剱岳(術後三ヶ月半リハビリ検定)

2023年07月05日(水) [日帰り]

• GPS: 09:50
• 距離: 17.2km
• 登り: 2,557m
• 下り: 2,545m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:03
• 休憩: 1:47
• 合計: 9:50

距離 17.2km 登り 2,557m 下り 2,553m

0:01 スタート地点
0:31 松尾平
1:31 1:36 早月尾根標高1600m標識
2:18 2:21 1920.9m三角点
3:01 3:12 早月小屋
4:06 4:21 標高2600m標識
5:01 5:15 標高2800m標識
5:34 5:47 カニのハサミ
5:50 5:56 剱岳
5:59 6:10 カニのハサミ
6:24 6:28 標高2800m標識
7:02 7:06 標高2600m標識
7:41 7:51 早月小屋
8:15 8:19 1920.9m三角点
8:48 8:54 早月尾根標高1600m標識
9:32 9:33 松尾平
9:51 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

馬場島荘

コース状況／危険箇所等

2800mあたりの登山道が崩落していてヤセているので通過注意

写真

7/4 15:26

術後3ヶ月半が経ち右足はまだ浮腫があり膝は腫れているがジョギングレベルでも痛みは出なくなった

7/4 16:18

昨日の診察で折れた脛骨と腓骨は骨癒合ができているという嬉しい知らせが、急遽剱岳でリハビリ検定をすることにした。

7/4 23:36

馬場島手前の伊折橋で満月に照らされた剱岳がドン、行くしかない！

7/4 23:56

コーエーと待ち合わせて深夜0時ジャストに馬場島をスタート

7/5 0:00

今の自分に勇気を与えてくれる。

7/5 3:09

丸山着、何とか3時間は切れた、薄っすら剱岳が見える

7/5 3:33

振り返れば富山市の夜景が

7/5 3:34

早月尾根右手には満月と奥大日岳

7/5 3:36

左手には小窓尾根がドン

7/5 3:37

小窓尾根上部

7/5 3:44

正面には剱岳、威圧感すごし

7/5 3:47

剱岳北方稜線、今年は怪我で行く機会がなかった

7/5 3:47

ギザギザ小窓尾根、また行く機会はあるか？

7/5 3:52

徐々に小窓尾根も白んでくる

7/5 3:52

後立山も見える

7/5 3:54

剱岳も白んできて更に威圧感が増す

7/5 3:56

満月と奥大日岳

7/5 3:59

空がドンドン赤くなる

7/5 4:09

前から小窓尾根、北方稜線、後立山の順

7/5 4:10

毛勝方面

7/5 4:14

夜明け前の剱岳も素敵です

7/5 4:16

残雪まだまだあります、今日は緩んでいたが硬いと危険な場所も多い

7/5 4:16

朝日が登る

7/5 4:17

今日もマンダムな朝だ

7/5 4:20

空が時々刻々と変わるので見惚れて前に進まない

7/5 4:22

コーエーと毛勝三山

7/5 4:24

朝の剱岳はこんなに綺麗だったんだ

7/5 4:24

朝焼けと小窓尾根

7/5 4:26

早月尾根に朝日が当たる

7/5 4:26

池ノ谷側は雪びっしり、滑落したらどこまでも落ちる

7/5 4:33

朝日

7/5 4:33

残雪と毛勝三山

7/5 4:33

先行のトレラン若者

7/5 4:34

奥大日方面にも朝が来た

7/5 4:34

朝日を見惚れるコーエー

7/5 4:35

空も青い

7/5 4:35

素敵な空

7/5 4:37

早月尾根この時期高山植物の盛り

7/5 4:43

黒ユリ

7/5 4:44

高山植物

7/5 4:47

日本海も見える

7/5 4:47

コーエー余裕、単独なら6時間半で往復するようです

去年の話ですが…（581）

7/5 4:51

奥大日と朝日

7/5 4:56

雷鳥さん

7/5 5:03

すっかり明るくなった剱岳

7/5 5:03

2800mからの剱岳

7/5 5:03

長次郎の頭から朝日が出た

7/5 5:08

日本海を見るコーエー

7/5 5:08

もうちょいだ

7/5 5:13

早月尾根を振り返る

このすぐ下が崩落個所

7/5 5:17

2850m

7/5 5:29

カニの横ばい

7/5 5:44

山頂からの剣沢

7/5 5:50

ゴール

7/5 5:51

ここから池ノ谷にダイレクトに滑走した人もいるんだよ

7/5 5:54

YSHR先生ゴール

7/5 5:55

コーエー

7/5 5:56

YSHR

7/5 6:07

下りの鎖場

7/5 6:13

ここの雪渓はヤバいので乗らずに脇を岩伝いに進む

7/5 6:15

ここならアイゼン要らず

7/5 6:18

カニの横ばい

7/5 6:39

高山植物

7/5 7:05

帰りも雷鳥さんに出会う

7/5 7:20

さらばじゃ

7/5 7:30

小屋が見えて安堵

7/5 7:49

早月小屋

7/5 8:07

池塘

7/5 9:30

立山杉の主

7/5 9:50

この急階段を降りればゴールはすぐそこ

7/5 9:51

ゴールの新看板

7/5 9:57

検定合格！

撮影機器：

DSC-RX100M3 SONY

iPhone 13 Pro Apple

感想

YSHR

昨日久しぶりに整形外科を受診したところ術後3ヶ月半で右足の折れた脛骨・腓骨とも骨癒合ができているという嬉しいお言葉、むむ、、秋までに早月尾根を日帰りする計画を前倒しして急遽コーエーを誘ってリハビリ検定を行うことにした。剱岳が日帰りできればもうどこの山も登れるはずだ。目標は登り6時間、下り4時間で10時間切りを目指す。

