医王山（お楽しみのトンビ岩の激急登でまさかの熱中症？）

2023年07月22日(土) [日帰り]

• GPS: 07:27
• 距離: 14.9km
• 登り: 837m
• 下り: 829m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:05
• 休憩: 2:14
• 合計: 7:19

7:20 医王山ビジターセンター
8:14 8:25 大沼
8:31 8:31 三蛇ヶ滝
8:37 9:22 鳶岩
9:39 9:41 覗乗越
10:17 10:31 白兀山
10:50 10:55 蛇尾山
11:06 11:14 夕霧峠
11:24 11:26 見返りの大杉
11:40 11:40 奥医王山
11:41 11:46 医王山
11:48 11:49 奥医王山
11:52 11:56 医王山
11:57 12:08 奥医王山
12:09 12:14 医王山
12:15 12:17 奥医王山
12:18 12:22 医王山
12:23 12:23 奥医王山
12:35 12:37 見返りの大杉
12:43 12:43 夕霧峠
13:15 13:15 しがらくび
13:30 13:35 覗休憩舎
13:47 13:49 地蔵峠
13:59 14:02 箱屋谷山
14:35 14:38 医王山ビジターセンター
14:39 ゴール地点

天候

晴れ！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

医王山ビジターセンターの駐車場利用

コース状況／危険箇所等

・熊の遭遇情報が多いようです。
・トンビ岩のルートは激急登の鎖場が延々と続きます

写真

7/22 5:15

北陸道の徳光PAで車中泊の朝！熱帯夜にならず快眠出来ました。
綺麗な日の出・・今日の石川県は終日好天猛暑の予報！

7/22 5:16

歩いて海辺に出れるパーキングエリア！
昔は海水浴をしている人もいたような・・

7/22 5:18

白山のスカイラインもスッキリ！
あちらは絶好の登山日和でしょうね・・

7/22 5:23

海辺にコオニユリ

7/22 6:08

今日は三百名山の医王山にアタックします。
「いおうざん」と読んでましたが「いおうぜん」が正しいんですね〜！山陰の大山、蒜山、氷ノ山などと同じでビックリ！

7/22 6:23

今日も対向不可の狭い道です。
朝6時半なので対向車が無いことを信じて進んでます

7/22 6:28

やっと医王山ビジターセンターに到着！
一番乗りでした

7/22 7:15

どのコースで登るかメチャ迷いましたがトンビ岩や大池平を周回しやすそうなこちらからのルートを選びましたが・・
ただ🐻の遭遇多発やらトンビ岩が危険とか・・

7/22 7:18

今日は氷結フルーツが無いのでクールダウンはコンビニで買った氷結ペットボトル麦茶のみが武器です。
🐻対策でラジオ大音量と熊鈴2個で出発します。

7/22 7:31

陽当たり抜群の林道歩きが長い・・もうメチャクチャ暑いです！

7/22 7:47

大池平周回コースの分岐まで来ました。
既に暑さバテしてますが樹林帯なので予定通り周回します

7/22 8:04

ちょっと荒れ気味で草木が鬱蒼とした沢越えのアップダウンもあるコースです。いかにも🐻が出そう・・

7/22 8:08

曲水探勝路は小沼や湿地帯の中を古びた木道が続いていますがスリップ注意です。

7/22 8:13

大池平にある立派な休憩所に着きました。

7/22 8:24

ひっそりとした大沼

7/22 8:30

結構下ってトンビ岩への取り付き！

7/22 8:33

滑りやすい急登が・・ロープ頼みで這い上がります。
もうワクワクドキドキ！

7/22 8:34

今度は「これ垂直やん！」と思わず声が出る激急角度の鎖場・・
ぬめって滑りやすい所もあるので慎重に足場を選びます

7/22 8:38

踊り場のようなところで見下ろすと高所恐怖症の私は背筋とお股がゾワ〜となり、この刺激が癖になる・・

7/22 8:42

しかし鎖を1本登ると・・また上に鎖が・・延々と続きます。
さらに背後から朝日がジリジリと焼き、急激にバテて来ました。
足が上がらず、頭もボーとしてくるし・・ひょっとして熱中症なのか・・？

7/22 8:54

こんな調子なので鎖だけはしっかり握り休み休みでやっとトンビ岩に到着！
結局100m程の高度差の岩壁を次々出て来る鎖を頼りに直登してきました。このルートは涼しい時期に登ればもっと楽しめただろう・・とちょっと後悔

