フォレスト益子から高館山
- GPS
- 01:48
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 222m
- 下り
- 221m
コースタイム
- 山行
- 0:39
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 1:27
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここが高館山登山口となる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎益子県立自然公園『益子の森』 高館山北面の丘陵地は県立公園となっており、里山を保護するとともに、トリム施設や展望塔などが設置され、住民やハイカーなどの憩いの場となっている。 自然公園入口には宿泊施設を併設するフォレスト益子があり、この駐車場を利用できる。 ◎フォレスト益子から高館山 益子の森の中は公園の遊歩道であり、高館山への登山道は関東ふれあいの道になっておりそれぞれ普通の靴でも問題ないレベルである。 登山というよりもハイキングコースである。 高館山はかつて宇都宮氏重臣の益子氏の居城が置かれ、山頂一帯が城郭跡になっている。 山頂の展望は皆無で、益子の森展望塔がコース唯一の展望台となる。 |
写真
感想
芳賀富士から下山後は同じ益子町内の益子県立自然公園『益子の森』へ。
自然公園に町営の宿泊施設などが併設したフォレスト益子が高館山への登山口となる。
公園は里山をイメージして整備され、芝生の広場やトリム用具、展望塔などが設置され、関東ふれあいの道と重なっている高館山への登山道も含めて市民の憩いの場となっている。
駐車場から関東ふれあいの道の西明寺への道標に従ってトリム用具が並ぶ遊歩道を進むと木製の展望塔に着く。
塔からの展望はなかなかで雨巻山など周辺の山のほか、視界が良ければ日光や那須の山々まで遠望できるようだ。
またここから見える芳賀富士はまさに「富士山」の姿で標高272mとは思えない存在感である。
車道をまたぐつり橋で自然公園は終わりスダジイや照葉樹が茂る登山道を緩やかに進むと、明らかに人の手が入った堀切や土塁跡が見られるようになる。
二股を左手に進むと長方形の台地上になった高館山頂にあっさり到着する。
山頂の一角に三角点が置かれて、おなじみ勘亭流の栃木百名山の標識があるが樹林に囲まれ展望は全く得られない。
高館山は平安末期からのちに宇都宮市の重臣となる益子氏の居城として西明寺城が置かれ、宇都宮氏が秀吉に改易される天正年間まで続いた城跡である。
山頂で腰を下ろしていると、学者風の男性が登ってこられた。
話を伺うと、城マニアの方、わたしの故郷に日本三大山城の高取城があることから話が弾み、西明寺城の縄張りや構造について詳しく教えていただいた。
30分ほど話をした後、お昼を知らせる有線放送とともに山頂を辞し、往路を下山。
車に戻ると鶏足山に登り始めたころの朝の寒気がすっかり消え、春のポカポカ陽気となっていた。
正直、高館山自体はわざわざ東京から出向くほどの山ではないが、少しは城郭に興味がある私にとってはそれなりに楽しい山歩きができた。
関東ふれあいの道をハイキングがてら益子焼を楽しみつつ歩く分には悪くないだろう。
2週続けての茨城、栃木の低山歩きだったが、どの山も地元の方や関係者によって丁寧に整備され里山の魅力を満喫することができた。
鶏足山など全国的な知名度は皆無ながら地元では名山と言った山は多く、こういう山は実際に歩いて初めてわかることだ。
ネットでいろいろな情報が取れるようになったとはいえ、この手の情報はやはり現地で地元の方とのコミュニケーションから得られることが多い。
帰りはみきーたさんが運転してくれ、渋滞にも会わずスムーズに帰宅できた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
マッチさん、こんにちは。
1日に複数の里山を巡るというのも楽しそうですね
しかしそれぞれの山の登山口や駐車場の場所そして巡る順番など、情報と知識の幅が広いマッチさんだからこそ簡単にこなしてしまうんですね!
写真8の芳賀富士は、いい形してます
マコトさん、おはようございます。
メジャーな山もいいですが、『おらが名山』めぐりもなかなかいいものです。
筑波あたりならともかく、今回歩いたエリアでは「わざわざ東京から登りに来てくれた」と地元の皆さんに喜んでいただき、更におすすめの山やコースを教えていただくなど有益な情報をGETできました。
この2週間のためにすでに保有している分県ガイドの『茨城県』と『栃木県』を参考にしたほか、『栃木百名山ガイドブック』という本を購入しました。
登山口情報はヤマレコの存在がありがたいですね。
実際の山行はもちろん楽しいですが、プランを立てるのもまた楽しいものです。
地元の人にしか分からないような低山にも山名がつけられ、道が整備され、登られてるんですね。自分の認識不足から比較的最近まで、このような低山には道もなく、せいぜい地元の人が藪をこいでキノコ狩りに行く位で、ハイカーが登るようなところではないと思ってました。
mtkenさん、私は奈良の田舎の出ですからそのあたりはよくわかります。
たかが里山と侮るなかれ、中には江戸時代から続く生活道路で立派な石の道標や石仏が残る峠や山も結構あるんですよ。
5番写真、思い出しますねぇ
1982年米パラマウント配給。
https://www.youtube.com/watch?v=DugKdsMrBNg
拙者の就職した年です。
高館山でもスタジイが生えているんですか
隊長
愛と青春の旅立ち、フラッシュダンス、フットルース・・・・
あのころのアメリカ映画は洋楽のヒット曲とも重なりますね。
茨城から栃木の里山はスダジイや椿が多いですよ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する