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Yamareco

記録ID: 5721804
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

横尾本谷右股-小槍-大槍、バリエーション連続

2023年07月15日(土) ~ 2023年07月17日(月)
 - 拍手
wantawanta その他2人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
38:30
距離
0.6km
登り
100m
下り
98m
歩くペース
ゆっくり
1.92.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:00
休憩
0:30
合計
10:30
5:15
180
上高地バスターミナル
8:15
8:20
55
横尾
9:15
9:40
65
本谷橋
10:45
60
涸沢出会い
11:45
105
二股
13:30
90
大岩
15:00
45
水流無くなる
15:45
黄金平上部
2日目
山行
10:50
休憩
2:40
合計
13:30
5:00
60
黄金平上部
6:00
6:10
50
横尾根のコル
7:00
95
南岳分岐
8:35
70
中岳
9:45
15
飛騨乗越
10:00
11:45
45
槍ヶ岳山荘(テント)
12:30
12:45
215
小槍基部
16:20
100
孫槍
18:00
18:30
0
大槍
18:00
槍ヶ岳山荘(テント)
3日目
山行
7:50
休憩
0:55
合計
8:45
6:30
310
槍ヶ岳山荘(テント)
11:40
12:30
105
横尾
14:15
14:20
55
明神
15:15
上高地BT
天候 雨-曇り-霧・強風-晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
沢渡の足湯駐車場 1暦日700円
コース状況/
危険箇所等
本谷右股は、左岸(上流に向かって右側)を通しで歩きました。前日まで雨だったので、水量が多く、ロープを出した高巻2回ほど。
 アプローチシューズの内側にビニール袋をつけました。やはり靴はびしょ濡れです。
 雪渓は崩落要注意です。端っこを歩く基本と支流がある時は支流に沿って迂回しないと危険です
 黄金平にはテント泊跡地を期待しましたが、雪渓は冷えそうで避けると、平坦地は全く無かったためゴツゴツした傾斜地に装備を敷き詰めてなんとか寝られるようにしました。ロープが役立ちました。
 コルへはかなりトラバースします。上がりすぎると藪漕ぎになるのでしっかりトラバースするのがいいと思います。
 子槍へのアプローチで大きめのガレ沢をトラバースする手前で数m上がりすぎて不安定な石屑が流れ出し、結果大きな落石を起こしてしまいました。後ろのメンバーを巻き込む寸前でした。トラバースは一人づつが良いと思います。
 小槍〜大槍は、浮石チェックを忘れなければ快適。
小槍はカム不要。カムは、3つあれば十分。0.5-3番の好きなやつがあれば、要所でセットできます。
その他周辺情報 足湯の向かいの ともしび で入りました。 清潔ですが、脱衣所はお風呂と同じスペース。ワイルドな感じです。 でも手軽で便利です。シャンプー、石鹸、タオル付。
雨の河童橋 無人です^^;
雨の河童橋 無人です^^;
新村橋が無い!木も切られている!後で調べてみると臨時橋が架かっており、パノラマルートはいけるようです。
個人的には、いつも工事しているこの辺り、そろそろやめて自然に戻してほしいです。自然に戻せない理由があるなら、もっと腹落ちする説明が欲しいな。
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新村橋が無い!木も切られている!後で調べてみると臨時橋が架かっており、パノラマルートはいけるようです。
個人的には、いつも工事しているこの辺り、そろそろやめて自然に戻してほしいです。自然に戻せない理由があるなら、もっと腹落ちする説明が欲しいな。
横尾です。雨はあがりましたが、まだ天気は良くなく、稜線の風の強さが分かります。
横尾です。雨はあがりましたが、まだ天気は良くなく、稜線の風の強さが分かります。
屏風。いつかはここへ登りたいと思っているうちに歳を重ねてしまいました。 知り合いは今年登って、すごいなぁ
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屏風。いつかはここへ登りたいと思っているうちに歳を重ねてしまいました。 知り合いは今年登って、すごいなぁ
本谷橋から上流方面。左側にいつもの涸沢へ向かう休憩の人たち。
本谷橋から上流方面。左側にいつもの涸沢へ向かう休憩の人たち。
涸沢出合い。 水量の多い本谷でしたが、涸沢はやはり涸れていました。
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涸沢出合い。 水量の多い本谷でしたが、涸沢はやはり涸れていました。
時間と順番があやふやですが、小滝ながら、水量が多く、天気がよいならシャワークライミングしましたが、この天気では乾く保証がなく、憚られましたので、ロープをだして高巻。
時間と順番があやふやですが、小滝ながら、水量が多く、天気がよいならシャワークライミングしましたが、この天気では乾く保証がなく、憚られましたので、ロープをだして高巻。
二股のかなり手前で雪渓が出てきます。この雪渓が切れそうなところで、水がもうないかと思い、汲みましたが、
黄金平の直前も水はジャバジャバでした^^;
二股のかなり手前で雪渓が出てきます。この雪渓が切れそうなところで、水がもうないかと思い、汲みましたが、
黄金平の直前も水はジャバジャバでした^^;
雪渓のアップ写真
雪渓のアップ写真
アイゼン無くても全然平気。基本、アイゼン、ピッケルの類は不要です。持っていかなくて良かった。
(高巻の時に、ハンマーのピックは役立ちました)
アイゼン無くても全然平気。基本、アイゼン、ピッケルの類は不要です。持っていかなくて良かった。
