織姫神社から両崖山〜行道山
- GPS
- 07:28
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 895m
- 下り
- 892m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 7:20
天候 | 早朝小雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
織姫神社一の鳥居前の織姫観光駐車場に駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎織姫神社 織姫神社は織物業が盛んな足利の守り神として創建された神社で、近年は夜景スポットや縁結びの神として人気がある。 両崖山へのハイキングコースの起点となっている。 今回は一ノ鳥居手前の織姫観光駐車場を利用した。 舗装区画あり 13台駐車可能 駐車場にトイレがあり便座暖房温水シャワー付きで極めて快適 このほか織姫神社背後の織姫山などに3か所の駐車場があり計73台駐車可能 ◎織姫神社〜両崖山〜大岩山〜行道山 コースすべてが関東ふれあいの道になっており、ハイキングコースとして整備されている。 織姫公園から両崖山まではチャートの露岩が続き開放感のある稜線となっている。 一方両崖山〜大岩山までは擬木の階段が多く登山道としては歩きづらい。 ◎天狗山ハイキングコース 両崖山〜天狗山を経て市内通4丁目まで天狗山ハイキングコースとして整備され、周回ルートを取ることもできる。 関東ふれあいの道ほどの過剰整備もなく、自然な道が続く。 天狗山直下に天狗岩の岩場があり、初心者は注意が必要だが巻道で回避できる。 両崖山と天狗山の鞍部はムラサキツツジの群落地でゴールデンウィークごろに満開となるようだ。 ◎展望スポット ☆織姫公園 織姫神社背後の織姫公園は栃木有数の夜景スポットで日本夜景遺産にも選ばれている。 縁結びの神様としても知られているため、夜間はカップルが多くハイカーはお呼びじゃない?? ☆両崖山 両崖山山頂は展望はないが、山頂手前は南東方向が大きく開けている。 今回はここから大小山から昇る日の出を見ることができた。 ☆石尊山見晴台 足利行道山は関東ふれあいの道の標識では『石尊山見晴台』と表記されている。 灌木があるもののほぼ360度の展望で、富士山から榛名、赤城、足尾、日光の山々が望めるようだが、今回は雪雲と春霞で叶わなかった。 ☆天狗山 山頂は灌木があるものの360度のパノラマが広がる。 やはり春霞のため遠方の山を見ることは出来なかった。 |
写真
感想
14日に古賀志山から鞍掛山まで縦走した後、佐野まで南下して予約していたルートイン佐野藤岡インターに宿泊。
古いタイプのルートインで売りの大浴場が故障して入れなかったのが残念!!
翌15日は足利の織姫神社から両崖山を経て行道山まで歩く予定だ。
足利北部の山々は安蘇山地と呼ばれ、チャートからなる独特の地質構造となっている。
今回歩くコースは関東ふれあいの道にとなっており、地元では人気のコースのようだ。
ホテルを4時過ぎにチェックアウトして、コンビニで食糧を調達した後5時前に織姫観光駐車場に到着。
駐車場のトイレは便座暖房温水シャワー付きで非常に快適だ。
天気予報は晴れだったが未明に小さな気圧の谷が通過したようで5時を挟んで短時間だが霧雨が降っていた。
このためカメラを濡らしたくないので、EOS5は車に置いたまま、5時過ぎに駐車場を出立。
ヘッデンをつけ229段の階段を登ると織姫神社本殿がありまずはお参り。
神社の横から関東ふれあいの道の標識に従い北へ向かう。
展望台のあるピークに着くがここが鏡山だ。
ちょうど東の空が白み始め大小山のシルエットが浮かび始める。
コンデジで写真を撮るが、EOS5を持ってくればよかった…
両崖山まではチャートが露出した岩稜の尾根が続く。
山頂直下に展望デッキと東屋があり、ちょうどここで大小山から昇る日の出を拝むことができた。
