑。今日は水量が多いようだ。
2023年07月02日 10:24撮影 by  503SH, SHARP
7/2 10:24
3m斜瀑。今日は水量が多いようだ。
ナメ滝の奥に幅広の2m。
2023年07月02日 10:50撮影 by  503SH, SHARP
7/2 10:50
ナメ滝の奥に幅広の2m。
二俣付近は谷が狭まりゴルジュ状に。
2023年07月02日 10:59撮影 by  503SH, SHARP
7/2 10:59
二俣付近は谷が狭まりゴルジュ状に。
3mチョックストーン滝は、両岸が立ち、この谷では登りがいのある滝で、釜に入り、右の水流際のホールドを拾って登った。
2023年07月02日 11:15撮影 by  503SH, SHARP
1
7/2 11:15
3mチョックストーン滝は、両岸が立ち、この谷では登りがいのある滝で、釜に入り、右の水流際のホールドを拾って登った。
唯一の大滝である8mは右の草付きから巻いて落ち口に出た。
2023年07月02日 11:19撮影 by  503SH, SHARP
7/2 11:19
唯一の大滝である8mは右の草付きから巻いて落ち口に出た。
源流に近ずくと、傾斜が増し小滝が続くようになる。この3mは両岸が立って結構バランスを要した。
2023年07月02日 11:20撮影 by  503SH, SHARP
7/2 11:20
源流に近ずくと、傾斜が増し小滝が続くようになる。この3mは両岸が立って結構バランスを要した。
巨大なチョックストーンの3mはシャワークライムで越えた。
2023年07月02日 11:29撮影 by  503SH, SHARP
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7/2 11:29
巨大なチョックストーンの3mはシャワークライムで越えた。
5mは右から巻いた。
2023年07月02日 11:50撮影 by  503SH, SHARP
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7/2 11:50
5mは右から巻いた。
この4mは直登した。
2023年07月02日 11:55撮影 by  503SH, SHARP
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7/2 11:55
この4mは直登した。
源頭の自然林とコアジサイの花。
2023年07月02日 12:18撮影 by  503SH, SHARP
7/2 12:18
源頭の自然林とコアジサイの花。
最後は腹くらいの笹藪を漕いで稜線に立つ。いい雰囲気の場所。
2023年07月02日 12:43撮影 by  503SH, SHARP
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7/2 12:43
最後は腹くらいの笹藪を漕いで稜線に立つ。いい雰囲気の場所。
980mピーク(鷹ノ巣山)の標柱。
2023年07月02日 13:05撮影 by  503SH, SHARP
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7/2 13:05
980mピーク(鷹ノ巣山)の標柱。
サリヤマ谷に笹を漕いで下る。源頭のトチの大木。
2023年07月02日 13:47撮影 by  503SH, SHARP
7/2 13:47
サリヤマ谷に笹を漕いで下る。源頭のトチの大木。
トイ状5mは右岸を小さく巻き降りた。
2023年07月02日 14:01撮影 by  503SH, SHARP
7/2 14:01
トイ状5mは右岸を小さく巻き降りた。
連瀑帯となる。
2023年07月02日 14:03撮影 by  503SH, SHARP
7/2 14:03
連瀑帯となる。
5m幅広滝と小滝。
2023年07月02日 14:08撮影 by  503SH, SHARP
7/2 14:08
5m幅広滝と小滝。
3m滝は、右岸をクライムダウンした。
2023年07月02日 14:13撮影 by  503SH, SHARP
7/2 14:13
3m滝は、右岸をクライムダウンした。
二俣。右俣を下ってきたが、左俣が、猿山越に突き上げる枝谷だ。
2023年07月02日 14:27撮影 by  503SH, SHARP
7/2 14:27
二俣。右俣を下ってきたが、左俣が、猿山越に突き上げる枝谷だ。
幅広の2条3m。右側を降りた。
2023年07月02日 14:54撮影 by  503SH, SHARP
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7/2 14:54
幅広の2条3m。右側を降りた。
下には素晴らしいナメの連瀑となる。
2023年07月02日 14:55撮影 by  503SH, SHARP
7/2 14:55
下には素晴らしいナメの連瀑となる。
30m続くナメ。美しいナメが飽きるほど続く。
2023年07月02日 14:59撮影 by  503SH, SHARP
7/2 14:59
30m続くナメ。美しいナメが飽きるほど続く。
3m斜瀑。岩盤が張った谷だ。
2023年07月02日 15:24撮影 by  503SH, SHARP
7/2 15:24
3m斜瀑。岩盤が張った谷だ。
この谷唯一の大滝7mは、ひょんぐりの滝で、広くて深い釜を持ち迫力がある。右岸のバンドから下降できる。
2023年07月02日 15:29撮影 by  503SH, SHARP
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7/2 15:29
この谷唯一の大滝7mは、ひょんぐりの滝で、広くて深い釜を持ち迫力がある。右岸のバンドから下降できる。
少し高いところから7m滝の全景を見る。
2023年07月02日 15:33撮影 by  503SH, SHARP
7/2 15:33
少し高いところから7m滝の全景を見る。
トイ状ナメ滝。
2023年07月02日 15:40撮影 by  503SH, SHARP
7/2 15:40
トイ状ナメ滝。
3m滝の下には大岩。花崗岩で水がきれいだ。
2023年07月02日 15:50撮影 by  503SH, SHARP
7/2 15:50
3m滝の下には大岩。花崗岩で水がきれいだ。
大きな釜を持つ小滝が続き美しい。
2023年07月02日 15:58撮影 by  503SH, SHARP
7/2 15:58
大きな釜を持つ小滝が続き美しい。
撮影機器:

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 渓流シューズ 虫よけネット 防虫スプレー
備考 ロープは使用せず。

感想

その昔、湯来の打尾谷から上筒賀に抜ける道は二つあり、ひとつが猪股越で、もう一つが猿山越である。猪股越は現在は県道41号線になっているが、猿山越の道は失われている。打尾谷川の上流を色梨川といい、色梨林道が熊押峠を越えて栗屋郷川まで延びている。色梨川の左岸支流にサリヤマ谷があり、左俣が猿山越に続いている。猿山越の筒賀側は、奥の原谷支流のサルヤマ谷である。また、サリヤマ谷の源頭の980mピークは地形図では無名であるが、鷹ノ巣山といい、地形図の鷹ノ巣山989mは栃山が正しい呼び名のようである*。猿山越は鷹ノ巣山とその南の936mピークの鞍部とされる。サリヤマ谷沿いに峠道があったのであれば、それほど険しい谷とは思えない。今回サリヤマ谷のひとつ下流の、オシガ谷を遡行し、鷹ノ巣山を越えてサリヤマ谷の右俣を下降してみた。オシガ谷、サリヤマ谷とも、比較的傾斜が緩く、花崗岩の美しいナメが続く谷であったが、惜しむらくは長いわりに大滝が少ないことである。それでも、サリヤマ谷の7mひょんぐり滝は滝つぼも大きく見事であった。両谷とも、下部は植林帯だが、源頭付近は自然林が美しい。鷹ノ巣山頂上は展望なく、羽虫が多かったが、虫除けネットが役に立った。なお、サリヤマ谷の名称は、桑原良敏「西中国山地」から、オシガ谷の名称は色梨林道にかかる橋の銘板から取った。「西中国山地」によれば、鷹ノ巣山を越えた反対側の奥の原谷にもオシガ谷がある。偶然だろうか。
*https://yamaaruki.sakura.ne.jp/06/060102-sumamo.htm?_sm_au_=i2sPf3rfHs22FSQHML8tvK34L00HF
「現在筒賀村で鷹の巣山と呼んでいる山はタカノス谷の水源にある980メートルの峯である。その近くにある989.0メートル峯の点称は狢襪料祗瓩任△襪、現在この山は馬越、坂原ではともに栃山と呼んでいる」(「西中国山地」桑原良敏)。
猿山越は猿の居る峠でなく、「猿でないと通れない急峻な場所」(「西中国山地」)という。

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