「房総のむら」古墳群ほか【関東ふれあいのみち千葉(3)】古墳をたずねるみち(滑川駅→下総松崎駅)
- GPS
- 06:05
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 28m
- 下り
- 22m
コースタイム
天候 | 曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
●ルートづくりで参考にした情報:「関東ふれあいの道 千葉県内のルートマップ」(公式のマップ) ●ルート ・常磐線でも滑川駅を通る電車は本数が少ない(大体、1時間に1本の間隔)ため、滑川駅→下総松崎駅のルートで歩く。下総松崎駅は成田線だが、こちらは上りも下りも30分に1本の間隔で電車が走っている。 ・このルートは水郷地帯を歩く箇所が多いため、冬の風の強い日はかなり寒い。また、真夏は直射日光が照りつけ暑すぎるルートだろう。行くなら春か秋、水田の青または稲穂の黄金色が眩しい時期に行くのが良さそうだ。 ●危険箇所:道で危険箇所はないが、水田地帯なので夏ならマムシが多そうだ。 ●分かりづらい場所 以下の2ヶ所あった(どちらも本記録に写真あり) ・滑川観音から龍角寺に向かう途中、国道408号を過ぎ竜台という集落から丘陵?の坂を登ったところ、竹林が続くなかに延命地蔵尊があり、ここの門前で道は分岐する。お地蔵様が並ぶ方向(右)には行かず、左手(正確には道なりにまっすぐ)に進む。 ・龍角寺から「房総のむら」に向かう途中、「房総のむら0.8辧廖嵶恭兒0.3辧徂玄韻如◆嵋質蹐里爐蕁廚鮖悗靴討い詈向を勘違いして、それまで歩いてきた道なりに緩く左折し、釣り堀(へらぶなの供養碑あり)に行ってしまった。ここは標識の指す方向通りの直進方向に通る細い道に進む。 ●混雑度:天候が悪いためだろう、コース自体は「房総のむら」も含めてハイカーは皆無だった。「房総のむら」も遅い時刻に着いたこともあり、私たち以外には2組しか見なかった。坂田ヶ池公園は地元らしき人が結構いた。乗り換えに使用したJR成田駅はかなり人が多かった ●展望 展望というほどの景色ではないが、竜台から丘陵を登り下りして踏み入れた水郷地帯。一面の水田風景は圧巻だった(但し田植え前なので土を掘り返してある状態。広さに圧巻された)。また、晴れていれば利根川の土手で大河の風景を楽しめると思う。 ●トイレ:滑川駅、滑川観音、龍角寺、「房総のむら」、坂田ヶ池総合公園、下総松崎駅にある。滑川観音から龍角寺までは10キロ以上あり、夏でなければ殆ど汗をかくコースでもなくトイレが近くなる可能性は高い。トイレも考慮すると、やはり滑川観音ー龍角寺の中間地点位で、店に入るのが正解だと思う。 ●水・食べ物の調達 国道沿いと龍角寺付近、「房総のむら」には自販機あり。但し距離が長く、自販機もないような水田地帯を長時間歩かなければならないため、水は準備しておいた方が無難。 適当な休憩場所が「房総のむら」までないため、休憩も兼ねて滑川観音-龍角寺途中の店に入るのがお勧め。この区間、店は殆どないが、新川水門から川沿いの土手を歩き国道408号にぶつかった辺り、竜台という地区に1軒店があり、運よく営業していたのでここに入った。(地名に因んでか店名も「りゅう」といううどん・そば屋だが、うなぎもおいている。寒かったので鍋焼きうどんを頼んだが非常においしかった。連れの頼んだねぎとろ丼セットのねぎとろも、かけそばもかなり良い味だった) ●休憩場所 ・国道408号を過ぎてすぐにベンチがあったが、屋根はない。滑川観音から「房総のむら」まで、ここを除いてベンチは殆どなかったようだ。東屋に至っては皆無だったように思う。 ・新川水門から少し歩いた川沿いの土手のみちの先に、水神社がある。天気が悪くなければ水神社で休憩できるかもしれない。 ・天気が良ければ、新川水門から利根川沿いの土手に寄って休憩もできるかもしれない。 ●最寄り駅情報 滑川駅は「成田ゆめ牧場」の最寄駅のようだ。滑川駅でパックツアーで来たような家族客が大勢下車しており、駅前に停めてあった送迎バスに乗り込んでいた。 ・滑川駅から滑川観音まで以前はバスが走っていたが、今は路線が廃止されてしまったようだ。滑川駅から滑川観音まで1.3キロ程度の距離なので歩いてもそれほど苦にならないと思う。 ・下総松崎駅は切符の自販機が1台しかないので、大勢の人間がぎりぎりの時刻に乗り換える場合は電車に間に合わない可能性もある ・滑川駅前から滑川観音方向に行く途中、定食屋があったが営業日時は不明。 ●日帰り温泉:今回は時間がおして行けなかったが、坂田ヶ池公園のそばに、「大和の湯」という日帰り温泉があるらしい。関東ふれあいルートから外れた場所にあるため、一度、ゴールの下総松崎駅まで行ってから徒歩20分程度で行くことができるようだ。 ●その他 ・滑川駅から滑川観音に向かう途中、パン屋がある。価格は都心と比較すればそこそこ安価。素朴な味のサンドイッチで、どこかなつかしく感じた。 ・竜台から延命地蔵に向かう途中(殆ど延命地蔵のそば)にもそばや?の看板があったが、営業しているのか不明。 ・「房総のむら」「坂田ヶ池総合公園」ともに、閉園時間に注意 |
写真
感想
●概観
ともかく寒い1日だった。この前の週暖かくなったのでダウンジャケットを着ていかなかったのが失敗だった。
板東太郎沿いの大水田地帯は風を遮る建物が無く、新川水門に至るまでの水郷では横からまともに北風に吹きつけられ、川沿いの土手では小雨に降られ、竜台で蕎麦屋に入らなければゴール前に断念してしまったかもしれない。
滑川観音から10キロ先の龍角寺までの間、屋根付きの東屋や公園のベンチなどないので、天気の悪い日は休憩場所に困るルート。辛うじて店があったのが救いか。
道としては、「滑川駅〜竜台」の間より、「竜台〜下総松崎駅」の間の方が、里山を登り下りしたり、人も車も殆ど見かけないような水郷の中を歩いたり、古墳をめぐったり、バリエーションがあり面白いと思う。
今回は「房総のむら」をじっくり見学するには時間が足りなかったので、次回、別の関東ふれあい千葉コースに来た時に再訪したい。
●詳細
天気がぐずついて寒いのでまたしても山行はお預け。本音では久しぶりに埼玉に行きたかったのだが、埼玉は秩父以外も恐らく雪だろう。ヘタレの我々は今回も千葉の平野を目指す。行く先は下総だ。成田から乗り換えて滑川駅へ。
滑川観音は補修中だった。ここから次の目的地は約10キロ先の龍角寺と結構遠く、時間が過ぎるほど冷え込みも厳しくなってきたこともあり、正直この時点で気が萎えた。
関東ふれあい標識でも滑川観音の次の目的地を新川水門(根木名川と利根川の間にある水門)とした方がよいのではないだろうか。
新川水門までは吹きっさらしの水田地帯をひたすら進んだが、風から身を隠すものもないので体感温度はかなり低くなり、歩いても歩いても水門までなかなか近づかないように思えた。何とか水門に辿り着き、利根川に出会う。強風のため、流れが逆流していた。板東太郎の雄大さに感心よりも、川に落ちたら助からないだろうなどとどうでもよい心配が頭をかすめた。
国道356号の横下にある土手道を進むと、雨が降ってきた。風も強く、雨足はどんどん強くなり、リュックにカバーを付けたかったが雨宿りできそうな軒先すらない。左手は利根川、右手は水田で、そもそも建物の少ない場所なのだ。かじかんだ手で何とかカバーを取り付け、早く雨風をしのげる場所に着くことだけを念じながら歩き国道408号に出ると、蕎麦屋があり運良く営業していた。
ここで暖と食事にありつけたので何とかこの先の道乗りも持ち堪えたが、この店が無ければ寒さのなかリタイアしていたかもしれない。
竜台から龍角寺までは、小さな丘陵を越え、人も車も見かけないような山奥の大水郷に至る。この水郷、秋にはさぞ見事な黄金色の海原を望めるのだろう。千葉の大地の雄大さを実感する。
龍角寺境内に辿り着いたのは15時半近く。境内には昔は三重の塔が建っていたらしいのだが、今は跡しかない。国重要文化財の薬師如来(奈良時代)もあるそうだが、これも公開はしていなかった。
龍角寺から「房総のむら」まではそれほど距離は無い筈なのだが、道に迷い釣り堀から更に住宅地の方まで進んでしまったので、それらのロスで「房総のむら」の「風土記の丘資料館」に着いたのは16時15分。資料館はもう終了らしく、園内も17時には閉まるので早く出なければならない。
結局、楽しみにしていた坂田ヶ池付近の日帰り温泉も帰りが遅くなるので取り止めに。寒さで疲弊しており、とても日帰り温泉に行く気持ちの余裕はなかったのもあるが、残念だ。
尚、このコース、古墳は道すがら見ることができたが、遠目だと古墳の標識が建っている以外はただの芝生にしか見えない。研究者はどのように古墳であることを突き止めたのだろう。この点は「房総のむら」を再訪する際、確認したいと思う。
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