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Yamareco

記録ID: 56816
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

甲武信岳 毛木平・十文字峠

2009年11月22日(日) ~ 2009年11月23日(月)
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YAMA555 tonbou その他5人
GPS
29:35
距離
14.5km
登り
1,192m
下り
1,191m

コースタイム

1日目(5時間15分)
9:50毛木場駐車場10:10→ナメ滝12:20→13:35千曲川源流水源池標13:50→14:40甲武信岳山頂11:50→15:05甲武信小屋(テント泊)

2日目(6時間15分)
甲武信小屋9:10→9:30甲武信岳9:40→10:25三宝山10:40→11:50武信白岩山前衛12:05→13:00大山13:10→13:45十文字小屋14:00→毛木場駐車場15:25
天候 1日目:曇りのち雪
2日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年11月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
毛木平駐車場のトイレは空いてません。

毛木平からの登山道は1700m付近から積雪あるも山頂までアイゼンは必要ありませんでした。千曲川源流へと続く沢音が心地良い気持ち良い道です。

途中数回丸太上の橋を渡るので凍結に注意。

ほとんど展望は無いですが、千曲川源流最終地点に立てるのは嬉しいですね。

甲武信小屋から山頂までは20分程度で登れるので、早朝の景色を見に行ける距離だと思います。

三宝山から十文字峠までは雪はそれほど無いです。結構急斜面があって面白いコースです。

武信白岩岳は現在登れないようです。その前のピークから見ると山頂に道標が立っているので登りたいですが、ロープが張られていました。

三宝山、十文字峠にはしゃくなげが沢山有り、季節には素晴らしい花を咲かせるでしょう。今年はイマイチ花が良くなかったので、来年は結構見頃なんじゃないでしょうか。

大山からの展望がなかなか素敵でした。

帰りに日帰り温泉可の「鹿の湯」で温まりました。550円でした。
毛木場付近
千曲川上流
千曲川源流水源
更に登る
国師との分岐
1日目は降雪で展望なし
1日目は降雪で展望なし
甲武信小屋
早朝の金峰、奥に北ア
早朝の金峰、奥に北ア
早朝の北ア
頂上道標と富士山
頂上道標と富士山
頂上から富士山
三宝山から
上州の景色もよし
上州の景色もよし
佐久の草笛で食べた超大盛り
佐久の草笛で食べた超大盛り

感想

石楠花の季節にと思っていた今年でしたが、初夏の悪天のため叶わなかった甲武信岳。

★千曲川の源流を辿って
佐久ICを降りて梓山に行く道中は唐松の樹林帯が多く秋の見頃時期には素晴らしい景色を堪能できるだろう。残念ながら既に紅葉は終わっていたが、西の方には八ヶ岳が尾根を白くして雄大さを誇っている。

毛木平からの登山道は千曲川源流に向かい川沿いの登山道となる。道は比較的緩やかで歩きやすい。川は一部凍結しており普段とはまた違った姿を見せてくれた。1700m付近を過ぎると登山道は雪が現れ、今年初の雪道へと姿を変える。白く冷たくなる登山道とは正反対に私の心は沸き立ち熱くなった。

千曲川源流水源までたどり着くと一面は真っ白。水源は湧き水程度でこれが日本海に流れる時には雄大な姿になっていると思うと貴重な場所にたどり着いた嬉しさがこみあげてくる。一口啜った水は思ったほど冷たくなかったが、美味しかった。

暫く登り上げると国師からの縦走路にたどり着き、左へ道を取り頂上へ登る。ガスは切れず視界は全くなかったので、早々に甲武信小屋へと向かう。本日は小屋はかなり混んでいるようだ。
テン場は3組張っていたが、それほど混んでいなかったため、良い場所に設置できた。日本酒に焼酎となんとも居心地の良いテント泊であった。お手洗いは外からも入れ、靴を履いたまま用を足せる場所もあるので非常に楽。樹林の中なので風に飛ばされることも無いと思う。

★十文字峠を目指して晴天の登山道
2日目、テントを出ると夜の降雪で5cm程度積もっていた。空は若干雲がかかっているが、ご来光を一目見ようと5:45山頂へと急ぐ。頂上に立つとようやく東側が見えるようになるが地平線がピンクに染まっているの雲に覆われ日の出を拝むことが出来なかった。南−西側を見ると昨日は見えなかった富士、そしてピンクに染まった空の下、八ヶ岳の山並みが素晴らしい。金峰の五丈岩も確認できた。

一度小屋まで戻り、朝食を取ってテントを撤収。周りは既に出発した後だが今日は帰るだけなのでゆっくりと準備した。
再び頂上に立った時には、雲は晴れ青空の下近くから遠くの山々まで遠望できた。全員が感嘆しこの素晴らしい景色を共感できたことを喜び合った。単独行と違って喜びを分かち合えるメンバーがいるというのはいいものである。後ろ髪引かれる思いで十文字峠を目指す。

第一ピークの三宝山に到着すると石楠花の木が生い茂っていて季節には素晴らしい花畑となること受けあいだ。三宝岩、甲武信岳、富士山を眺められる良い山である。三宝山を下ると雪がほとんどなくなったためアイゼンをはずして行動を始めた。

第二ピークの武信白岩前衛から見ると三宝山は本当に雄大な山だった。甲武信岳が三角形って感じだと、半円形に大きい山なみ。

第三ピークの大山に来ると今年登った両神山、浅間隠、妙義、赤岩・大ナゲシと上州の山々を展望でき、自分が登った山が繋がっていく楽しさを感じる。十文字への下りは鎖場が数メートル続くが、慎重に下れば問題ない場所だ。

十文字峠の小屋前にはこれまたしゃくなげが生い茂り、花咲く季節が楽しみだ。ここからは樹林帯を下るのみ。それほど急じゃないが結構上り下りしているので、十分に注意しながら下る。

沢の音が聞こえてきたら毛木平もすぐそこ。一里観音で無事の下山を感謝し駐車場まで15分程度歩いた。

甲武信の十文字峠コースは、今年登った鳳凰三山の地蔵から広河原に降りるコースと似てピークに急登と結構楽しいコースで大満足。来年以降、石楠花の季節に西沢渓谷からピストンしてみたいものだ。できれば金峰〜国師〜甲武信の縦走もチャレンジしたい。

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