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Yamareco

記録ID: 56841
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無雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

平ヶ岳 鷹ノ巣尾根コースピストン 紅葉が見事

2009年10月10日(土) [日帰り]
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YAMA555 tonbou その他1人
GPS
13:00
距離
19.0km
登り
1,337m
下り
1,337m

コースタイム

コース:13時間
自宅発→西那須野IC→0:50鷹ノ巣側登山口4:00→6:15下台倉山→7:15台倉山→7:30台倉清水→8:10白沢清水→9:25池ノ岳→9:45平ヶ岳山頂→10:40分岐→11:00たまご石→11:45池ノ岳→12:50白沢清水→13:50台倉山→14:50下台倉山→5:00鷹ノ巣側登山口→清四郎小屋→桧枝岐まるよ(泊)
天候 晴れ→曇り→降雪→雨
過去天気図(気象庁) 2009年10月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
鷹ノ巣側登山口の駐車場までは関越道からも東北道遠いですね。尾瀬方面から来たほうが道が広く走りやすいと思います。駐車場にはトイレなし意外に広かったです。

登山口〜下台倉山は行きは暗くてわかりませんでしたが、尾根歩きで高度感があります。

下台倉山〜白沢清水までは紅葉の素晴らしい景色でしたがとにかく長かった。帰りは雨に打たれながらでしんどかったです。台倉清水の水場は確認しませんでしたが、白沢清水は涸れてました。

沢清水〜池ノ岳は300mの高低差を一気。展望が良くなってきて山頂が見えると感動します。

池ノ岳〜平ヶ岳は今回一番素晴らしい登山行程でした。会津駒も良かったですが、この時期黄金に輝く湿原に続く木道歩きは素晴らしい経験です。玉子岩もこの山の特徴ですね。

池ノ岳あたりで幕営する人もいるみたいです。テントが何棟かはれるスペースが木で作られていました。水は池のものを使うので沸かす必要があるでしょう。

全体的に木道が最近整備されたようでとても歩きやすいコースでした。ただし露や雨、凍結した場合に結構滑って歩きづらくなります。現に今回は凍結、雨とあり特に下山時は大変でした。

行程がかなり長いので是非桧枝岐の民宿に泊まってもらいたいです。温泉、料理が体を癒してくれます。桧枝岐の民宿は2箇所泊まったことありますが、蕎麦、サンショウウオとなかなか旨いです。
せっかく泊まったら桧枝岐舞台を見ましょう。なかなか情緒あって一見の価値有りです。
日の出で紅葉した山が燃えた
日の出で紅葉した山が燃えた
日の出で紅葉した山が燃えた
1
日の出で紅葉した山が燃えた
燧ケ岳と紅葉
白沢清水から登りを眺める
白沢清水から登りを眺める
池ノ岳を目指して
池ノ岳を目指して
平ヶ岳山頂が見えた
平ヶ岳山頂が見えた
姫ノ池は凍っていた
姫ノ池は凍っていた
池ノ岳から山頂を目指す
池ノ岳から山頂を目指す
黄金の湿地帯
山頂は笹に囲まれて
山頂は笹に囲まれて
尖っているのは武尊か
尖っているのは武尊か
一応ここが最終点
一応ここが最終点
玉子岩がちんまりとたたずんでます
玉子岩がちんまりとたたずんでます
玉子岩と自分
下台倉山
下台倉山から続く下山道
下台倉山から続く下山道
登山口にポストあります
登山口にポストあります
登山口から少し銀山平に行ったところにある。
缶バッチありました。
登山口から少し銀山平に行ったところにある。
缶バッチありました。

感想

台風通過後の晴天に期待し、昨年までは長くて遠くてとても無理だと思っていた平ヶ岳を狙ってみました。前日定時ダッシュで家に到着し八時に出発。昨年桧枝岐から燧岳・会津駒ケ岳をやっているので大体の時間は把握してましたが、さすが下道130kmは遠いです。

