浅間隠山,竜ヶ岳 周回コース


- GPS
- 10:51
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,556m
- 下り
- 1,542m
コースタイム
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 10:49
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場から登山口までは歩きやすい林道で問題なし。 ・登山口付近は地図にない林道があり,注意が必要。 ・竜ヶ岳から浅間隠山に至る登山路は国土地理院の地図に記載があるものの踏み跡がはっきりしない個所もあり,ルートファインディングしながらになる。特に1420mの小ピークから少しの間は,木の根を掴んでの急登もあって気が抜けない。また,分岐の少し手前までの100mくらいの登りは,樹々の間を縫ってキックステップで登るような個所もあり体力を消耗した。 ・シャクナゲ尾根は問題ないが,沢に近いところでは目印に注意する必要がある。 ・竜ヶ岳への登り口は少々分かりづらいが,少し進むと割と明瞭になる。登り口から直ぐに沢を渡って隣の尾根に取り付くが,そのまま進んで行く踏み跡もついていたので注意が必要。 ・竜ヶ岳の北東鞍部からの下降路は入り口が分からず適当に下ったが,さほど問題はなかった。途中から路らしきものがあったが,ほぼ水平の路がずっと続いているので,中々高度を下げることができない。傾斜もさほどはなかったので,ほぼ直下降で下った。踏み跡の明瞭でない個所もあったが,それほど危険な個所はなかった。 |
その他周辺情報 | 駐車場から10kmほど手前に,道の駅「くらふち小栗の里」がある。駐車場にはトイレがないので,ここで済ませた。 |
写真
感想
先週は梅雨のために,予定山行を中止したのでほぼ2週間ぶりの山。例によって早くに目が覚めてしまい,自宅を0時前に出発。途中休憩も入れながら,4時間余りで駐車場に。(ナビの入力間違いで,最初2kmほど離れた地点をウロウロ,間違いに気づいてきた道を引返したので20分ほどロスしていた)
ヘッドランプなしでも歩ける明るさの中,車止めを越えて出発。途中でイノシシ2頭に出会ったが,初めて身に着けた熊除け鈴のためか,早々と向こうから逃げてくれた。効果あるのかも。
林道は歩きやすかったので予定していたよりも早くに登山口に到着したのだが,そのまま林道を歩き続けたところ地形図にある沢にいつまでも出会わないので間違いに気づく。おそらく登山口にあった右側の藪がかかった細い路が正解だと思い,ルートを右寄りに取り沢沿いを進む。ルートのある尾根に戻るために傾斜の緩そうなところを探しながらしばらく進むと,少し崩れかけたところを登っている古そうな踏み跡を見つけたので取り付く。草や木の根を掴みながらなんとか正規ルートに飛び出し,そのまま道を辿る。竜ヶ岳〜浅間隠山を結ぶ稜線に出,この日初めての小休止。3時間動き続けていたので,少々疲れた。
稜線上は踏み跡が不明瞭な部分も多く,稜線からは外れないように,樹々の隙間を狙って歩きやすそうなところを進む。どうも元からの路は少し稜線から外れているのかもしれないが・・。1550m辺りから暫くは,傾斜がきつくなり岩が重なったところを木の根っこなどを手掛かりにして進む。それが終わって暫くすると,今度は少し傾斜のきつい草の生えた斜面をキックステップしながら登り続ける。予想以上に体力を使い,時間も要した。浅間隠山への一般登山道には,分岐の20mくらい手前に出た。少し戻って分岐地点を確認したところ,藪で少し覆われてはいるが,歩き易そうな路がついていたので,そちらが本当なのだろう。
浅間隠山までは僅かの距離だったが,山頂直下辺りから多くの高山植物が咲いており,目を楽しませてくれた。浅間山が目前に見えるが,手前のゴルフ場が目障りだった。以前に登った西側の黒斑山からの景観の方が,間近であることもあり良かったようには思う。ただ,山頂には僅かばかりの風も吹き,暑さもそれほどは感じられず,暫しの憩いの時間であった。
一服した後,山頂から北北西に少し下ったところからシャクナゲ尾根に向かう。標識は立っていなかったが,笠岩との分岐点である。ずっと下って沢と絡むようになってくる。持参した飲料を予定よりも早く消費していたので,渡渉する際に水補給をした。初めて浄水器を使用したが,容器に入れた水をフィルターを通して絞り出すだけなのでお手軽だった。今後の山行での重量軽減に役立ちそう。
竜ヶ岳への登り始めは踏み跡が薄く自信がなかったが,すぐに踏み跡がはっきりしてきたので安心した。少し登ったところで沢を渡るが,真っすぐの路がついていたので,間違えそうになった。稜線までの登りはそれほど問題はなかったが,とにかく暑さが厳しくなってきて体力を消耗した。熱中症には気をつけねば。稜線上は樹に覆われていたが,たまにそよ風も来たりして一息付けた。ただ,アブも含めて虫が多いので,防虫ネットを被ったところ快適だった。これも今回初めての使用だったが,夏の低山では必須アイテムになりそう。
竜ヶ岳までの路も問題個所はないが,樹々の間隔が狭いところも多く,それを避けるのが煩わしかった。山頂は広場状になっているが周囲を覆われていて眺望はなし。早々に下りにかかる。
予定していたコルからの下り口付近では踏み跡が見当たらなかったので,歩き易そうなところを選んで適当に下る。しばらくで小さな涸れ沢状に出る。石がゴロゴロしてはいるが,崖などは無さそうなので少し下ってみると踏み跡に出た。これを辿って行くとはっきりとした路があったのでこれをしばらくの間辿る。しかし,路はほぼ水平に右へ左へと続いており,中々,下方向に向かないので時間がかかる。適当なところから,傾斜の少し緩くなったところを探して直下降する。疲れが足にも出てきたので,転げないように一歩ずつ注意しながら下った。少しして沢沿いになるとはっきりとした路が出てきた。登り口に出ると,後はのんびりと林道を戻るのみ。途中,角落山の特徴的な頂が間近に見えた。機会があれば,登ってみたいものだ。
駐車場には他の車は居なかった。そういえば,今回は一人の登山者にも遭遇しなかった。平日ということもあるのだろうが,今日のような猛暑日は避ける人が多いのかもしれない。秋の紅葉か,初夏のシャクナゲの頃がベストだなと感じた次第。
帰りは道の駅「くらふち小栗の里」に寄ったが,既に食堂は閉まっており,飲み物だけ購入。帰りも4時間かけて自宅に辿り着いた。暑さのせいもあり,予想していた以上に疲れたが,充実した山行ではあった。
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