7/22 8:54

ここは眺めは良いんですが風もなく日差しも痛い・・

7/22 8:57

そしてまだ馬の背の危険個所が続きます。頭ボ〜なのでメチャ慎重に歩いています

7/22 9:05

真下に大沼が見えるところまで来ました。
危険個所はほぼ終わったようでホッとしましたが・・

7/22 9:05

頭がボ〜、軽い吐き気や眠気でやはり熱中症のよう・・
この先の日陰の所で休憩・・風が無いので氷結ペットボトルで首を冷やし扇子で10分ほど扇いだら何とかゾンビ状態から回復しました。ここまでの熱中症の症状は初めて体験・・

7/22 9:23

目指す方向には高い峰々・・ちょっとめげる
蓬莱の豚まんのように「氷結シリーズの無い時」の私の弱さが露呈しました。やっぱりメジャーの車で上まで楽々コースにしとけば良かったかな・・

7/22 9:30

気を取り直し、まずはここから55分の白兀山を目指します。
この先は「初心者不向き」や「上級者のみ」の注意書きの分岐多し！
ホンマに舐めたらアカン〜の医王山！

7/22 10:11

途中に獣臭がする所もありラジオを大音量にして黙々と登って・・

7/22 10:12

小兀に着きました。
ここは医王山のメインルートで上の方まで車で上がって来たと思われる元気な登山者が急に増えました。
場違いに汗だくヘロヘロなのは私だけ・・

7/22 10:12

ここは展望が一気に開けるので休憩している人が多いです

7/22 10:12

ギボウシ

7/22 10:12

ウツボクサ

7/22 10:16

金沢の街が目の前に広がります

7/22 10:16

小兀から少し歩いて・・ここが・・

7/22 10:17

白兀山山頂〜！
医王山は複数の峰の総称らしく、ここを医王山山頂とする説もあるらしい・・

7/22 10:25

周りが木々に囲まれているので・・この展望塔に上がれば大展望・・？

7/22 10:26

う〜ん北アルプス方面は雲の中・・

7/22 10:30

辛うじて山座同定盤で見ると薬師岳のようですが・・

7/22 10:40

更に進むと・・右奥に奥医王山が・・
今の私には遙か彼方に見える・・

7/22 10:52

途中の地味なピークが・・

7/22 10:57

蛇尾山山頂〜！
なんですが・・

地図上ではこのピークに医王山の山名が書かれていますし・・

7/22 10:58

医王山の山頂標識もありますね！
もうバテバテなのでここが山頂でエエかなと一瞬ズル考えましたが・・ヤマレコマップでは最高峰の奥医王山が山頂となっているので根性出して先へ進見ます！

7/22 11:11

結構下って下って・・夕霧峠！
ここまで車で来れて立派な展望休憩所とトイレもあります。

7/22 11:12

晴れていると北アルプスが見えるのですが残念！
下にイオックスアローザのスキー場のゲレンデが広がってます。

7/22 11:16

ここから奥医王山への登りは・・今の私にはキツい！

7/22 11:24

山頂か！と思ったけれど見返りの大杉でした・・

7/22 11:29

龍神池
ドロドロそうやし、ここから見学・・

7/22 11:39

地味なアップダウンにも耐えて・・着いた・・ここが・・

7/22 11:40

奥医王山山頂〜！
三百名山41座目〜！

7/22 11:40

一等三角点〜〜！

7/22 11:51

氷結ペットボトルは熱中症の体冷やしで早々に解けてしまったのでクールダウン出来るものがありません。
大好物のハムカツも中々喉を通らずオレンジジュースで流し込みます。氷結フルーツがメチャ恋しい・・

7/22 12:17

展望塔に登るも殆ど展望無し・・残念！

7/22 12:25

ここにも医王山の山頂標識！
やっぱり最高峰なのでここが正解でしょうね！

7/22 12:26

越えてきたトンビ岩やハシゴ坂の「危険」の情報が赤で記載されています。

7/22 12:36

そろそろ下山しますが目の前の白兀山や蛇尾山を登り返すのは嫌なので・・

7/22 12:42

夕霧峠からは今一番欲しい「アレ」を期待して帰りは林道を歩きます。

7/22 13:03

もう無いか？と諦めていた頃に期待の「アレ」がありました。
救いの湧き水！自販機並の冷たい水温でメチャ旨い😍
がぶ飲みし、ペットボトル2本に入れて、頭から被って生き返りました

