記録ID: 5892938
全員に公開
沢登り
八幡平・岩手山・秋田駒
安栖沢
2023年08月26日(土) ~
2023年08月27日(日)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,224m
- 下り
- 1,136m
コースタイム
1日目
- 山行
- 11:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:30
5:50
20分
スタート地点
6:10
100分
安栖沢
7:50
50分
ゴルジュF1
8:40
100分
F2
10:20
70分
F3
11:30
350分
巻き始め
17:20
幕場
2日目
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:20
6:40
380分
幕場
13:00
180分
登山道
16:00
ゴール地点
林道がヘアピンにカーブする付近から安栖沢へ下降。問題なく降りることができた。ゴルジュまで何もなく歩くことができる。途中両岸斜面が崩れているところが多数。
やがてゴルジュっぽくなってきて、深く広い釜の小滝が目の前に現れた。ここからゴルジュへと入って行く。ここはbitoさんが泳ぐと言った。「ザイルいらないでしょ」と言ったけどgenntoukiは「出しましょう」と言って自分のザックから出した。bitoさんは厚いネオプレーンのベストを着用した。「もし大声を出したら引っ張ってくれ」と言われた。左岸を釜の途中までは歩いて行くことができた。そこから釜に入り泳ぎ出す。滝下まで泳ぎ、一段上がった。足が着いたようだ。もう一つ上がって少し難しい感じを見せていたがやがて滝の上に上がった。カムをひとつかませ中間支点のようにして2番手を引っ張る。2番手はgenntoukiがザイルの中間をハーネスに固定して泳ぐ。滝下手前でやや流れに戻された感じ。滝下では足が届いた。あがってから滝の上に登るのは少し難しかった。金たろうが最後。なんなく登ってくる。
ゴルジュを進むとF2。genntoukiは向かって左側を登ると考えたが、bitoさんは右側を「リスにハーケン打って、アブミで登れそう」と言った。左側は取り付くまで釜が深く、中間支点はとれるかどうかわからない様子。genntoukiが右側をリードする。中間支点ひとつ目を小さいナッツで。ハーケンで二つ目とって、確か三つ目のハーケンがいまひとつ信用できず、近くにもうひとつ打ち込んだ。それでも不安だったが、足をかけて体重をかけて、乗り込んで、股を大きく開いて左側の棚に足を乗せ、そのまま移動し登り切った。ホッとした。しかしその先は支点になるものが全くなく、しかも釜になっていてどう進めばよいかわからない。もうひとつ上に登ってみても何もなく、最後は釜をヘツって先に進み、3畳ほどの広さの岸でザックを下ろし、残ったハーケン2個を打ち込んだ。うまく決まらず、あちこち試して、とりあえず2個並べて打ちこむ。120のシュリンゲを2本で独立分散。もうひとつ長いシュリンゲを動く小岩にかけて支点にした。効果はない。ザイルはダブルにして固定。1本はプルジック用。もうひとつは確保用。まずは確保用でgenntoukiのザックを上げる。そのあと金たろうが2番手。確保されながらアブミに乗りながら登ってきた。最後にbitoさんが固定ザイルにプルジック登攀。ハーケン抜きながら。なんとか登り切った。よかった。ザイルとか片づけて先に進む。
F3。bitoさんがトップ。右側のリスにナッツをかけ、アブミをかける。次にハーケンを打ってシュリンゲでアブミ。またハーケン。もうひとつハーケン。で足を入れて立ち上がるとハーケンが抜けた。bitoさんが釜にドボン。ハーケンが釜の底に沈んだ。ハーケンに結ばれたシュリンゲらしき色が見えたのでbitoさんが潜ろうとする。はじめザックで浮力があり潜れなかった。ザックを下ろして、眼鏡を外して大きく息を吸い込んで潜り、シュリンゲに結ばれたハーケンを回収した。その後メガネがなくなっていた。3人で探すが見つからなかった。次にgenntoukiも登ってみる。ハーケン二つか三つのその上にハーケンが打てなくて、エイヤーで登ってみるが無理。ドボンする。2回くらい挑戦したがダメ。最後にまたbitoさんが登ってみるが登れなかった。諦めました。