(高巻の時に、ハンマーのピックは役立ちました)
右側が、本谷です。下流に向かって写真をとってます。支流に雪渓があるときは、本流に沿って登ってはいけません。支流側にそっていかないと、案の定、下はスカスカです。
右側が、本谷です。下流に向かって写真をとってます。支流に雪渓があるときは、本流に沿って登ってはいけません。支流側にそっていかないと、案の定、下はスカスカです。
大岩付近だったように思いますが、ちょっと不確かです。
大岩付近だったように思いますが、ちょっと不確かです。
大岩の写真は、ほかの参考記録を参考に。
ちょっとだけ悩みますが、小槍を登れる人は、まったく苦にならないと思います。
大岩の写真は、ほかの参考記録を参考に。
ちょっとだけ悩みますが、小槍を登れる人は、まったく苦にならないと思います。
振り返って。屏風の頭が存在感あります。
振り返って。屏風の頭が存在感あります。
二股を超えた右股の中間地点くらいの写真
二股を超えた右股の中間地点くらいの写真
右股上部
右股最上部
傾斜が緩むと、とたんに、アオノツガザクラのお花畑。いたるところ、このお花でした。
傾斜が緩むと、とたんに、アオノツガザクラのお花畑。いたるところ、このお花でした。
やはりアオノツガザクラ
やはりアオノツガザクラ
やはりアオノツガザクラ
やはりアオノツガザクラ
傾斜がゆるんだあと、左に巻き、右に折れ、アオノツガザクラのお花畑を過ぎて、傾斜がゆるんだ、カールの底のモレーンぽいところにも雪渓。振り返るとこんな感じ。テント張れると思いますが、シュラフもっていない私としては、もっと暖かそうなところを探します。
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傾斜がゆるんだあと、左に巻き、右に折れ、アオノツガザクラのお花畑を過ぎて、傾斜がゆるんだ、カールの底のモレーンぽいところにも雪渓。振り返るとこんな感じ。テント張れると思いますが、シュラフもっていない私としては、もっと暖かそうなところを探します。
雪渓と屛風の頭
雪渓よりさらに一段上がったところ。このあたりの、少しだけ傾斜が緩く、石が少ないところにテントを張ります。だけど、平坦ではなく、決して快適とは言えません。装備を引いて緩和すれば寝るには十分です。
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雪渓よりさらに一段上がったところ。このあたりの、少しだけ傾斜が緩く、石が少ないところにテントを張ります。だけど、平坦ではなく、決して快適とは言えません。装備を引いて緩和すれば寝るには十分です。
トラバースからの小槍、ガスが薄くなり見えてきました!
トラバースからの小槍、ガスが薄くなり見えてきました!
基部からの小槍コルへの1ピッチ目
基部からの小槍コルへの1ピッチ目
ひ孫槍への登り(だと思う)
ひ孫槍への登り(だと思う)
ひ孫と小槍を、孫槍のビレー点から写す。
ひ孫と小槍を、孫槍のビレー点から写す。
大槍への登り
同じく、大槍への登りあと少し
同じく、大槍への登りあと少し
山頂には、大勢の登山者が。
山頂には、大勢の登山者が。
大槍に達してビレーをしているところ。
大槍に、ピトンが一つだけありましたが、登山客の足に隠れて見えなかったので、小ピナクルにシュリンゲで終了点としました。
大槍に達してビレーをしているところ。
大槍に、ピトンが一つだけありましたが、登山客の足に隠れて見えなかったので、小ピナクルにシュリンゲで終了点としました。
3日目の朝。太陽を久しぶりに見ます。良いご来光でした。
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3日目の朝。太陽を久しぶりに見ます。良いご来光でした。
影、槍ヶ岳。みんな気づいていない。隣の女性に教えると、驚いて喜んでました。
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影、槍ヶ岳。みんな気づいていない。隣の女性に教えると、驚いて喜んでました。
モルゲンロートの大喰岳
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モルゲンロートの大喰岳
テント場と乗鞍方面
テント場と乗鞍方面
富士山や南アルプス
富士山や南アルプス
殺生ヒュッテも過ぎ、槍を振り返る。いつも名残惜しい。
殺生ヒュッテも過ぎ、槍を振り返る。いつも名残惜しい。
2日前の朝とは打って変わった河童橋
2日前の朝とは打って変わった河童橋
タクシーも長蛇の列。それでも30分くらいで乗れました。前日はもっとひどかったとのこと。
タクシーも長蛇の列。それでも30分くらいで乗れました。前日はもっとひどかったとのこと。

装備

個人装備
シュラフは持っていきませんでした。 長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 雨具 バラクラバ ザック 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 サングラス ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ スリング ロープスリング シュラフカバー ダウンジャケット
共同装備
カム0.5-3 ハンマー テント一式 ロープ50m2本

感想

涸沢への道で見た黄金平。あそこへ行ってみたいと調べたら、意外と記録が、思いっきり残雪期か秋が中心ですが、ありました。
小槍に登ってみたいと思っていたので、その瞬間2つのバリエーションをつなげるプランが浮かびました。この連続をした記録はあまり見ませんので余計にやってみたくなりました。
何年も、計画時に天気が良くなく中止、今回やっと実行に移せました。
とはいえ、小槍アタックの日も天気がいいわけではなく、翌日アタックも視野に下見に行ったが、取り付きで思ったよりも天気が良さそうなので、食料も水も十分ではなかったですが、そのまま登ってしまいました。

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