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記録ID: 5743983
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ハイキング
東海

ヤナギランを愛でに・・・安倍奥山伏 〜変貌に愕然〜

2023年07月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:31
距離
2.1km
登り
224m
下り
110m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:20
休憩
0:11
合計
2:31
6:39
8
6:47
6:49
9
6:58
14
7:12
22
7:34
7:43
66
8:49
21
9:10
なぜか下りでGPS記録が途切れてしまった。原因不明。
天候 晴れときどき曇り(山中は霧)
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
特に危険箇所は無いが山頂にある木道が痛んでおり、いくつか浮いているものもあったので要注意。
百畳峠。林道勘行峰線はここで通行止め。先は山梨県早川町に通じているのだが、崩壊が激しく、通行できない状態が長く続いている。
2023年07月23日 06:35撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 6:35
百畳峠。林道勘行峰線はここで通行止め。先は山梨県早川町に通じているのだが、崩壊が激しく、通行できない状態が長く続いている。
百畳峠にはトイレあり。
2023年07月23日 06:35撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 6:35
百畳峠にはトイレあり。
昔は山梨県早川町から林道井川雨畑線を上がり、山伏には山頂直下の山伏峠から登っていた。山頂で写真を撮り山伏峠に戻ってこの百畳峠を通り静岡経由で帰宅することもあった。当時は道路状況が悪く、山伏峠と百畳峠の間でパンクし、峠の駐車場でタイヤ交換をした思い出も。
2023年07月23日 06:36撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 6:36
昔は山梨県早川町から林道井川雨畑線を上がり、山伏には山頂直下の山伏峠から登っていた。山頂で写真を撮り山伏峠に戻ってこの百畳峠を通り静岡経由で帰宅することもあった。当時は道路状況が悪く、山伏峠と百畳峠の間でパンクし、峠の駐車場でタイヤ交換をした思い出も。
歩き始めた時には、駐車場には車3台。すでに学校は夏休み、ヤナギランも咲き始めている時期にしては少ないなという印象。
2023年07月23日 06:38撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 6:38
歩き始めた時には、駐車場には車3台。すでに学校は夏休み、ヤナギランも咲き始めている時期にしては少ないなという印象。
登山道は歩きやすく、風情もそこそこあって良いのだが、下草が全く無いのが異様ではある。
2023年07月23日 06:47撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 6:47
登山道は歩きやすく、風情もそこそこあって良いのだが、下草が全く無いのが異様ではある。
2023年07月23日 06:49撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 6:49
霧の樹林帯。昨今どこの山でも似たようなものだが、あまりにも草がない異様な光景・・・もちろん花もない・・・幼木もない。
2023年07月23日 07:08撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 7:08
霧の樹林帯。昨今どこの山でも似たようなものだが、あまりにも草がない異様な光景・・・もちろん花もない・・・幼木もない。
西日陰沢分岐
2023年07月23日 07:11撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 7:11
西日陰沢分岐
西日陰沢分岐
2023年07月23日 07:12撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 7:12
西日陰沢分岐
2023年07月23日 07:14撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 7:14
2023年07月23日 07:18撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 7:18
山頂の様子。この光景は惨状と表現していいはずだ。
2023年07月23日 07:21撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 7:21
山頂の様子。この光景は惨状と表現していいはずだ。
山頂。
2023年07月23日 07:35撮影 by  SO-52D, Sony
1
7/23 7:35
山頂。
山頂。
2023年07月23日 07:36撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 7:36
山頂。
古いのが残ってるなぁ。
2023年07月23日 07:37撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 7:37
古いのが残ってるなぁ。
「ヤナギランなどの貴重な高山植物の保護のため、笹の中に入らないでください」との言葉が虚しい。ヤナギランも笹も今はない。
2023年07月23日 07:45撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 7:45
「ヤナギランなどの貴重な高山植物の保護のため、笹の中に入らないでください」との言葉が虚しい。ヤナギランも笹も今はない。
ボランティアの方がゴミ拾いの作業をされていた。
2023年07月23日 07:46撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 7:46
ボランティアの方がゴミ拾いの作業をされていた。
2023年07月23日 07:46撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 7:46
ネットの内側のヤナギラン群落。
かつてはこれが山頂一面に広がっていたと記憶している。
2023年07月23日 07:52撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 7:52
ネットの内側のヤナギラン群落。
かつてはこれが山頂一面に広がっていたと記憶している。
しかし、この高さのネットでよく鹿が入らないものだ。左側から走ってきてポーンと飛べば簡単に入れるような気がするのだが。
2023年07月23日 07:53撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 7:53
しかし、この高さのネットでよく鹿が入らないものだ。左側から走ってきてポーンと飛べば簡単に入れるような気がするのだが。
ネットの外側に作られた木道。いや、木道の方が先か・・・
2023年07月23日 07:54撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 7:54
ネットの外側に作られた木道。いや、木道の方が先か・・・
2023年07月23日 08:09撮影 by  SO-52D, Sony
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7/23 8:09
ネットの内と外を比べれば。これはもう衝撃以外のナニモノでもない。
2023年07月23日 08:12撮影 by  SO-52D, Sony
1
7/23 8:12
ネットの内と外を比べれば。これはもう衝撃以外のナニモノでもない。
もうちょっと東側・・写真では右側にネットを張って、他の山でよくやっているように、扉をつけて登山道を真ん中に通した方がいいように思える。富士山を撮る人にとってはネットが邪魔になるのかもしれないが、最近は後で消せるからきっと大丈夫www
2023年07月23日 08:14撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 8:14
もうちょっと東側・・写真では右側にネットを張って、他の山でよくやっているように、扉をつけて登山道を真ん中に通した方がいいように思える。富士山を撮る人にとってはネットが邪魔になるのかもしれないが、最近は後で消せるからきっと大丈夫www
20年ほど前の山頂風景
2023年07月23日 15:47撮影
7/23 15:47
20年ほど前の山頂風景
ネットの上からヤナギラン群生俯瞰
2023年07月23日 08:17撮影 by  SO-52D, Sony
2
7/23 8:17
ネットの上からヤナギラン群生俯瞰
アミの上から、あるいは隙間からの撮影はスマホの独壇場だ。
2023年07月23日 08:17撮影 by  SO-52D, Sony
1
7/23 8:17
アミの上から、あるいは隙間からの撮影はスマホの独壇場だ。
ちょっと奇形っすか?
2023年07月23日 08:20撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 8:20
ちょっと奇形っすか?
2023年07月23日 08:20撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 8:20
2023年07月23日 08:20撮影 by  SO-52D, Sony
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7/23 8:20
山頂から下り始めたとき、私よりかなりベテラン風の登山者とすれ違った。「ヤナギランは咲いてます?」と問われ「咲いてますよ、あのネットの中にだけ!」と返答。「昔は一面お花畑だったけどねぇ・・・」 久しぶりに登った方はきっと同じ感想を持つだろう。
2023年07月23日 08:31撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 8:31
山頂から下り始めたとき、私よりかなりベテラン風の登山者とすれ違った。「ヤナギランは咲いてます?」と問われ「咲いてますよ、あのネットの中にだけ!」と返答。「昔は一面お花畑だったけどねぇ・・・」 久しぶりに登った方はきっと同じ感想を持つだろう。
今、直接食害を受けているのは花や下草だけれど、それが無い状態が続けば樹にも影響がでてくるのではないかと思う。そもそも樹が育つこともできない。
2023年07月23日 08:37撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 8:37
今、直接食害を受けているのは花や下草だけれど、それが無い状態が続けば樹にも影響がでてくるのではないかと思う。そもそも樹が育つこともできない。
食害の道
2023年07月23日 08:44撮影 by  SO-52D, Sony
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7/23 8:44
食害の道
2023年07月23日 08:55撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 8:55
山伏小屋に寄ってみた。
2023年07月23日 08:48撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 8:48
山伏小屋に寄ってみた。
中はこんな感じ
2023年07月23日 08:50撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 8:50
中はこんな感じ
2023年07月23日 08:51撮影 by  SO-52D, Sony
7/23 8:51
撮影機器:

