10歳児とゆくキノコと岩稜帯の栗沢山・アサヨ峰【山梨百名山】
- GPS
- 07:38
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 926m
- 下り
- 955m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:41
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ものすごく危険なところはないけれど、栗沢山〜アサヨ峰は鎖場あり軽い高度感ありの岩場道。仙丈ヶ岳のような優しさはあんまりない |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
1泊2日の仙丈ケ岳を終えた次の日。
東京に帰る日だけど、あんまり来れない北沢峠まできたのだから、もうひとつ山を登っておこう。
山梨百名山、アサヨ峰。なんとなく女性の名前っぽい。アサヨちゃん。
甲斐駒ヶ岳は「もういっちょ」ってな気分で登る山ではないけれど、アサヨちゃんならいけるでしょ。山小屋を早く出て早く登って、早く下りてきてのんびりごはんでも食べながら仙流荘ゆきのバスを待とう。
このときはそう思っていた。
宇多田ヒカルがCMで来たという栗沢山にまず登り、そこからアサヨ峰を目指す。ルートとしてはタイムが短くて済むがずっと樹林帯でつまんないという直登コース、遠回りなので時間がかかるけれど沢や摩利支天の眺めなどが素晴らしいという仙水峠コースのふたつ。
こもれび山荘の方にたずねてみたところ、直登コースは面白みに欠けるけれど時間をかせぐならオススメとのこと。じゃあ帰りに仙水峠経由で降りればいいかな。
朝4:00に朝食をいただき、5:20くらいにこもれび山荘を出発。アサヨちゃんよろしくね!
・直登コース、文字通りの直登で傾斜がなかなかきつい
・なのでそんなにサクサクは進まない
・キノコがものすごくたくさん生えている
・キノコを観察しつつ登ったらさらに時間をとられてしまった
・森林限界直前あたりの斜度ときたら
・森林限界を越えると視野が一気に広がる
・そのかわり道が岩々になる
・妻が筋肉痛でキツい
というわけで栗沢山到着! 2時間の予定が3時間半かかったよ!
さあ、アサヨ峰、、、
時間がかかったせいでけっこう雲の中だ、、、
しかもゴリゴリの岩稜帯、、、
ここで妻はリタイア、お前ら行ってこいとのこと。
ここ栗沢山からアサヨ峰までは息子との二人旅となった。
ちなみに栗沢山〜アサヨ峰は「スピードが出せない」と宿の方からうかがっていた。
・めっちゃ岩稜帯
・歩きにくいほどじゃないけど歩きやすくはない
・危険なところはないけどコケて転がり落ちたらどうしよう
・鎖場1ヶ所、たいした高さはないけど足場が貧弱で滑る
・ちょっとしたアップダウンが続き「あそこがゴールかな?」が何度も裏切られる
・もうあの小ピークがダメならやめよう、と登り切ったところから山頂が見えた
このあたりで出会った女性4人のパーティの方から、あそこが頂上であること、ここからは足場がわりとまともであることを教えていただいた。よし、あと少し頑張ってみよう。
ということで、アサヨ峰の山頂に到着。アサヨ峰に登ったよ!
これで山梨百名山、84座め。
本来ならものすごく眺望のよい山なのだというけれど、10時になってしまってはガスガスでまわりがあまり見えない。おりることにしよう。
岩をガンガン進み、鎖場を通過して栗沢山へと急ぐ。妻を山頂でひとりにしておくとどうなるかわからない。できるだけ早く戻ろう。
我々としてはかなりスピードを出して、栗沢山〜アサヨ峰往復で2時間を少し切るぐらいで戻ってきた。妻と再会、暇だったらしいが思ったより上機嫌である。
さて現在11時。2時間で降りられれば、13:10のバスに滑り込める。安全に、でもできるだけ急いでおりることにしよう。
岩稜帯から森に入って、どんどんおりていく。樹林帯の中なので木の根がけっこう滑る、気を付けつつ転びかけつつ急ぐ。結果、1時間半くらいで降りてきた。登りに3時間半かかったのにな。
長衛小屋からこもれび山荘まで、まさかの登り返し。ずっとゆるーい坂だけど、最後の最後にこれはちょっとこたえる。なんとかこもれび山荘にデポしていた荷物を回収して、バスに乗り込むことができた。
南アルプス、北沢峠。本当に楽しい時間を過ごすことができた。ここには来年にでもまた来たい。
あと、アサヨ峰は「時間余ったしおまけで登っちゃおう」みたいな感じじゃぜんぜんなかったね。
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