爺ヶ岳(チングルマとコマクサ)
- GPS
- 07:25
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,555m
- 下り
- 1,547m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 7:17
天候 | 曇り時々晴れ 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は全般によく整備されていて歩き易い。危険箇所も特になし。チングルマは種池山荘から爺ヶ岳方面に進むと咲いていたが、山荘より下は既に綿毛になっていた。コマクサは爺ヶ岳中峰と南峰の間付近で咲いていた。 |
写真
感想
柏原新道入り口近くの駐車場には4:10に到着。外気温16℃と下界と比べたら涼しい。ハイシーズンなので駐車場の具合を心配したがまだ空きは十分だった。日の出前で暗い時間だったのでライトを点灯して食事と準備をする。駐車場には仮設のトイレがあった。支度の後4:40に行動開始。橋を渡って登山口へ移動する。ヘッドライトは不要な明るさだった。柏原新道を登るのはこれで3回目。Zさんは初めて。最初はとにかく樹林帯を歩いて標高を上げる。登山道は非常に良く整備されていて歩き易いが、登りが続くので決して楽な道ではない。黙々と登るのみ。出発時の気温は16℃程度だったが湿度が高く蒸し暑いので、歩き始めると汗が出る。しかも無風。頑張って歩いて標高を上げて涼しくするしかなかった。樹林帯歩きで展望はほぼないが、時折開けた箇所があり、それらのスポットからは扇沢や針ノ木雪渓などが見えた。でもガスが多くて見えない時間のほうが長かった。多くの登山者を想定していたが歩き始めてもあまり見かけず、自分たちのペースで歩くことができた。気温が高いので小休止の度に水分を補給して熱中症を予防する。花はあまり期待していなかったが、やはり樹林帯歩きの間は多く見かけなかった。出発から約2.5時間以上かけ種池山荘に7:20到着。せっかく稜線に上がったがガスが湧いてしまい、展望はほぼなし。期待した花は、山荘直下にハクサンフウロや綿毛になったチングルマが咲いていた。綿毛になる前のチングルマは、山荘直下ではほぼ終わっていた。今日のメインはチングルマだったのでちょっと嫌な予感がしたが、2時間40分歩いてくたびれたので、山荘の前にあるベンチに座ってしばし休憩する。ここまで2人とも水分のみで何も食べなかったが、ようやくここで食料を口にした。
大休止後爺ヶ岳へ向けて行動再開。周囲は相変わらずのガスだが時折それが取れる。それでも遠くの山々までは見えず。歩き出してすぐにチングルマがそこかしこに咲いているエリアに突入。これを見に来た。これが見たかった。特にZさんはここぞとばかりにスマホのカメラであちこち撮影していた。すっかり釘付けになってしまったが、これが見たくて来ていたので仕方ない。自分も写真を撮りつつ待つ。チングルマゾーンが終わるとシャクナゲがあちこちで咲いていた。今年は行く先々でよく見かける。当たり年なのかもしれない。写真撮影でペースが落ちたが爺ヶ岳南峰を目指す。登山者は見かけるものの渋滞が起きるような状態ではなく比較的空いていた。爺ヶ岳南峰には8:14に到着。少し遅れてZさんも到着。ここまで来れば本当なら鹿島槍ヶ岳や剱立山方面が見えるはずだが、今日はガスが濃くて見えない。お隣の爺ヶ岳中峰は見えるが、それ以外の山々は全く見えない。展望がないので諦めて中峰へ向かう。一旦下るが、下ったところでコマクサが咲いていた。ここで見られるとは思わなかった。Zさんは再びスマホで撮影開始。ここでも釘付けになってしまった。目当てだったチングルマの他にコマクサも見られて良い日だったに違いない。コマクサ鑑賞の後、ひと登りしたら爺ヶ岳中峰に8:33に到着。無人で貸しきりだが相変わらずのガスで展望はほぼない。ここからも辛うじてお隣の南峰が見えるだけ。花は今日はよく見られたが、展望に関しては次第点以下だったと言わざるを得ない。Zさんも無事到着。久々の高山で息が続かないらしい。山頂の岩に腰掛けてしばらく休憩。少しでも雲が退いて展望が広がることを期待した。が、やはり今日はだめだった。爺ヶ岳どうしは見えても、それ以外の周囲の山は全然見えなかった。残念。今日は午後に雨予報があったので早めに帰るべく、9時前に中峰を出発する。結局山頂滞在中は誰も登ってこなかった。
帰りの道は行きと同じ。まずコマクサ見物から。行きも見たはずだがやはり立ち止まってしまう。天気が良ければなお良かった。南峰へ向けて少し登れば後は大きな登りはない。これからどこかへ向かう多くのハイカーとすれ違いつつ下る。雲は着いたり離れたりだが、ぱっと完全に退くことはついになし。下山も山荘近くのチングルマエリアをゆっくり見る。特にZさんは名残惜しそう。9:46に種池山荘に戻る。座って休憩。朝は数名程度しかいなかったが、この時間は多くの人が休んでいた。10時を回ったら下山開始。下り始めるとあっという間に展望も花もなくなる。下っても下っても登りの登山者とのすれ違いが発生した。小屋かテント泊なのだろうか。下りでは50人くらいとすれ違ったと思う。さすが夏山シーズンの北アルプス。柏原新道は一部湿っていて滑り易いところもあるので慎重に下る。展望がないのでただ下をよく見て歩くだけ。標高が下がると共に気温が上がるが、雲が太陽を遮ってくれたので、思った以上は暑くならず。それに樹林帯歩きなのでその点も助かった。下りは特に見所もなく過ぎ12時ちょうどに駐車場到着。路駐も発生していてカオスになっていることを想像したが、思ったよりも空いていた。少し先の扇沢駐車場を利用した人が多かったのかもしれない。
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