川場谷本谷
- GPS
- 13:20
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,199m
- 下り
- 1,048m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 5:23
天候 | 二日とも晴れ。二日目の朝は10度。日中は22度くらいまで上がった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 風呂:川場温泉センターいこいの湯(440円)。内湯一つのみだが、休憩所は広々、食事もできるし安い(牛丼で660円)。 |
写真
感想
久々のhiro-pさん、genterと、haruさん私の4人で御神楽沢を予定するも、初日の天候が微妙で断念。代替の川場谷に。
川場谷は昨年予定したものの天候不良で1日の釣り山行になってしまったので、再チャレンジしたかった場所。ナメパート、中盤の滝と見所が多い、美しい沢だった。今回は私よりレベルが高い人とご一緒させていただいて、いろいろと勉強になることも多い山行だった。
核心は8m滝と聞いていたものの、どちらかというとその後に出てきた滝の方が難しかったように思う(写真のサムネイルに一番難しいと書いてるヤツ)。hiro-pさんはあっさり抜けたっぽかったけど、後続で行ってみると、抜け口のところがハンドホールドがあまりなく(草が生えてはいるもののグラグラ)、ハイステップで上がらないとならなくて、ゴボウ用のロープを出してもらってるのに一回滑ってヒヤっとした。その手前にも男性陣がフリーで抜けた場所で「行けそうではあるけど、念のためにお助け欲しいな〜」と気軽にお願いしたら、実は上部が簡単にお助けが出せるような場所ではなく、あえて難しい左側のラインをメインロープを使って登ることになったりと、お手数をおかけしてしまって恐縮。歴戦のhiro-pさんはともかく、沢はあまり行かないというgenterもルート取りやムーブがすごく的確で、「後ろでムーブをなぞる」ことは出来ても、なかなか自分でこうはいかないよな〜と思う。
ビバーク地点は8m滝の前でもいいか?という話もしていたものの、適地に着いたのは12時半、さすがに早すぎるので遡行を続け、結局1535m付近に縦長なスペースを見つける。4人寝れるような平らなスペースがなかったのだけど、石を平らにしたり土をならしたりで、なんだかんだ良いスペースになった。このあたりの慣れもhiro-pさんの経験ならでは。薪はそれほど豊富ではなかったけど、何本か大きな木があったり、乾いているものが多かったりで、一晩分はかき集めることができた。すでに大量のトンボが飛んでいるからか、虫も少なくて快適な夜だった。(結局どんなにならしても背中に石があたって熟睡まではできなかったけど)
明け方になんとなく寒いな〜と思ってたけど、起きてみたら気温10度で驚き。私は一番沢に近い場所で寝てたからかもだけど、フリース無しではいられない寒さ。でもそれは明け方だけで、陽があがると一気に暑くなる。ツメに入って登っている間は、途中でピンクテープを外してしまったのかガチヤブ漕ぎになったところもあり、本当に暑くてツラかった!登山道に出た瞬間の風が気持ちよかったなー。
男性陣は折角なので登頂するというので、女性陣は先に下山開始。暑いわ眠いわでグッタリしながら歩いてたら、登頂してきた男性陣に思いっきり抜かれた・・・荷物もって走って下るとは、なんたる体力差。下山後は久しぶりに温泉に入り、安くて美味しいごはんを頂いて大満足の休日。やっぱり沢のあとの温泉は贅沢でいいなぁ。
以下、諸々のメモ。
・この沢はヌメると聞いていたので、4人中3人はフェルト。私は今回初めてモンベルのサワーサンダル(フェルト)を投入、2日目に利用してみる。店員さんからは「厚みが出る分、足裏感覚が変わる」とは聞いていたが、まぁペタペタ歩く分には全く問題ない。これで滝の登攀ができるか?といわれると謎だけど、間違いなくヌメりには効いてくれていた。ズレるかんじもない。ただ、「着脱にそれなりに時間がかかる(ワカン程度)」「濡れたあとはすごく重い」というネックはある。ちなみに初日はラバーで過ごしたわけだけど、まぁ遡行はできるものの、ツルツルして気は使う(たまに滑って転ぶ)というかんじだった。
・ツメのルートを間違えると激ヤブになるとのことだったが、肝心な分岐のところでピンクテープがあり、それを見逃さなければ、比較的楽に登れる。つけてくれた先人に感謝。
・今回は無くし物が多かった。コンパスのワイヤーが切れてなくなったのも痛かったけど、プロトレックの竜頭がなくなってしまったのは本当に痛かった。多分、高度を合わせ直した後にきちんとネジを戻し切れてなかったのではと推測。早速修理に出したら、見積もり13,000円(税抜)だった。。こだわりがなければ、プロトレックはデジタル式のほうが絶対良いと思う。。(ちなみに、その他にもハンマーホルスターが分解してしまい、直すのに2時間かかった。。)
・ビバーク地点の整地。かなりデコボコでも、平らな石を丹念に積んでいくと、それなりに平らになる。
・今回は夕食に真空パックの豚の味噌漬けを持ち込む。このシリーズはどれでもあまり外れがない。凍らせたペットボトル一つで、十分丸一日冷却して運べた。乾燥ポテトのポテサラ、意外と乾燥野菜を入れると美味しい。カレーメシも、乾燥野菜をお湯を入れるタイミングで入れるとなかなか美味しい(これは定番入り決定)。
・今回はポリゴネストを利用、ラピッドラッシュ+ペラペラパーカーのみでもあまり寒くなかった。
2年ぶりくらいに山で泊まりました。
なかなか楽しかった。
川場谷は特別難しい所はなく、詰めも間違えなければ快適。
前半はこれと言った見所がなく、ただの河原歩きと言う感じだが、長い滑床が出てきた辺りから渓相も綺麗になり、楽しくなった。
今回のルート取りだと、1535付近で幕営したあとは稜線までは消化試合、暑くて長い一般道下山が3時間なので、車が1台のパーティなら沢下降しても良いかもしれない。
ツメがないと沢登りした感が出なくなりそうだが。
今回は貰い物の冷凍うなぎを焚き火で網焼きにしたが、コレがなかなかの美味でかなり幸せな気持ちになった。焚き火でうなぎ、ありですね。
焚き火に当たって酒を呑みながら、星を見ていたらいつの間にか寝てる。
やっぱり山はコレっすねぇ。
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