●大倉山までの紅葉道
朝3時30分(仮眠2時間半)眠気に負けたらこのロングコースを登れないと自分を叱咤し目を覚ます。今回は携帯食と防寒具のみの軽身で4時にヘッドライトをつけて出発。暗い中林道を暫く歩き、抜けると尾根と思われる道になるが暗さのためわからない。次第に傾斜が大きくなってきた6:05頃東の山から日の出を迎え、辺りの姿が浮かび上がる。日の出は登り方向とは丁度反対から。そのため日の光を受け現れた前坂は一面が紅葉し、朝日を浴びて燃えるような赤さ。これほど素晴らしい紅葉は生涯それほど見たことがない。

急勾配の下台倉山まで登りきると白沢清水までは、ほぼ水平な登山道だが何せ長い。平ヶ岳の山頂に向けて尾根が続くが、木道が整備され左側に一面の紅葉と燧岳を満喫しながらの歩きなので疲れはない。ここからは笹原になり登り上げる。

●山頂付近の湿原と池溏
着々と登り上げなだらかになった岩場、左手に平ヶ岳の山頂が見えたので休息を取る。と奥から人の声、そして前方の山頂にも人が見える。はて?最初に出てきたのに先に人?と疑問に思いながらすぐそこの池ノ岳の姫池へ。池ノ岳から山頂までは湿原と池溏に覆われる金世界。巻機、会津駒、田代と山頂に湿原があるが、このような地形は太古の平坦な土地がそのまま隆起した地形だとか、とにかく素晴らしい景色である。

山頂へ向かい歩き始めるとようやく初めての人に出会う。話してみると皇太子が使ったらしい銀山平から途中までバス利用のショートカットコースを利用しているらしい。2時間半で山頂につくとか。ただし林道は私有地のため勝手には入れず奥只見の宿坊に泊まってこそこのコースを使える。6時間以上費やして登ってきたのに一番乗りできないのは非常に残念。やっぱり3時出発にすべきだったか…。
金色の湿原にかけられた木道の一部は今年整備された箇所もあり、寒さで凍っていて滑るのが難点だったがとにかくキレイだ。山頂から眺める至仏に武尊と山々が見渡せ、登って来たのが報われた。

●たまご岩との対面
平ヶ岳ではもう一つ目的がある。それは名物たまご岩を見ること。丘を2つほど越えた所にそれは鎮座していた。岩の上に丸い岩が乗っかっているように見えるが実際は繋がった岩で以外に大きい。まるで雪だるまのようなその姿は愛着すら感じ、長い年月いったい何を見守ってきたのだろうかと思ってしまった。とりあえず頭の岩部分を担いでいるポーズで写真を撮ってみた。

●霰・雨に打たれた下山道
ついつい時間を取ってしまったが、暗くなってしまう恐れがあるので先を急ぐ。と、急に辺りはガスに覆われ白い物が舞い落ちてくる。霰→霙と雪質が変わってきたので急いで防寒服を装着。その後、標高を下げると雨が降ったり止んだりだったが、木道が滑って大変歩きづらい環境になってしまった。急ぎたくても急げない・・・こうなったら楽しむしかない。白沢死水からの下山道はガスに覆われていたが、紅葉した稜線が時々見えては感嘆して写真を撮るの繰り返し。一瞬晴れて虹が見えれば写真を撮る。と、多少時間を気にしながらも紅葉を堪能した。

朝方は暗くてわからなかったが、下台倉山から最後の尾根道がかなりスリリングなルートであると共に本当に長かった。登山口に到着したのはちょうど5時。今までで最長時間となったが、今年は道志縦走、富士山1合目から登頂、南ア縦走、妙高・火打テントとかなり体力ハードにやったので問題なし。

登山口から少し先に行った源四郎小屋でバッチを購入し、一路桧枝岐の民宿へ。桧枝岐の民宿はどこも温泉が引いてあって良い所だ。今回は天気が微妙でぎりぎりまで決定を先送りしてたので、前日に桧枝岐の民宿へ片っ端から電話し、5件目でようやく予約を取ってもらった。桧枝岐の民宿は値段の割にはかなり良いと思う。

翌日天候不順のため田代山はお預けして帰ってきた。来年は初夏の田代山楽しもう。

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