入笠山・テイ沢(沢入登山口)
- GPS
- 05:51
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 722m
- 下り
- 722m
コースタイム
05:49 法華道分岐
05:52 入笠湿原 05:55
05:57 山彦荘
05:59 入笠山遊歩道入口
06:21 岩場コース、迂回路コース分岐
06:32 入笠山 06:43
07:01 仏平峠(法華道)
07:05 首切清水 07:07
07:08 大阿原湿原入口
07:16 大阿原湿原 07:35
07:36 テイ沢分岐
07:37 テイ沢入渓
08:20 テイ沢入口(黒河内林道) 08:21
08:50 入笠牧場ゲート 08:51
08:52 JA入笠ハウス 08:55
09:00 高遠町、入笠山登山口分岐(小休止) 09:18
09:35 御所平峠(マナスル山荘)
09:43 山彦荘
09:45 入笠湿原 10:08
10:48 沢入登山口駐車場帰着
天候 | 山中:晴れ 帰路:曇りときどき雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(都内−中央自動車道−沢入登山口:210km) ▇復路:沢入登山口駐車場−町道102号ー<富士見パノラマリゾート入口>−国道20号ー<諏訪南IC入口>−県道90号−<諏訪南IC>−中央自動車道−<高井戸IC>−首都高速−都内 ▇駐車場:入笠山沢入登山口駐車場 中央自動車道の諏訪南IC で降りて、国道20号線を南下します。富士見パノラマリゾート入口の交差点を右折して町道102号線に入ります。主だった交差点には「入笠山」の表記があります。 入笠林道の入口に沢入登山口駐車場があります。キャパ40台無料で、トイレが併設されています。 マップコード:218 218 757*08 █入笠林道:沢入登山口から先の入笠林道は、4月から11月までマイカー規制が実施されています。ただし規制時間は8時から15時までの7時間で、朝はゲートが開いていて監視員もいませんので、8時前の時間なら入れるようです。 朝6時半に山頂に着くと3名の年配のハイカーがいました。駐車場には車はありませんので、山荘に泊まったか、マイカー規制前の時間帯に林道に入ったのかどちらかでしょう。5時頃入笠林道に入り、仏平峠に車を駐めて首切登山口から山頂に登れば、8時前に林道を出られると思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
█沢入登山口−入笠山 沢入登山口から入笠湿原まではよく整備された登山道で、危険な箇所や不明瞭な箇所はありません。 入笠山へはお花畑の中を登るルートと、登山道を行くルートがあり、山頂直下には岩場コースと迂回コースがあります。迂回コースは山頂を巻いてしまうので、首切側から登り直すようです。 よく整備されていますが、標識が多すぎて却って判りにくい気がしました。 █入笠山−首切清水−大阿原湿原 入笠山から仏平峠に下ってくると、首切清水で舗装道に出ます。駐車場やトイレなどがあり、車が何台か駐まっていましたので、朝早く入笠山山頂だけを往復するのなら、ここまで車で入れるようです。 仏平峠から大阿原湿原に入りますが、湿原ですので道の横を小川が流れていたり、流れが道を横切っている箇所もありますが、泥濘のような場所はありませんでした。テイ沢の入口まで木道が続きよく整備されています。 █テイ沢 入口から胸まで達するようなササ藪です。まったく刈り払いはされておらず、人が入っている形跡も見当たりません。昨日の雨か、今朝のガスか判りませんが、濡れたササ藪に突っ込んだので、びしょ濡れ(っというよりズブ濡れ)です。沢は美渓ですが徒渉が10箇所ぐらいあり、ほとんどに手製の橋が架けられています。橋は濡れていて滑りそうなので、上流側では橋を使用せずに飛び石で渡りました。下流側は深いので、ありがたく橋を使わせて頂きました。沢は薄暗く肌寒く感じました。 █黒河内林道 大阿原湿原の末端からテイ沢を1kmほど下ると黒河内林道に出ます。林道はダートで、路肩の笹や草が林道に伸びていますので、車を擦る恐れがあります。牧場まで来ると金属製のゲートがあり施錠されていて車は進めません。歩行者はゲートの上を越えて通行可となっています。このゲートは車止めではなく、牧場の牛が逃げ出さないように設置されたものだと思います。30分ぐらいで御所平峠に戻って来ます。 |
