《2023シーズン No.6》西穂丸山(2,452m:岐阜県 高山市) 【アクシデントにより独標手前で撤退】
- GPS
- 06:39
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 612m
- 下り
- 618m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
第2ロープウェイから時間指定(8:15発)に乗車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
丸山「までは」危険箇所、特にありませんでした。 |
その他周辺情報 | 下山後、「ひがくの湯」にて、入浴。 |
写真
感想
8月後半になっても、太陽の力は衰え知らず。
ヒザの具合もだいぶ良いので、今年発の北アルプスへ!
…ということで、満を持しての(苦笑)、西穂ロープウェイ登山。
とても楽しみに行ったのですが、まさかの事態に遭遇し、これを書いている今も、
「山登り」について自問自答しています。
始発のロープウェイに乗り、順調に西穂山荘へ到着。
なかなかの暑さで、休憩を長めにとり、丸山へ。
天気も良く、ゆっくりながらも確実に独標手前に近づいていました。
独標直下付近で、ヘルメットを出しつつ飲水タイムを取っていると、
大きな「ラク!」という声と悲鳴が…。
落石事故の発生です。
救助ヘリが来るまで、一部始終を待機して見ていましたが、
現場の雰囲気は、それまでとは一変。張り詰めていました。
救助ヘリ、救助隊員、そこに居合わせたサポートする登山者。
全員が迅速な対応をしていました。
見守ることしかできませんでしたが、本当に敬意を持って見ていました。
その中で考えたこと。
救助を待っている登山者や急遽サポートしている方々の横を通って、独標を登る人たち。
価値観はそれぞれですが、僕はそこを通って登ることはできませんでした。
…というか、安全確認もとれず、落石の状況も人づてにしか聞けない状況。
岩山初心者であればこそ「またいつか来よう」と思い、今回は独標手前で撤退しました。
落石に遭われた方は、たった20分ほど前に追い越していった外国人。
自分も、ひとつタイミングが違ったら、その当事者になっていたかもしれません。
下山中も、自分のこれまでの山行は「運が良かっただけなのだ」と振り返ることばかり。
西穂山荘に同時期に戻ってきた他の登山者の表情も固かったように思いました。
自分も他人も「安全」に山を楽しみたい。
これを深く考えることはなかったですが…。
趣味としての「登山」、「観光地」となっているメジャーな山に登ることの心構え等々…、人生についても考えさせられる山行となりました。
少し気持ちの整理が付いたら、また山に登りたいと思います。
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