さてどこを高巻こうか。見回して右岸の上に木がありそうだということで右岸を巻くことにした。genntoukiがリードしたが、垂直でなかなか厳しい登りだった。2番手で金たろうが登ってきた。途中本格的な落石を発生させ大声で「ラァクゥ〜っ」と叫んだ。ゴロゴロという音からして、バスケットボール大以上の岩と想像する。下でbitoさんも「わ〜っ」genntoukiは「bitoさぁ〜ん」と叫ぶと「大丈夫だぁ」よかった。bitoさんが確保されて登ってきた。そのまま2ピッチ目をbitoさんが登る。最後にgenntoukiが登る。3ピッチ目からトラバースして進んで、全部で5ピッチくらいまで。そのあと懸垂で降りようとしたが、もう少し巻こうとなって巻く。そしてザイルがなくても降りれそうな斜面に出て、木を使って川底に降りる。ゴルジュが続くわけだが、そのゴルジュの奥には絶対登れない滝があって、また高巻きになる、とbitoさんは言った。若い時に遡行してここは記憶にあるらしい。時間を見て、じゃあここからまた巻きましょうということになった。降りた斜面を登り返し、アンザイレンして尾根沿いに登っていった。登りはきつかった。平坦になると林道跡に出た。林道跡はほぼ藪化していた。途中左側の斜面が崩れていたりして踏み跡は不明瞭だった。そんな中に新し目のピンクテープがあった。釣り屋のものだろうか。林道跡を歩くのは、暑かったからか行動食をあまり食べなかったからか体力的にきつかった。地形図の、林道がなくなった付近の、東側斜面が緩くなった当りで沢を目掛けて降りて行く。心配した滝などもなく平坦な河原に降りることができた。空はまだ明るかった。雨が降っても安全で、広い所まで少しだけ進んで幕場とした。薪を集めて着火。酒を飲んで、飯を食って。bitoさんは1段上に、金たろうとgenntoukiは焚火に周辺に就寝。夜中雨がぽつりと来て、やんで、またポツリ。本降りを心配しながら、背中の石が少し大きくて痛くて、さらに寒くてあまり眠れなかった。
4時30分起床。晴れている。ソーメン食って出発。巨岩帯が続く。疲れます。地形図を見ながら枝沢を確認して進む。滝がひとつ、ゴルジュっぽいのが一ヶ所。本流を遡っていると思って詰め上がると水は涸れてしまった。笹藪漕ぎはない。そして沢地形はなくなって湿原へ出た。しかも地形図から想像するよりは急な地形だった。登山道脇の沢に水が流れていることを知っていたのでおかしいと思った。僕たちは予定の沢ではなく、その西側の沢を詰め上がっていた。でもまあ詰め上がる地点は数百メートルしか違っていなかった。現在地が分かったので詰め上がってしまった湿原からコンパスで藪を漕いで木道に出た。すぐだった。木道を下って千沼ヶ原の平坦地でザックを下ろし、食った。長い時間休んでから下山へと立ち上がる。千沼ヶ原を過ぎると3回ほど登り、そして下り、あとはずっと下る。金たろうが先頭を歩くと見えなくなるほど金たろうとbitoさんは離れて行く。平ヶ倉沼付近でやっと追いついて、水場で水を飲んで、もうひと頑張りで登山口へ無事下山。
やがてゴルジュっぽくなってきて、深く広い釜の小滝が目の前に現れた。ここからゴルジュへと入って行く。ここはbitoさんが泳ぐと言った。「ザイルいらないでしょ」と言ったけどgenntoukiは「出しましょう」と言って自分のザックから出した。bitoさんは厚いネオプレーンのベストを着用した。「もし大声を出したら引っ張ってくれ」と言われた。左岸を釜の途中までは歩いて行くことができた。そこから釜に入り泳ぎ出す。滝下まで泳ぎ、一段上がった。足が着いたようだ。もう一つ上がって少し難しい感じを見せていたがやがて滝の上に上がった。カムをひとつかませ中間支点のようにして2番手を引っ張る。2番手はgenntoukiがザイルの中間をハーネスに固定して泳ぐ。滝下手前でやや流れに戻された感じ。滝下では足が届いた。あがってから滝の上に登るのは少し難しかった。金たろうが最後。なんなく登ってくる。
ゴルジュを進むとF2。genntoukiは向かって左側を登ると考えたが、bitoさんは右側を「リスにハーケン打って、アブミで登れそう」と言った。左側は取り付くまで釜が深く、中間支点はとれるかどうかわからない様子。genntoukiが右側をリードする。中間支点ひとつ目を小さいナッツで。ハーケンで二つ目とって、確か三つ目のハーケンがいまひとつ信用できず、近くにもうひとつ打ち込んだ。それでも不安だったが、足をかけて体重をかけて、乗り込んで、股を大きく開いて左側の棚に足を乗せ、そのまま移動し登り切った。ホッとした。しかしその先は支点になるものが全くなく、しかも釜になっていてどう進めばよいかわからない。もうひとつ上に登ってみても何もなく、最後は釜をヘツって先に進み、3畳ほどの広さの岸でザックを下ろし、残ったハーケン2個を打ち込んだ。うまく決まらず、あちこち試して、とりあえず2個並べて打ちこむ。120のシュリンゲを2本で独立分散。もうひとつ長いシュリンゲを動く小岩にかけて支点にした。効果はない。ザイルはダブルにして固定。1本はプルジック用。もうひとつは確保用。まずは確保用でgenntoukiのザックを上げる。そのあと金たろうが2番手。確保されながらアブミに乗りながら登ってきた。最後にbitoさんが固定ザイルにプルジック登攀。ハーケン抜きながら。なんとか登り切った。よかった。ザイルとか片づけて先に進む。