写真
感想
8月20日で今年の夏季休暇は終了した。今年のメインの山行は、昔せわしなく歩いた島々谷を、テントを担いで島々宿から徳本峠までノンビリ歩こうと思っていた。しかし、徳本峠のテン場が予約制になっていたり、台風やら何やらで実現できず、今年の夏は日帰りの大滝山だけになってしまった。
夏季休暇中も、頭の片隅にはあったが、あまり気にしなかった。毎年のことだけど夏季休暇が明けた翌週にISOの審査がある。今年は維持審査だけなので2日もあればマニュアルは頭に入るだろうと思っていた。しかしアルツハイマーが進行したか、この夏は酒の量が足りなかったか、一向に頭に入らない。
毎年のことだが、ギリギリになって徹夜状態で頭に叩き込む。
なんとか審査は通ったが、この週末は山に行ける状態ではなかった。
土曜日は死んだように眠っていたらしい。目が覚めたのはお昼を回っていた。よく寝たせいか体がいつになく軽い。風呂に入って、散髪に行って、ビールを飲みながら、近くでもいいから山に登りたいと思った。
明日は8月最後の休日、今月は一回しか山に行っていない。「てんくら」の天気と登りたい山リストを並べて行きたい山を探したが、今日の明日では山は決まらない。
ビールを3缶ほど開けた頃だろうか、友達登録してあるJPさんの入笠山のレコを思い出した。入笠山といえば、スズランをはじめとするお花畑と、冬はスキーリゾートとして常に混み合っているイメージがあり、これまで登りたいと思ったことはなかった。しかし、長野県にありながら東京から片道200km程度と近い。180円を超えたガソリン代にも優しいか?
急遽、入笠山の天気と駐車場を調べた。午前中は曇り予報ではあるが、雨は降りそうもない。午後の天気は微妙。沢入登山口駐車場のマップコードを調べてナビに転送した。
常に満車のイメージがある沢入の駐車場、4時に着いた時には空っぽで一台の車もいない。駐車場を間違えたのではないかと思った。
5時まで仮眠をして、登山道に入った。
多くの登山者で混み合うと思いきや、登山道にも湿原にも、人影はまったくなかった。
予報に反して眩しい太陽が顔を出し、青空が広がってきた。入笠山の山頂からは首切清水に下り、大阿原湿原を通ってテイ沢の入口まで来た。ここまでの登山道は大変よく整備されていて、人気の高さを窺わせた。
ところがテイ沢に一歩踏み入れて足が止まった。目の前には胸まで達するササが一面に広がっていた。湿原までの整備された状況は一変した。
ササは昨日の雨か今朝のガスか、ビショビショに濡れている。このササを押し分けないと登山道は判らない。少し躊躇した。どこまでササ藪が続いているのか判らない。
意を決してササ藪に踏み込んだ。すぐに首から下はビショ濡れになった。それでも進むにつれササの背丈は低くなってきた。これ以上右岸は進めないところで左岸に飛び石で渡った。ここでササ地獄からは解放された。
テイ沢入口(黒河内林道)まで、10回ほどの対岸に渡る場所があったように思う。この場所には手作りの橋が架けられていたが橋は濡れていて滑りそうだった。上流はほとんど飛び石で渡ったが、下流は橋を利用させて貰った。
テイ沢には滝やヘツリ、高巻きなどはない。沢装備もスキルも必要ない。距離も1キロほどで難しいところはないが、湿原側のササ藪をなんとか片づけてもらいたい。
朝早かったこともあって、駐車場から湿原まで、湿原から入笠山まで、入笠山の山頂には3人がいたが、首切清水にも大阿原湿原にも、テイ沢にも黒河内林道にも人はいなかった。大変静かな山行だったが、御所平峠に戻ってくると、人人人...やっぱり人気の山だ(苦笑)
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