冬の甲武信ヶ岳(西沢渓谷入口から往復)【1泊2日】
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,585m
- 下り
- 1,573m
コースタイム
1日目:
10:10 西沢渓谷入口
15:30 平らな場所でキャンプ
2日目:
07:30 平らな場所
15:10 西沢渓谷入口
(ごめんなさい、全然記録つけてませんでした・・・)
天候 | 1日目:曇り時々雪 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:行きの逆 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道迷い: 一定間隔でテープがついているので、道迷いの心配はありませんでした。 使用した道具: (徳ちゃん新道)帰りのみ10本アイゼンとストック使用 (それ以外)ワカンとストック使用 危険個所: 急なところがほとんど無く樹林帯をひたすら進むので危険というほどのところは見当たりませんでした。 積雪状況: 徳ちゃん新道はそれほど雪はありません。そのあとの戸渡尾根から徐々に増えていき、 ずーっとラッセルです。 持ち物: ワカンやスノーシュー、準備していた方がいいです。 雪、結構深いです。 風: 木賊山〜甲武信ヶ岳間は風にさらされました。 強風の時には寒さ対策をしっかりした方が良さそうです。 |
写真
感想
ヤマレコのupがすごい遅くなっちゃいました。。
実は、、、写真、全然撮っていなくて時間の記録も撮っていなかったので、
レコ残す意味がないかなーなんて考えていましたが、感想だけでも少しだけ。
今回は1泊2日で甲武信ヶ岳へ。
甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)の境の山。
その南側、山梨からの往復です。
事前に情報を集めていると、冬はそれほど人が多くない静かそうな山。
ここの所、結構にぎやかなところに行く事が多かったから、
ちょっと静かなところに行くのが久しぶりな気がします。
1泊2日なのでスケジュール的にもそれほど無理がなく、
精神的にも少し安心。と思っていましたが、実際はなかなか登り応えのある山でした。
最初の徳ちゃん新道はそれほど雪がありませんでしたが、
その後徐々に増えていく雪に体力を奪われる事に・・・
戸渡尾根も途中までは先行者の御夫婦がラッセル跡をつけてくださったのですが、
雪の多さに引き返してきたようです。
そこから先、全くトレースが無い中、ずーっとラッセルが続きました。
ただでさえ雪道は少しペースが遅いのに、
深雪だと2番手で行っても全然追いつかない・・・
もう今回、写真は諦め、ただひたすら雪の中を歩く事に専念する事に。
結局1日目の目標は小屋の所まででしたが、
重い荷物を背負った状態では、雪に埋もれる一方で全然進まず、
時間的にも想定よりも遅いペースだったため、結局途中の平らなところを見つけてキャンプです。
(この日風が強い予報でしたが、樹林帯の中だったのでそれほど風の影響は受けずにすみました!)
少し早めにテントを張ったため、休息時間はたっぷり!!
「翌朝に備えてしっかり休める!」普段の私だったらそう思ってたけど、実はこの時点で、
もうこれ以上進むのは無理かも、、、とちょっと弱気に(^_^;)
長い長いラッセルを終えたのに、まだまだこの先もあるのかと思うと終わりが見えず・・・
しかもJuhaniが多くのラッセルをしてくれて、自分は2番手で行く事が多かったにも関わらず、
それでも体力がみるみるうちに消耗していくのが分かる。。
そして自分があまり戦力になっていないと思うと何だかちょっと悲しくなり始めます。
ところがたっぷりと睡眠をとったらまた山頂へのモチベーションが上がります。
陽が昇ってから明るい中を出発です。
荷物はキャンプ地に置いて行ったので、前日よりかは埋もれずに済んだものの、
それでもやっぱりラッセルが続くので大変。
直感で雪の吹き溜まっていない方を選びながら行っても、余裕で膝上(笑)
時には踏み込んでも上に上がれず、大回りをしながら進まなきゃいけなかったり。
それでも一歩ずつ着実に進んで最初のピークの木賊山に到着。
そしてここからは強風での寒さとの戦い。
手がやばい位に冷えます。インナー、冬用のごつい手袋、オーバーミトンを使っても
指が凍る、凍る。頭の中には朝見た天気予報の凍傷警報がぐるぐる回ります。
手袋の中で指を曲げたり振ったりして感覚を戻すよう意識しながら歩きます。
閉ざされた小屋の前で少し休憩をとり、甲武信ヶ岳山頂に向かって再出発。
またしてもラッセル三昧をして進むと、青空の下に山頂の看板が見えました。
お天気最高です!富士山近くて大きい!アルプスキレイ!空気が超美味しい!