装備

備考 ヤマギランはネットの隙間から撮らなければならないので、口径が小さいレンズのほうが好ましい。

感想

 おそらく20年ぶりくらいの山伏。以前は山梨県側から雨畑林道経由で山頂直下の山伏峠まで行くことができたのだが、崩壊のため通行ができなくなって久しい。今日は静岡県側白畳峠から往復。山伏峠からほどではないけれど、登り1時間もかからない楽な山歩きだ。そろそろヤナギランが咲き始めているのではないか、鹿の食害の進み具合、対策はどんな感じなのだろうか・・・と、そんなことをあれこれ考えながら歩き始めた。
 違和感は歩き始めてすぐ・・・下草がほとんど無い。ときおり樹皮を剥がれた樹もみられる。食害レベルは「猛烈」と判定してよいのではなかろうか。登り着いた山頂にも衝撃の光景が広がっていた、かつての笹原やお花畑は、ネットで囲まれた内側だけで、あとは完全な「裸地」。これでは人気が無くなっても仕方がない気がする。
 今、直接食害を受けているのは笹や高山植物などだけれど、下草が失われた森そのものにも遅かれ早かれ影響は出るのであろう。実際、幼木は見当たらず、立ち枯れの木々が目立つ。これからどうなっていくのか・・想像すると暗い気持ちになる。鹿の密度が上がりすぎて、鹿コロナとか、鹿コレラとかの感染症が流行り、一気に減ってくれるのを密かに期待しているのだが、そんな都合のいいことは起こらないであろう。
 ネットの中だけではあるけれど、ヤナギランは咲き始めていた。ひとまず出会えただけでよしとしよう。運が良ければ山頂から富士山をと思っていたのだけれど、それは叶わず。

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