権現岳(観音平)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,249m
- 下り
- 1,247m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り後雨と強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
帰り:タクシー送迎利用で道の駅こぶちさわ、道の駅から徒歩30分程でJR小淵沢駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
権現岳はヘルメット着用しました。道自体は通常の(?)鎖場、岩場といった感じですが落石が怖そうです。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コッヘル
調理器具
ライター
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
タオル
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
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感想
今回はテント泊で八ヶ岳の権現岳へ訪れました。
お天気は予報より悪くなってしまいましたが、初めての八ヶ岳南部? を歩けて感激でした。
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夏は多めにお休みを確保しているのですが、今回の三連休も台風予報。どっか晴れそうな所を探して八ヶ岳に辿り着きました。
白馬朝日の方も良さそうだったのですが、お小遣いの関係で近場に。笑
今の時期は小淵沢駅から"マウンテンタクシー"が出ています。要予約で一名1,500円で利用可能です。ただ出発時刻が決まっていて、今回利用した観音平線は往路9時、復路は16時発です。
我が家からだと始発普通列車で充分間に合うのでとても助かりました。
タクシーは私ももう一名しかおらず、少し早いけど揃ったので出発しましょうかと運転手が車を出して下さいました。多分10分くらい早かったです、感謝!
しかし20分程度の乗車で若干車酔いw
ふと視界の端に入ったものは、晴守りでした。東京のなんとかという神社で手に入るやつですね。そのおかげで駐車場に着いた時点でお天気は最高です。
タクシーを降りてからちょっとだけお話し。その方は日帰りとのことでした。
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準備整えて出発。やっぱり樹林帯の木漏れ日は最高ですね…とても清々しい気分になります。
去年の7月に登った蓼科山、今年6月の金峰山撤退、大好きな鳳凰山の夜叉神コース。色んな道の片鱗を感じつつ歩きました。
途中で追い越したおじいさん(70位と言っていたかな?)にやや捕まり、こんな山の中で立ち止まってYouTubeに挙げている動画や自作サイトの紹介などシュールな時間を過ごしました(その後無事に撒きましたw)。
※ちなみに今回の山行、出会った人数は少ないのにみんなキャラが濃すぎました!笑※
なんやかんやで編笠山との分岐に到着。
今日登って行こうか迷いましたが、権現岳を優先すべく巻道から登ります。
木々の合間から空を見るとガスが早くも登ってきていました。ちょっと残念。
予報では今日は晴れ、翌日は曇り時々晴れの感じだったのですが。しかも明日は発雷率割とお高めという…。
それでも時折木漏れ日が差し込んできていて、少し期待。
そして青年小屋到着ー! 小屋番さんとても良い方でした。小屋泊もしてみたいな〜。
そして早速テント設営。だだっ広い所に自分一人。今日はぼっちテント泊か…と思いきや、途中で追い越したボーイスカウトみたいな人たちがぞろぞろ。
平日って空いてていいですよねってよく聞きますけど、隣らーは普通にいますw あまり気にしないようにはしていますが。
むしろ土日のきつきつテン場に慣れてる方が隣に張られても違和感無さそうなのでは…と思ってしまいますが、どうなんでしょう。
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さて話を戻して気を取り直して、権現に出発!
なんですがさっきよりもガスガスで行く気持ちがちょっと収まってしまい笑、腹ぺこだったので誘惑に負けて小屋でカレーを頂きました。
どうしよっかな…と食べながら悩んでいると、これまた途中で追い越したお姉さん達が支度をされていました。
窓からこっそり外を眺めているとわちゃわちゃしながら編笠山へ登っていかれました。
うーん…行くか!
となり(単純)、カレーを食べ終えていざ権現〜。
片道1時間ちょいなので時間的には余裕です。岩場と鎖場も予習はしてきましたがどんなものか…わくわく。
念の為途中からヘルメット着用しました。
よく考えたらテント泊+ヘルメット装備の山行はこれが初めてでした。少し経験値UP⤴︎
眺望はガスでほぼ無しなので、無心で進みます。
すると目の前に岩岩の塊が! 西ギボシというやつでしょうか。突然緊張が高まります。
(ここですれ違ったお姉さんもクセ強でしたが省略します笑 多分中国の人かな…?)
最初はガレガレの所を登っていきます。
高度がやや急なので人が多いと落石が怖いなという感じでした。今日は2名程でしたが。
その後は鎖が数カ所出てきますが、そこまで危険では無さそうな感じでした。岩場の経験が多少あれば権現までは平気そうです。
岩肌のせいもあってめちゃ急に見えますが、足を置く所は充分あるので大丈夫でした。
途中で中くらいの鳥がバサバサ飛んで来て、何か啄んでまた飛んで行きました。帰ってから調べるとホシガラスだったっぽいです。初めて会えた!