ただ、、、風が強くてね。。。頂上を堪能できたのはわずか十数秒くらいだったかも。
でも十数秒の間が本当に素晴らしく、とても感動でした。
そして下山開始。
山頂で満足をした後の木賊山の登り返しが非常にキツイです。
(みんなのレコでも同じような事が書いてあったので、ある程度心して臨みましたが、ほんとにキツイ・・・)
ようやく木賊山まで登り返した時には、「もう登らなくていいんだ!!」という解放感に包まれました。
ここまで、全然人に会わずに私達二人だけでしたが、木賊山からの帰りくらいから、
少しずつ人に会うようになりました。
まず、木賊山直下で2人組の男性。ワカンやスノーシューなしで、しかもアイゼン履いていたので、
本当に腰より上まで埋もれながら歩いていました!すごい・・・
そして木賊山の登りにかかるところで会ったソロの男性。この方はマップタイムよりも早い?!冬なのに。
それからもう一人ソロの男性。ストック・ワカン・スノーシュー類は一切持たない自力登山者。
皆さんワカン・スノーシューなしでここまで来たと思うとすごい体力ですね。
そして私達はテントに戻った時、時間に余裕がありそうだったので、
テント内でごはん食べたり体休ませます。
そのあとはのんびり歩きでバス亭まで行き、甲武信ヶ岳登山が終わりました。
何時間もかけて登り、十数秒の頂上を楽しみ、また何時間もかけて下山。
精神的にも肉体的にも結構限界に近い状態で私にとっては大きなチャレンジでしたが、
達成したあとは、充実感に満たされました。
一人で来てたら出来なかっただろうなと改めて感じた今回の登山でした。
おしまい。
はじめまして。
begreenさまのテントを過ぎて、しばらく登ったあたりで、撤退しました!
体力の無さを痛感しています!
下山中に2名、1名、1名とすれ違いました。
皆さん無事に登られたのですね。
絶対、リベンジします!
どこかの山でお会い出来ることを楽しみにしております!
kazu5000さん、こんばんは!!
kazu5000さんのレコも読ませていただきました。
頂上までもう少しでしたね(>_<)
体力無いどころか日帰りでそこまで行き、また同じ道を戻ったなんて健脚ですよ(しかもワカンなしだと太ももくらいまで埋もれちゃいますよね。。。)
それに早い。
本当にお疲れ様です。。。
私は2日間かけてようやく、、、といった状態でした。
結構ボロボロになって下山で、筋肉痛もしぶとく残っていた状態です・・・(^_^;)
またいつかどこかの山でお会いしましょう!
お疲れ様でした!
> しかもJuhaniが多くのラッセルをしてくれて、自分は2番手で行く事が多かったにも関わらず
逆な気もしましたけど・・・最後の登り殆どBegreenさんがやったような気が・・・ まあお互いそう思ってる事は、半分ずつのリードをしたかな?
情報を追記すると、覚えてる限りでは:
キャンプ地はおよそ2120mの高さでした。テントはほぼ平な所に張れたし、他にもそこそこ使えそうな所が幾つかありました。 その後はあまりなかった。 初日の14時ゴロにどう見ても小屋まで着けないと分かり、見つけた所でした。しばらく続きましたが、他にもよさそうな所はありませんでした。
二日目には11時半にテントの所に戻り、休み・片付けに1時間かけて12時半にまたでました。
山頂についていたのは10時10分でした。
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