記録ID: 58561
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積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
中央アルプス:越百山〜仙涯嶺〜南駒ケ岳
2010年03月12日(金) ~
2010年03月14日(日)
![情報量の目安: A](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,662m
- 下り
- 1,665m
コースタイム
12日伊奈川ダム駐車場8:22−登山口9:02-4合目10:00−6合目11:20・30−7合目12:40−8合目13:30−2430メートルのピーク15:00−9合目の冬季小屋15:25・テント設営
13日明け方から見ざれ混じりの雪で視界無。沈殿
14日5:00起床6:30−越百山山頂8:30・40−テン場9:10(テント撤収)9:45−2430メートルのピーク10:15−7合目10:45ー展望台11:00・11:20-下の水場12:10−登山口12:35ー駐車場13:25
13日明け方から見ざれ混じりの雪で視界無。沈殿
14日5:00起床6:30−越百山山頂8:30・40−テン場9:10(テント撤収)9:45−2430メートルのピーク10:15−7合目10:45ー展望台11:00・11:20-下の水場12:10−登山口12:35ー駐車場13:25
天候 | 12日晴れのち曇り 13日みぞれ混じりの雪(停滞) 14日快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
伊奈川ダムの駐車場に登山届あり。今朝川林道を歩き登山口に着く。今週の寒波で雪が増えているのではないか・・ トレースはなくわりと固めの雪を踏みしめていく。雪のある越百山は3回目。2回とも日帰りだったので荷物も軽かったが、今回はテント。仙涯嶺の下りの岩場が凍っていると危ないということで20メートルのザイルまでも持参しているので、ザックは重い。下の水場にみずが流れているのは、はじめてです。木の根っこには雪があり歩きやすくて助かる。それでも6合目からはアイゼンを付けていく。少し行くとワカンに変えるがしたが凍って滑るのでアイゼンに変える。ここで時間をとってしまう。少しずつ雪が多くなる。毎回7合目からのラッセルに悪戦苦闘してきているのだが、今回も7合目からの急な斜面にももまで沈むラッセルに大変。それでも8合目までは何とか進む。8合目からが悪戦。急な樹林帯はももまでのラッセルが2430メートルのピークまで続く。夏なら35分くらいで8合目から9合目の小屋まで行けるのに約3時間かかり小屋に着く。2430メートルのピークからは100メートルほど下る。樹林帯で木に雪が重くのっかり、印が見えず、コンパスで確認は大切です。7合目からここまで来るのにも印が見えないと樹林の中なので迷ってしまうのでコンパスは必需品です。9合目の小屋に着くと、越百山から南駒ケ岳までがきれいに見える。 冬季小屋は雪の中。少し掘ってみるが氷で固く掘れたものではない。小屋の後ろにテント設営する。ラジオで13日は天気が悪いことが流れてくるがそのまま眠りにつく。 13日は明け方からみぞれ混じりの雪が降り出して、山も見えないガスの中。停滞することになる。2時30分くらいに雪がやみだしたので、テントの周りを整地する。まだ周りは真っ白。南駒ケ岳までは行けそうにない。明日晴れたら、越百山を登り下山することにする。夜8時30分ごろから風が出てきて朝まで続く。 14日風の音が強いが、快晴で。準備をして山頂を目指す。樹林帯は、やはりワカン。森林限界が2400メートル。なかなか風がやまないが、もう春の風です。 稜線に出て少し歩き、アイゼンに履き替えて山頂に行くが、山頂少し下のトラバースを注意して登れば越百山の山頂です。360度展望が開けて素晴らしいの一言です。遠くに富士山も見ることができて、乗鞍・御嶽山・白山はもちろん、穂高もきれいに見渡せて、大満足です。 下山はつらいラッセルとは違い早い。それでもトレースは消えているので、樹林帯は印を確認しながら展望台まで行く。ここでワカン・ヤッケも脱いで春山になり登山口まで下りてきましたが、入山と違い雪は溶けて、日のあたっているところは雪が解けていました。確実に春ですね。それでも林道は滑ります。 |
写真
感想
今回は2泊3日で南駒ケ岳まで行く予定でしたが、13日の天気ではとても行動ができませんでした。下山するにしても樹林帯で道に迷っても大変だし、14日が天気なので、停滞して14日は越百山に行くことにしました。毎回日帰りで行くんですが8合目から9合目までのラッセルで時間を取られるので、今回は山頂が踏めただけでも、うれしい限りです。山は春の日差しに変わってきました。風が強かったんですが、冷たさは、感じませんでした。昨年の2月より雪は多いように思いましたが、冷たさはもうなく、本当に春の感じです。
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コメント
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riekoさん、こんばんは。
3度目の正直でしたね
腿までのラッセル、お疲れ様でした。
確かにあの樹林帯は尾根がはっきりしないので
雪がつくとルートを判断するのが難しそうです。
南駒ヶ岳はどこから見ても、良い姿ですね。
春の風、私も今日は上越の山へ行ってきたのですが
稜線で強風にあたっても、あまり冷たくなかったので
目出し帽など使いませんでした。
日差しも強く、春を感じますね。
riekoさん
越百山お疲れ様でした。
この時期に中アの主稜に登られるとはすごいですね。
写真、綺麗でした。
私も、登りたいとは思いますが、一人だとなかなか躊躇してしまいます。
ともあれ、だんだんと春の兆しが感じられるようになりました。
本格登山シーズンももうじきですね。
riekoさん、こんばんは。
中アも結構雪深くて、素晴らしい景観を成すようです
ね。南駒と越百山はまだ行ったことが無いのでいつか
行きたいと思っていましたが、アプローチも良さそうな
ので雪のシーズンに行きたくなりました
reikoさん、はじめまして。
雪の深い樹林帯の登行、テン泊、中アの素晴らしい景色
、良いですね。
標高の高い雪山の登山もしてみたいですが、まだまだ初心者なので、近くの標高の低い雪山から楽しんでます。
少しずつ、経験と装備、技術、体力を増やして、ステップアップしようと思います。
ありがとうございますtaka4さん。なかなか雪の越百山は、樹林帯のラッセルに悩まされます。2回ほど日帰りで行きましたが、8合目から9合目のラッセルでどうしても時間になってしまいます。雪山は無理せずですからいつも下山。でも山頂に登りたいけど、引き返すのも大切。冬山は特に思います。本当にきれいです
静かな山が楽しめますyoshi629さん。年末年始には入山する人もいるかと思いますが、この時期はいないかもしれません。小屋は掘りだすのが大変ですからテント持参。樹林帯の特に7合目から9合目までは急な登りで重い荷物はこたえましたが、やはりそれなりに満足感があります。ぜひ機会見て出かけてください。
ありがとうございますtodokitiさん^^山の楽しみ方はいっぱいありますね。山頂だけでなくそこに行くまでの。ラッセルもそうです。大変だけど雪の上に自分だけの足跡が振り向くと残っているんですよ。きれいですよ。だからまた出かけたくなる、これからどんどん山を楽しんでください。銀世界は本当にきれいです。
高い山は真冬のようですね・・・白神もだいぶ春の様子になつてきたが、1000メートルの山は雪にに染まっています。入山できるのは5月の連休です。プロの登山者は今でも登っているようですが仙人は5月以降に登ります。
tokiyosi64さん、こちらは日差しは春です。山も春の風です。ふきのとうも顔を出してもう冬ともサヨナラです^^ふときずくと、3月も終わってしまいます。静かな山もあと少しかな・・・
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