御嶽山 9年ぶり規制解除の八丁ダルミ(田の原よりナイトハイク)
- GPS
- 07:15
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,415m
- 下り
- 1,419m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 7:16
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
深夜2時でも50台以上車あり トイレ超キレイになってた |
コース状況/ 危険箇所等 |
【王滝口ルート】(田の原〜王滝山頂) あかっぱげという赤土のザレ場までは樹林帯 やや湿度高く、部分的には水たまりになっているところも多いので足元注意 八合目以降は森林限界を超え日光を遮るものが無くなる 夏の気温の高い日中には熱中症に注意 登山道は木の階段、大きな石、浮石のミックス 岩場に慣れない人は特に注意 【八丁ダルミ】(王滝山頂〜剣ヶ峰) 御嶽山噴火以降立ち入り規制により通行止めになっていたルート 2023年7月29日に規制解除された 火口からの噴石に晒されやすく逃げ場がない地形なので足早に通過が推奨されている 途中シェルターがいくつか設置されている ヘルメット着用推奨 【剣ヶ峰】 シェルターが多数と、慰霊碑が設置されている 慰霊碑には供物放置厳禁 花は高所ゆえ土に還らず、食べ物は雷鳥の天敵を引き寄せてしまう為 供物はお気持ち、お供えして手を合わせたら持ち帰る事 【二の池周辺】(剣ヶ峰〜二の池〜賽の河原〜白竜避難小屋) 二の池まではザレ場、以降は緑が増え道の組成が変わる 賽の河原や二の池ヒュッテ周辺は雷鳥の目撃スポット 【三の池周辺】(白竜避難小屋〜三の池避難小屋〜三・四・五の池分岐) 白竜避難小屋からの下りは傾斜がかなり急なので注意が必要 三の池への分岐以降は傾斜が緩くなる 三の池周回は人も少なく穴場スポット、時期がよければコマクサも咲いている 【継子岳まで】(池分岐〜四の池〜継子岳) 四の池は沢が流れており一箇所渡渉が必要、増水時は注意 継子岳への登りは岩場、両手を使って登る場所も1〜2箇所程あり それほど危険なルートではないが注意は必要 【五の池・摩利支天周辺】(継子岳〜五の池小屋〜摩利支天分岐) 針の山という岩場を通過する、浮石多め、サイズ大きめなので注意 五の池小屋の裏手にはコマクサの群生地がある 摩利支天分岐への登りも岩多めなので足元注意 |
写真
感想
※注意
御嶽山の慰霊碑等にお供えする供物は持ち帰り必須です。
花は高所と土の組成ゆえ土に還らない為
食べ物は雷鳥の天敵を引き寄せてしまう為
私は知らずに花を持って行ったので、丸一日持ち歩くことになりました。
供物を検討されているかたはご注意ください。
◆登山の背景
2023年7月29日。
御嶽山噴火以降立ち入り規制されていた八丁ダルミの規制が解除されました。
たまたま前日アホな理由でテント泊を中止していた私は
『あぁなるほど、御嶽山に導かれたのだな』
と勝手に解釈して、御嶽山行きを決めました。
田の原を起点とする王滝ルートは、御嶽山剣ヶ峰への最短ルートです。
また昔からご来光登山が当たり前のように行われているルートでもあり
夜中に行っても誰かしら必ず人がいるという、ナイトハイク入門にお勧めのルートです。
せっかくなので解禁翌日、最初のナイトハイク組として山頂を目指すことに。
◆登山の詳細
深夜2時に現地入り。
この時点で車は50台近くあり、目指す王滝ルート上にもヘッデンの明かりが3つほど見えていました。
登り始める準備をしている人もおり、そこはさすがの田の原。
最終的に田の原から剣ヶ峰に至るまでの間に、トータルで20人以上の登山者と会いました。
さて、今回か規制解除された八丁ダルミにはシェルターが設置されていました。
またロープにも急いで通過することを促す注意書き(英語併記)があったり
噴火時最も多くの方が亡くなった八丁ダルミを再び開通させるために並々ならぬ
ご苦労があったことがうかがえました。
山行全体としては非常に天気も良く、楽しい1日となりました。
前述した通り献花のために持ってきた花を一日中持ち歩く羽目になり
おそらく多くの方からは奇妙な登山者に写っただろうと予想されます。
それきっかけでお話させていただいた方たちも多かったので、アリっちゃアリでしたねw
◆登山の感想ほか
御嶽山が噴火した時、そしてそれに伴い多くの方が亡くなった時
自分が生きているうちに再び御嶽山に登れる時は来ないかもしれないと覚悟しました。
あれから9年。
本日、再び田の原から王滝ルートで剣ヶ峰を踏むことが出来ました。
王滝ルートは私と妻が中学生の時に学校登山で登った思い出深いルートでもあります。
一登山者である私個人としては、御嶽山が再び活気づくことは大変嬉しく思います。
遺族や関係者の方々の中には複雑な思いを抱かれる方もおられるかもしれませんが
想いを繋ぐこと、歴史を語り継ぐことも人が栄えてこそなのかな?と
今日在りし日の活気を取り戻しつつある御嶽山を歩いてみて、ふと思いました。
コメントありがとうございます(*'▽')
tamackyさんもナイトハイクお疲れさまでした♪
夜間は涼しくて快適ではありますが、睡眠不足に加えて高所から順応するかしないかのタイミングでのスタートは大変でしたね…
そういうカラクリだったんですよ、最初に調べてから行けばよかった…
花束マンは下りでは結構目立ってまして、皆さん登りでお疲れでしょうに『???』という鳩が豆鉄砲食らったような表情をされる方が多くw
何人かにはお声をかけていただきました、それはそれで楽しかったです(*´д`*)
初めまして
minislopeさんのレコからこちらへ飛んできました
僕も御嶽へのルートではここが一番と思ってます
他のルートより圧倒的に眺めがいいです
花束の件は仕方がないですが、そのお気持ちが素晴らしいし
亡くなられた登山仲間の霊の供養に絶対なっていると思います
ここに現れた花束マン、カッコよかったと思います
コメントありがとうございます(*'▽')
標高差が少ないこと、道迷いしづらいこと、高山の雰囲気を存分に満喫できること
週末であれば夜間でも人が多く安心して歩けることなど
3000m入門、ナイトハイク入門などに向いているコースだと思っています。
初心者や知人友人を何度も連れてきた山でありコースだったので、噴火後に規制かかった時は残念に思いましたし、今回規制緩和されたことは素直に嬉しく思いました♪
ただここはやはり過去の経緯から、楽しんでいて良いのか?と思わないでもなく…
花束は一種の免罪符のつもりで持参したという背景もあります。
まさか持ち帰ることになるとは思いもしませんでしたがw
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