F3。bitoさんがトップ。右側のリスにナッツをかけ、アブミをかける。次にハーケンを打ってシュリンゲでアブミ。またハーケン。もうひとつハーケン。で足を入れて立ち上がるとハーケンが抜けた。bitoさんが釜にドボン。ハーケンが釜の底に沈んだ。ハーケンに結ばれたシュリンゲらしき色が見えたのでbitoさんが潜ろうとする。はじめザックで浮力があり潜れなかった。ザックを下ろして、眼鏡を外して大きく息を吸い込んで潜り、シュリンゲに結ばれたハーケンを回収した。その後メガネがなくなっていた。3人で探すが見つからなかった。次にgenntoukiも登ってみる。ハーケン二つか三つのその上にハーケンが打てなくて、エイヤーで登ってみるが無理。ドボンする。2回くらい挑戦したがダメ。最後にまたbitoさんが登ってみるが登れなかった。諦めました。
さてどこを高巻こうか。見回して右岸の上に木がありそうだということで右岸を巻くことにした。genntoukiがリードしたが、垂直でなかなか厳しい登りだった。2番手で金たろうが登ってきた。途中本格的な落石を発生させ大声で「ラァクゥ〜っ」と叫んだ。ゴロゴロという音からして、バスケットボール大以上の岩と想像する。下でbitoさんも「わ〜っ」genntoukiは「bitoさぁ〜ん」と叫ぶと「大丈夫だぁ」よかった。bitoさんが確保されて登ってきた。そのまま2ピッチ目をbitoさんが登る。最後にgenntoukiが登る。3ピッチ目からトラバースして進んで、全部で5ピッチくらいまで。そのあと懸垂で降りようとしたが、もう少し巻こうとなって巻く。そしてザイルがなくても降りれそうな斜面に出て、木を使って川底に降りる。ゴルジュが続くわけだが、そのゴルジュの奥には絶対登れない滝があって、また高巻きになる、とbitoさんは言った。若い時に遡行してここは記憶にあるらしい。時間を見て、じゃあここからまた巻きましょうということになった。降りた斜面を登り返し、アンザイレンして尾根沿いに登っていった。登りはきつかった。平坦になると林道跡に出た。林道跡はほぼ藪化していた。途中左側の斜面が崩れていたりして踏み跡は不明瞭だった。そんな中に新し目のピンクテープがあった。釣り屋のものだろうか。林道跡を歩くのは、暑かったからか行動食をあまり食べなかったからか体力的にきつかった。地形図の、林道がなくなった付近の、東側斜面が緩くなった当りで沢を目掛けて降りて行く。心配した滝などもなく平坦な河原に降りることができた。空はまだ明るかった。雨が降っても安全で、広い所まで少しだけ進んで幕場とした。薪を集めて着火。酒を飲んで、飯を食って。bitoさんは1段上に、金たろうとgenntoukiは焚火に周辺に就寝。夜中雨がぽつりと来て、やんで、またポツリ。本降りを心配しながら、背中の石が少し大きくて痛くて、さらに寒くてあまり眠れなかった。
4時30分起床。晴れている。ソーメン食って出発。巨岩帯が続く。疲れます。地形図を見ながら枝沢を確認して進む。滝がひとつ、ゴルジュっぽいのが一ヶ所。本流を遡っていると思って詰め上がると水は涸れてしまった。笹藪漕ぎはない。そして沢地形はなくなって湿原へ出た。しかも地形図から想像するよりは急な地形だった。登山道脇の沢に水が流れていることを知っていたのでおかしいと思った。僕たちは予定の沢ではなく、その西側の沢を詰め上がっていた。でもまあ詰め上がる地点は数百メートルしか違っていなかった。現在地が分かったので詰め上がってしまった湿原からコンパスで藪を漕いで木道に出た。すぐだった。木道を下って千沼ヶ原の平坦地でザックを下ろし、食った。長い時間休んでから下山へと立ち上がる。千沼ヶ原を過ぎると3回ほど登り、そして下り、あとはずっと下る。金たろうが先頭を歩くと見えなくなるほど金たろうとbitoさんは離れて行く。平ヶ倉沼付近でやっと追いついて、水場で水を飲んで、もうひと頑張りで登山口へ無事下山。
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