八ヶ岳 大岳・北横岳 ピラタス山頂ピストン
- GPS
- 32:00
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 436m
- 下り
- 435m
コースタイム
2日目:ピラタス山頂st9:35-10:10北横岳登山口-北横岳ヒュッテ-10:30北横岳
10:55-13:45大岳山頂手前50m地点-15:45北横岳-16:15ピラタス山頂st
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年12月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
ピラタス山頂駅から北横岳北峰まではトレースが踏み固められており、 つぼ足〜6本爪アイゼンで充分。(自分は大袈裟に12本爪) 北横岳北峰以東は完全な新雪。 夏道の中心を外さなければ深さ40cm〜1m弱程度のラッセルが続き、 テープと樹林の生え方を見ればルートを失う危険性も限りなく低い。 ただし、パウダー過ぎるパウダースノーで、本人ではペースは落ちていない つもりでも、タイムは確実に落ちた。(後続が2・3パーティ居たのでその後ならグッと楽になるかも) 双子池分岐から上の露岩帯は、ボルダーとボルダーの間が雪で埋まり、 下手な所に乗ると、カンジキでも限りなく沈んで行き1人では脱出が非常に困難な為、要注意。 スノーハイク用の大きなスノーシューがあれば有効かもしれない。 |
写真
感想
北横岳までは気持ち良いスノーハイク。
北横岳北峰から先は、新雪のラッセルで疲れるながらも心地良かった。
深さは、深くても80cm〜1m無いくらいだが、サラサラの新雪の為、
ピック・アイゼン共に全く効かず、数少ない急坂は危険だった。
大岳山頂直下の露岩帯は、ボルダーが新雪に埋まっており、
下に岩がある所はよいのだが、下が空洞の所はカンジキでも
簡単に踏み抜いて底無しに沈んでしまい、危険かつやっかい極まりなかった。
大きなスノーシューでも有れば違ったのだろうが、
自分はアイゼンとカンジキしかなかったので、カンジキを履き、
ピッケルをブッ刺して下の岩に当たったら、そこを目掛けて飛び石伝いに前進。
しかし地形図上ではモノの100m程度の距離が縮まらない事、縮まらない事。
遅いのも確かに遅いのだが、どこからどう見ても100m足らずの距離ではない。
地形図の夏道とピークの位置関係が違うのか?ピークへの取付点がおかしいのか?
よもや大岳山頂は気づかずに通過していて、目の前のピークは三ツ岳?
いや、それはあらゆる点から考えられないな。
…と、すると何故に、大岳あんな遠いんだろう?
等と考えながら、ピッケルで足元探る→大股で次の岩の上に乗る→岩まで沈むを
チンタラチンタラ繰り返していてフと腕時計を見ると、帰りの高速バスに間に合わない!
せっかく買ったチケット無駄にする訳には行かないので下界の事情で即、登頂断念。
いそいで戻り、北横岳から下はカンジキ付けてスノートレイルラン状態で
ロープウェイに飛び乗りました。
大岳ピーク踏みたかったな。
雪溶けて元の地形が出て来たら、大岳が遠すぎた謎を検証しに行ってみようと、
そして来年また雪が出たらサラッサラの新雪をラッセルしながらピーク踏みに行こうと、
そう誓いました。
ちなみに高速バスは…結局アウト!
どうせ間に合わないなら撤退なんかするんじゃなかったぜ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する