岩岩を越えると権現小屋が見えます。今期も休業されています。
そこから少し歩くと標識発見! 無事到着です。
…しかし本当の看板はもう少し上の岩場にあったようで、行き損ねました笑
ガスガスで雨も怖かったので登頂即下山してしまいました。まあまたいつか来れたらいいですね。次は赤岳までかな…!?
そして帰る時になんと、序盤で出会った叔父貴が! さっき「私が権現まで行くには朝6時から出発しないと行けない」とか言うてましたやんw
さっき出会ったことを認識しているのかいないのかもわからず、朝よりだいぶお疲れの様子でした。その後大丈夫だったのだろうか…まあ権現には60回登ってるって豪語してたし大丈夫か…
(尚この時点で14時台)。
岩場の下に苦手意識があったのですが、割とさくさく降りられました。15時過ぎには小屋に戻れました。
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その後は水を汲みに行ったり小屋の前のテーブルでおやつ食べたしてまったり過ごしました。
水場に行くと丁度小屋番さんも水を汲みに来られていて、ちょっとだけお喋り。
水場の真ん前のとこは数年前に崩れてしまったらしく、どんな景色だったか見てみたかったな〜と思いを馳せたり。
おやつ食べてると小雨がぱらついて来ました。もうこの後悪くなる予感しかしなかったので、テントに戻って座って仮眠&早めの晩御飯。
あっそういえばですが今回はペグを打たずにテントが立てられました。立てた時は体感風速4,5mくらいで強くはなかったですが、色々勉強してきて良かったです(前回のテントは白馬岳参照)。
その後は一応明日の早朝に西岳へ行く準備をして早めの就寝。ボーイスカウトたち夜までバカ騒ぎしそうだなとか思ってたけど割と静かでしたw
ただ雨風は強くなる一方で、テントにぼこぼこ殴られる感じにまでなりました。
しっかり岩固定したつもりだったけど大丈夫かな…まあ最悪フライが飛んでも…本体は自分で…抑えてるから…大丈夫か……すや………
夜中に何度か目覚めはしましたが、新調マットのおかげもあってかぐっすり眠れました。
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3時台にすっきりお目覚め!
いつもぐだぐだして起きてから1時間を要するので、もう準備しちゃおうかとも思ったのですが、やっぱり暴風。雨は少しマシ?
西岳もそんなに時間掛からないのでもうちょっと様子見るか〜と思いながらうとうと様子見。やっぱり風は収まらず、雨も小降りになりそうでならない。
僅かに入った電波から天気予報をチェック。予報より悪いし今日は下界もがっつり雨マークだし、発雷予報も高くなってる!
ボーイスカウトたちももっと早い出発だったはずなのに(ちゃっかり小耳に挟んだ)まだいる。
今回はお天気予報悪い意味で当てにできないなと思い、西岳はパスを決めて準備します。
去年初めてのテント泊も小雨だったな〜とか思いながら、その時よりも強い雨の中で撤収作業。なんとか支度完了です。
午前中の発雷予報はほぼ無かったので編笠山を経由して行こう、と小屋の横の岩を3,4個くらい歩いたのですが。昨日よりガスに呑まれた山容を見て、
「あっこれやめよ」と下山を決意しました。
足早に、つるっと行かないよう気をつけて歩きます。実はこういう丸っこい大きな岩岩がちょっと苦手だったりします…。
でも樹林帯だと雨のダメージが少し軽減されるのがいい所ですね。編笠との分岐に来た時にレインウェア下は脱ぎました。
途中でボーイスカウトたちを追い越し、柿ピーを片手にさくさく下山〜。
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観音平はしっかり雨でした。
本当は駅まで歩くという鬼畜ロードの予定だったのですが、そこまでテンションも上がらずだっわたのでタクシーを迎車することに。
30分くらい待てば来てくれるとのことだったのですが、なんと往路で来たマウンテンタクシーに乗せて頂けることに! 通常の料金だけで乗せて頂けました。ありがたや〜。
道の駅こぶちざわまで2,500円程でした。
タクシーの運転手さんも愉快な方で、人に合わせるのが苦手だから登山は出来ないと仰っていて、人に合わせるの苦手トークで盛り上がりました笑
数年ぶりの道の駅到着。お土産やら温泉やらをばっちり堪能。やっぱここ好きやわ〜!
名残惜しかったですが、雨予報が気掛かりだったのでお昼頃には駅に向けて歩き出しました。
徒歩30分ほどでしたが、ほぼ一本道で気温も程良く快適に歩けました。あっという間に到着。
今回は山行としては正直歩き足りないなという感じでしたが、岩場やヘルメット装備、雨の修行ができて経験値取得できてよかったです。
次は西岳編笠日帰りリベンジか、赤岳まで歩いてみたいですね!
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