深夜0時蒸し暑い早月尾根を汗をかきながらガシガシ登って行く。今日はたっぷりの水や食料、アイゼン、ダブルウィペットなど荷は嵩んだ。富山の夜景を見ながらガシガシ登って行く。深夜でも汗が噴き出す。10分で80-100mのペースだった。

早月小屋には誰もいなくてテントも皆無だった。帰りの水やエネルギーをデポしてさあアタック、一人単独の若いトレラン風の方が追い付いてきたので先に行ってもらった。

3時半を過ぎて小窓尾根方面の空が徐々に赤く染まり素敵な朝を迎えた。朝の剱岳の写真はとても素敵だった。所々残雪があるがウィペット2本あれば安心できた。アイゼンはしっかりした物を持参したがうまくルートを選べば結局行きも帰りも使う場面はなかった。この時期の早月尾根は高山植物も多くて楽しかった。

そこそこのペースだったが右足は頑張ってくれて登りでは痛みはなかった。山頂には6時前に着いて天候も良くて大展望を満喫した。問題は帰りだがあえて負荷を掛けながらガンガン降りて行く、どこで痛み出すか心配だったが連日自宅でハードなリハビリを続けていたため腫れはあるが痛みは出なかった。

山頂から早月小屋まで1時間40分、さらに馬場島まで2時間弱でトータル9時間52分で目標の10時間切りは達成できて大満足であった。

剱岳の早月尾根は今年の大きな目標だった。これで自信がついたのでこれからの盛夏は沢を絡めたハードなバリコースに挑戦してみよう。次の山スキーシーズンまでには完全復活できれば良いがそのためには更にリハビリの強度を上げなくてはならない。

やるしかない！

route581

先生のお誘いで剱岳へ

丁度行こうかと考えていたのでいいタイミングだけど先生は今年中に早月尾根往復が目標とブログで見たので驚いた。

残雪状況がわからないのでしっかりしたトレッキングシューズと10本アイゼン、ウィペットでおまけにチェンスパイクも持っていくことにした。前日仕事が忙しくほぼ寝る時間もないまま馬場島へと向かう。少しくらい遅れてもいいよと言われていたが着いたら丁度支度中だったので同じ時間に登り始める。

下は蒸し暑く半袖で丁度よかったが次第に冷たい空気に変わってきたのでさらに快適に。今まで夏の終わりから秋にかけての時期にしか来たことがなかったので西尾平までの藪やハクサンイチゲ、クロユリなどたくさんの高山植物が見れたのも新鮮だった。

残雪は思ったほどなくていい感じに緩んでいるのでツボ足のまま最後まで通すことが出来た。カニのハサミを過ぎた雪渓は岩と雪渓の間の窪みを利用して登ると安全だった。そこよりも手前の崩落した登山道の方が危なかった。

登りは全く問題なく行動されていたが下りはどうなるかと思ったが全くかばうこともなく荷重をかけて下山されていたのでかなり脚の状態は良くなっていると思った。

今日は荷物も重かったし久しぶりの早月尾根で意外と疲れた。ゆっくり回復してまた来たい。

コメント

greenpower

YSHR様、
ご無沙汰しています。
術後3ヶ月半で早月尾根を10時間以内でピストンするのは、順調なリハビリと地力の違いを感じます。
私もテント泊で早月尾根から平蔵谷〜源次郎谷を繋いで早月尾根に下る計画をしていますが、休みと天候が合わず苦戦しています。剱岳を雪山納めに考えているので梅雨の時期は難しいです。

YSHR

greenpowerさんレスありがとうございます。
今の自分がどれだけ回復したかを確かめる最適な山は剱岳以外にはないと思っていました。当初秋までにと考えていましたが思ったら今でしょうと言うことで本日挑戦しました。平蔵〜源次郎楽しそうですね。平蔵がズタズタになる前に頑張ってください。記録楽しみにしています。

clifflee

YSHR先生
いつも楽しく拝見させて頂いております。
それにしても、手術後３ヶ月半で剱岳日帰りですか！
しかも、10時間切りで。やはり、怪物ですね！(失礼致しました)

YSHR

cliffleeさんレスありがとうございます。
剱岳の早月が行ければもうどの山でも行けるので気持ちがかなり楽になりました。最近足の骨折のおかげで得たものがかなり多くあるんじゃないかと実感しています。骨折直後の絶望感を思い出すと今は本当に幸せです。まだ完治ではないですが今後も頑張ってリハビリの強度を上げていこうと考えています。