鳥海山 (中島台〜千蛇谷〜新山)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 08:54
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 1,889m
- 下り
- 1,895m
コースタイム
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 8:54
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・今日はグリップの良い雪のおかげで山頂までシールで登ることができました。 千蛇谷の急壁等クラストやアイスの場合はシールでは厳しい部分も多いので、 アイゼン、ピッケルはあったほうが良いでしょう。 ・標高900m付近の尾根歩きや渡渉点選びは慎重に。 ・今年は積雪が少ないのか丘の形が残ったままです。雪が着かず穴になってる 部分や、岩が露出している部分もみられました。 ・外輪山側は雪崩の多発地帯です。近づき過ぎないように。 |
その他周辺情報 | 登山口から下る途中に温泉(鶴泉荘)があります(@300)。 |
写真
感想
天気良し。
雪質良し。
コース良し。
で言うこと無し。
以上
これじゃ、レコになりませんね・・・(汗)
改めて感想です。
好天の予報に誘われて、鳥海山に登ってきました。
栗駒以外の山は久々です。
入山は中島台より。
除雪具合が事前には判らなかったので、横岡の発電所位から歩くのかな
と予想してましたが、思ったより奥まで除雪されていました(写真1参)。
車を停め、少し明るくなってから登山開始。
駐車場からだと鳥越川沿いに進むのが通常の最短ルートだと思いますが、
取水口横の尾根取り付きが急なので、今回は尾根取り付きの楽な赤川沿い
のコースで登ってみました(レクリエーションの森まで行くのも少々遠い
ので途中、植林地をショートカットした)。
この日の積雪はクラスト部分がほとんど無く、表層のパウダーの下もシマ
リ雪で、シールの沈み込みは数cm程度の軽めのラッセルでした。
ただ2月とは思えない程の暖かさは登るには暑すぎで、序盤で汗だくに。
ペース配分に失敗して登りの後半がかなり辛かったです。
途中追い抜いていったテレマーカーさん(ペース速い人だなと思ってたら、
以前も某所でお会いしていたことに帰ってから気が付いた(汗))の踏み
跡を使わなかったら、途中で登るの断念してたかも。
標高900mまでの樹林帯を抜け、970mの台地に登ると眼前には広大な雪原
が現れます。今年は例年(といっても知ってるのは4月ですが)と比べて積
雪が少ないようで、斜面のウネリがかなり強調されて見えました。
歩いても歩いても景色の変わらない雪原を進み、千蛇谷取り付きの急壁を登
り詰めると荒神ヶ岳西尾根と外輪山に挟まれたなだらかな千蛇谷へと乗り上
げます。後ろを振り返れば、1本のトレースだけが残る真っ白な世界でした。
4月であれば外輪側からの雪崩を避けて荒神ヶ岳南面から神社へと向かうの
でしょうが、今日は谷にデブリも無く安定してそうということで、谷をその
まま登り詰めました。
前方に七高山とブリッジが確認できる辺りから、先行の方のトレースに合わ
せ、ただの雪の丘となった新山へ向かいました。途中ブリッジを越え、なだ
らかな登りを登りきると新山山頂と展望の良いピークがポコポコと2つ。
結局2,235mまではシールで登り1mだけツボで登って登頂という、とてつ
もない積雪具合にただ驚くだけでした。
景色を楽しみ軽く食べて、テレマーカーさんやフォレスタ鳥海から登られた
という方と雑談し、滑走準備に取り掛かりました。ここからはお楽しみの大
滑降。標高差はなんと1,875mです。
当初はクラストやシュカブラの滑りにくいコースかなと覚悟していたのですが、
予想に反して全工程(ちょっと湿り気味だけど)フカフカのパウダーバーン。
今シーズン買ったファット板で初めて楽しいと思ったよ。
途中何度も止まって景色を振り返りながら下りましたが、下るのは早く1時間
程で林道下部に到着(下りは鳥越川沿いに下った)。途中、下りはご一緒させ
て頂いたテレマーカーさんとお別れし、シールを貼りなおし林道を歩いて車に
戻りました。
その後、麓の鶴泉荘で汗を流し帰途につきました。
今回気付いたこと。
登りの体力と滑りの体力は全く別物。
登りヘロヘロでも、あと倍は滑れそう。
これだけ滑ったのに滑り足りないです・・・(汗)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いい天気に恵まれましたね。ブーツもいい感じに慣れてきたので、来月、ご指南お願いします。
こんなに天気良くなるとは思って無かったよ。
こんな日に当たるもの、年に何回あるだろうかね
来月どこか行きましょう
syasyuさん こんばんは!
2月厳冬期の鳥海山頂踏破!最高ですね!!
増して青空の下での広大なバーンを滑走されて羨ましい限りです
最近、日本海沿岸側、特に酒田や象潟は雪が殆ど積もらず山間部も
例年の半分も積もってない印象ですが標高2236mは厳しい冬ですね
この時期の貴重なレコありがとうございます
なんだかソワソワしてきましたよ〜
今年もタイミングが合えば自分も山頂まで行ってみたいですね〜(^-^)/
D-Metalさん、こんばんは!
景色は厳冬期の山でしたが、この日は風も弱く、
全くもって厳冬期とは思えない暖かさでしたよ。
昨年お会いした時の方が寒かったです。
日本海側、荒天の割に積雪は少ないんですね。
雪原もこんなに凸凹うねうねしてたかな?と言った感じでしたし。
ただ山頂の積雪だけは凄かった。七高山から見たらお椀をひっくり返した
形にしか見えないのでは
行ったばかりなのに何ですが、また行きたくてウズウズしてる自分がいます。
レコアップされるの楽しみにしてますね
とは言うモノの、いつもレコお世話になっております。
「登りの体力と滑りの体力は全く別物」とは仰いますが、この時期に鳥海山に登ってしまうとは、相変わらずスゴイですね。是非、体力維持の秘訣を伝授して頂ければと思います。
とは言うモノの、絶好の登山日和に最高の山を選択したsyasyuさんの慧眼こそが、褒め称えられるべきですね。あめでとうございました(ヽ゜ω゜)ノ
derakkumaさん、こんばんは。
こちらこそ、いつも楽しいMレコにはお世話になってます。
体力維持はこっちが聞きたいですよ。シューで17Km以上歩いたレコ、アップしてませんでした
滑る方に関しては、昔取った杵柄なのかあまり体力使わなくても滑れちゃうので・・・秘訣も何もないしなぁ
この日は稲倉岳と鳥海の二本立てで計画していて、荒れたら稲倉岳中腹まで登って滑れれば良いかなと考えてました。なので全然慧眼なんかじゃないんですよ
まぁ運良く天気が良かったということで。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する