妙高赤倉山 ビーコン訓練 池の平スキー場から
- GPS
- 07:19
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,331m
- 下り
- 1,331m
コースタイム
- 山行
- 2:57
- 休憩
- 4:23
- 合計
- 7:20
驚いたことに、健脚の先輩数名は、フルラッセルで上まで行ってしまいました。
3本のトレースになるはずが、5本位になりました…。
後から、外人さんのパーティと、もうひとパーティ上がってきました。
天候 | 雪&曇り&晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
池の平スキー場の駐車場を利用。 ペアリフトとクワッドを乗り継ぎスキー場トップへ。 スキー場TOPからシール登行開始。 ビーコン訓練は、前衛峰登頂後、閉鎖ゲレンデにて行いました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日から大雪のため、坂城ICよりチェーン規制 一般道も積雪の凍結路。冬用タイヤは必須。 前日の大雪の影響でスキー場TOPからずっと膝下のラッセル。 トレースはありません。 樹林帯メインでしたが、雪崩リスクは高目でした。 さらに森林限界上の雪崩リスクは高く、危険と判断されました。 |
その他周辺情報 | 計画書はスキー場事務所に提出。下山報告もしました。 スキー場近くの、妙高高原ふれあい会館で温泉入浴。 |
写真
感想
熊トレのビーコン訓練が、今年も池の平スキー場リフトを利用して、
妙高赤倉山で行われました。
クワッドでスキー場TOPまで行き、その上の今は使われていない閉鎖ゲレンデを利用して、午後からビーコン訓練を行いました。
午前中は目標地点、赤倉山の前衛峰1920mまで、シール登行・ラッセル・ルートファインディング・地形や雪の状況・雪崩の講習などを兼ねながら、14名全員で到達しました。
今回、初リーダーとしてグループ(5名)をまとめることになりました(汗)
リダー養成との事で、責任重大です。
今までは(今でも)みや先輩やQ先輩たちの後ろを、ヒイヒイ言いながらやっとついて行く(離されますが…)のに、プラス状況判断やペース配分などをしなが、ルート修正や安全判断、下りの滑走ルートの選択など、やるべきことが増えました。
まだまだ、気分も技術も初心者なのですが…
妙高周辺では今朝までの大雪のため、遭難事故が数件起きていることを、入山前の情報収集で確認しました。コンディションが良くないので、我々も目標地点到達よりも訓練を優先すべく登行を開始しましたが、時間がたつにつれ天気も回復し、ラッセルの雪の状態も膝下までで、若干重さのある湿雪のようでした。
今回のコースは、雪崩に対してアンカーになるブナ林の多い斜面を進みますが、勿論、沢や崖もあり雪崩のリスクも高めなので、油断せず安全第一でスタートしました。
我々の入山時は、雪のち曇りでしたが、午後になるにつれ晴れ間も見え始めました。気温は13〜15時は日射により少し暖かくなりましたが、終日氷点下で低めでした。
1850m前後の急斜面(少し間隔のあるブナ林の中)でワッフ音を聞きました。足下の雪の中から聞こえましたので、深部のスラブがずれたのであろうとの事でした。
昨年たくさんあったブッシュは、大雪でほとんど埋もれていました。
なんだかんだ言いながら(自分が先頭の時は苦しくてしゃべれませんが)、2時間位で目標地点まで来てしまいました。
コンプレッションテストを行いましたが、あまりの降雪量で、滑り面まで掘れませんでした。今日の雪面が弱層を構成する可能性が高いので、今後の降雪と気象の変化で更に雪崩のリスクが増えそうです。
条件はすべての斜面で違いますが、昨年の1.5倍位の積雪があるのではないかとの意見でした。
滑走ですが、最高・で・し・た。
11月の立山以来の山スキーで、深雪のパウダー(少し湿雪でしたが)は
気持ち良かったです。
積雪も沢山あるので、狙ったコースをハイスピードで滑ってしまいました♫
みなさん仰る通り、今年は雪が良いです。
ビーコン訓練は約3時間で内容も濃く、斜面を登ったり下ったり、穴を掘ったり、倒れたりと、午前の登行より疲れました。
毎回思いますが、埋めたビーコンをスムーズに探し出すのは至難の業です。
何回やっても課題が残ります。
訓練や練習には終わりはなさそうです。
こんな感じで、今年初の山スキーを楽しんできました。
コメント
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ruggerさま
ビーコン訓練おつかれさまでした!
教えていただきたいのですが、
赤倉山や前山の山頂近くの樹林帯は
疎林が多いのですか?
小生は最近バックカントリーを始めて、
ゆくゆくは妙高でも山滑走したいのですが、
ruggerさまの今回のレコや、ヤマレコで妙高の山滑走を書いてるほとんどの方のGPS軌跡が
山頂に向かってほぼ真っ直ぐハイクアップしてるので聞いてみました。。。(^_^;)
初めまして、kojotaさん。
コメント投稿ありがとうございます。
ご質問についてですが、
今回の到達地点は、赤倉山前衛1920mですので、
その付近の状況でしたらお伝えできると思います。
正確には、頂上はこれより上です。
ただしこの地点より上は、雪庇に覆われた平らなリッジがあり、
さらに頂上付近は崖ですので、山スキーには適さないのではと思われます。
そんな理由から1920mが、今回も目標地点となりました。
この付近は森林限界点に近く、今年は積雪量も豊富ですから、
ブッシュもほとんど雪に覆われていました。
もちろん立木も少ないです。
そう考えると、疎林と言えるかと思いますが、
疎林としての環境や土壌については良く分かりません…。
単純に、山スキーで滑りやすいかと言えば、
今年はとても滑りやすかったです(*^^)v
良いかどうかは分かりませんが、
ターンするより飛ばすのが好きな派なので、
積雪量が多いと、思い切って行けます。とても満足しました。
昨年の同じ時期は、スキーに引っ掛かりそうなブッシュがもっとたくさんありました。
標高を下げるほど樹林帯は密になってきますので、コース選びは必要でしょうか。
真っ直ぐ登行しているのは、
出来るだけ最短距離で、進みたいからです。
斜度も何とかなる範囲で、厳しいところはキックターンしました。
自分で登れる限度を考え、危険の少なそうな斜面を
なるべく真っ直ぐ行きました。
赤倉山はこのようなルート選択のできる、良い山なのでしょう。
ご承知とは思いますが、天候等の環境条件によりますので、簡単な山とは誤解なさらないでください。
山スキーには常に危険が伴いますが、
今後も事故のないよう出来るだけ安全に、そして楽しく、続けていきたいものです。
自分もスキー歴は長いのですが、本格的に山スキーを始めてまだ数年です。
ありがたいことに、経験豊富で尊敬できる先輩方に出会えたので、今があります。
長々と書いてしまいましたが、答えになりましたでしょうか?
いつか妙高でkojotaさんに、山スキーでお会いできるのを楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いします。
余計なことまで、堅苦しく書いてしまいました…(^_^;)
ruggerさま
教えていただき、ありがとうございます。
そうですね!
いつかruggerさんと妙高で会えるといいですね(^^)
お互い、安全に山スキーを楽しみましょう(^_^)
初めまして。周辺に毎年入っている者です。
基本的には岳樺他落葉高木の疎林です。多雪期(麓のスキー場で2m以上)ならBUSHはほぼ埋まっており、斜度も適当で雪崩リスクも小さく快適なツリーランが可能です。寡雪期ですと藪がうるさいです。
赤倉山は1920mの一段下、太い岳樺のある辺り以下が快適斜面です。それ以上は尾根も狭まり、時にはアイスバーン化する斜面となります。
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