7/22 13:16

「しがらくび」まで下ってで下山路へ方向転換！

7/22 13:24

下山なのに暫く登り！
でも湧き水のおかげでパワーが戻って大丈夫！

7/22 13:28

立派な覗休憩所がありました

7/22 13:33

ここからは「覗」の名前通り、眼下に朝に周回した大池平と・・

7/22 13:34

熱中症になったトンビ岩の急峻な尾根も見えます。

7/22 13:37

ネジバナ

7/22 13:38

オカトラノオ

7/22 13:43

地蔵峠までの道は少し鬱蒼としているので、もちろんラジオ大音量で歩いてます

7/22 13:50

地蔵峠まで来ました・・ビジターセンターまであと60分の一踏ん張り！
湧水がまだ冷たくてホンマに助かります。

7/22 14:00

メチャ疲れてますが開き直って箱屋谷山も寄っときました。

7/22 14:00

三等三角点〜！

7/22 14:36

またまたマムシ〜！

7/22 14:35

汗ボトボトのヘロヘロですが無事に帰着！
明日は今日より厳しい山を予定してましたが、熱中症発症以降は、明日は気象予報士さんの警告通り「運動原則中止」に従おうと気持ちが傾いてます・・

7/22 15:50

温泉は楽ちんの湯！コーヒー色のモール泉と水風呂でたっぷりケアしてやっと甦りました。
明日は今日より猛暑の予報・・さて登るの？登らんの？
どっちなんだい？

撮影機器：

D5100 ニコン

感想

よしまい

医王山は登山ルートが多く駐車場も点在し、場所によっては山頂直下まで車で行ける楽々コースの選択も可能なので多いに迷いました。

結局、以前からトンビ岩と大池平が気になっていたのでちょっとマイナーで負荷も大きめですが医王山ビジターセンターを起点とした周回に決めました。

歩かれている登山者も少なく、その分、熊の遭遇が多いらしく熊トラウマの私にはちょっと気重でしたので、今回はラジオ大音量にして歩くことに！
山中でそういう人と出会うと「ちょっとうるさいなぁ〜」と思ってましたが、いざ自分でやってみると熊鈴より安心感があり、単調な所では番組に聞きいって退屈しのぎにもなって良いかも！
（あら・・自分勝手かな？）

トンビ岩の急峻な岩場はワクワクして急登を登り始めましたが、まさか鎖の直登が標高差100mも連続するとは思っておらず、これだけでもタフなのに早朝からの猛暑と遠赤外線ストーブのような朝日の直射で体は徐々にオーバーヒート！

大汗が噴き出し足も上がらず、危険個所に居るのに頭もボ〜としてくるわで・・
初めて「これが熱中症なんや〜？」と感じました。
いつもなら氷結フルーツで速攻クールダウンできるのですが今日は無し！
氷結ペットボトルで首回りを冷やし、扇子で10分ほど扇いで何とか復活することが出来ました。

おかげでペットボトルの氷は早々に無くなり、その後も熱中症症状は続きましたが、湧水狙いで歩いた林道で見事に的中し幸いにも復活出来ました。
湧水が無かったらもっとヘロヘロになっていたかも・・

熱中症については今後の山行のためにも良い経験になりました！

コメント

kojicoon

こんにちは　よしまいさん！

遠征二日目は医王山でしたか。私もずっと“いおうざん”と読んでました。

しかしこの猛暑下でそう標高の高い山ではないので大変でしたね。私も炎天下で熱中症なのかふらつき頭が真っ白になって立ちくらみすることが夏場によくあります。
考えてみるとやはり睡眠とこまめな水分補給が大事なようです。

そういう意味で途中の冷たい湧き水は天の恵みでしたね。

それにしても今回はピークハントだけでなくトビ岩という何ともスリリングな岩岩をチャレンジされましたね。
私も先日の宝剣の時に既にヘロヘロ状態で頭も疲労していたのか高度感も麻痺したことを想い出しましたw。

今回も十分満喫された一日だったですね。
よしまいさんのことだからきっと三日目もありますね。前回逃した白木峰でしょうか。
またレコ期待してますよ。

熱中症気味なのか、たまに何故かクマ、トビ、マムシ恐れ知らずになってしまう山行、大変お疲れ様でした！

よしまい

kojicoonさん こんにちは！

今まで熱中症らしき症状は経験してましたが今回は正真正銘の熱中症だったと思いますね
トンビ岩はスリリングで楽しいところなのに途中から熱中症で奈落の底に落ちないようするだけで精一杯だったのが残念でした。
トンビ岩も攀じ登れませんでしたし・・（まあ元気でも無理だったかも・・）

ちなみに大池平の休憩所の案内板に「医王山は１０００ｍにも満たないので夏場の登山には向いてません。春か秋がお勧めです！」と書いてありましたがその通りでした！
また機会があれば涼しい時に行きたいけど・・まあ無理かな・・

この日に懲りて・・さて三日目は・・？
「ＶＩＶＡＮＴ」や「君たちはどう生きるか」のように予告はありません・・
お楽しみに！