織姫公園周辺では早朝にもかかわらず多くのシニアがウォーキングをしておられ、両崖山まで歩く方も多い。
中には90歳近い方もおられ、冗談めかしに一年に400回登っているという猛者もおられた。
まさに足利市民の山だ。
展望のない両崖山頂を過ぎると擬木の階段の登降が続き歩きづらい。
第一ベンチで雷電神社への道を分け、車道を横切ると眼下に北関東道が走る第2ベンチとなる。
ここで小休止を取り274.5mの三角点を越えると再び車道に出る。
関東ふれあいの道は大岩毘沙門天へ向かう左の車道を指しているが、大岩山へは再び山道に入る。
一登りで毘沙門天からの車道を併せると、杉やシイ、ツバキなど常緑樹の登りとなり、ベンチの置かれた大岩山頂に着く。
眺望はないが、行道山へ向かう次のピークは北西方面が開けて太田や桐生方面、北には石尊山や仙人ヶ岳が見える。
関東ふれあいの道の道標では石尊山見晴台と記された行道山へはあっという間で山頂には東屋と簡単な方位版が置かれている。
行道山というのは山麓にある浄因寺の山号で『足利行道山』と書かれた足利百名山の小さなプレートがつけられているだけだ。
空気が澄んでいれば富士山から浅間山、榛名、赤城、足尾、日光と展望は思いのままのようだが、春霞と雪雲のため遠望は出来ない。
それでも北に石尊山や深高山、仙人ヶ岳から赤雪山、更には氷室山が望め、今後の登降欲を掻き立てられる。
両崖山までは往路を戻るが、そこそこハイカーとすれ違うようになり両崖山頂周辺では多くのハイカーが休んでいる。
天狗山へは痩せ尾根の登降となり鞍部ではマンサクの花が咲いている。ここで出会った地元の方のお話ではGWごろには稜線はツツジの街道になるとのことだ。
天狗岩の岩場を登り返せば天狗山頂で、ここで昼食を取る。
こちらも360度の展望台だがやはり遠望は叶わない。
のんびり腰を下ろしていると、お昼前ということで続々とハイカーが到着する。
ベンチを長時間占領するのも気が引け、追い立てられるように下山を始める。
小さな登降を繰り返し1時間弱で常念寺の脇で街に降り立つ。
ここから、車道を600メートルほど歩けば駐車場へと戻るが、途中、『床屋の角にポツンとある公衆電話』が・・・
これがあの公衆電話だ!!
駐車場に戻るとほぼ満車だがほとんどが神社の参拝者のようで、縁結びの神様だけに若いカップルが多い。
両崖山から先の擬木の階段は正直閉口させられるが、大半が照葉樹の明るいトレイルはもっと空気が澄んだ日に歩けばさらに楽しい山行になっただろう。
両崖山周辺のチャートの露出した岩稜は赤松の林と合わさって開放的でまさにプロムナードだ。
ここのチャートの露岩は特徴的で、他ではあまり見られない景色でもある。
またまた南岸低気圧で雪の予報だが、登山口へのアプローチに影響がなければこの週末も栃木の山に登ろうと思う。
今回行道山から見えた仙人ヶ岳や赤雪山あたりが有力候補だ。
帰りはもちろん『渡良瀬橋』を口ずさみながら渡良瀬橋を渡り、国道50号に出て、東北道へと向かった。
コメント
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ひょっとして森高千里の渡良瀬橋っすか?
思わずYoutubeで見てしましました。
なっなつかしぃ〜〜
いいです 100点
マコト観音様、ひょっとしてこれっす!!
時間があれば八雲神社にも回り、河原に下りて風邪をひき、橋で夕日を眺めてみたいものです。
こんばんは!
足利あたり、家から比較的近い(都心を抜けなくて済みます。)ので、時々出かけています。今年は近いうち、ここへ行こうと思っています。
数年前、(ヤマレコ始める前ですが)松田ダム湖に車を停めて、赤雪山から仙人ヶ岳へ周回しました。ちょうどmatchさんたちが計画されているコースと同じだと思います。仙人ヶ岳からの尾根の途中から松田ダム湖へ下る道が、かなりのヤブ道でおまけに急坂でした。
大小山もなかなか面白かったです。ここも、大坊山の駐車場からいったん里に降りて、半時計まわりに周回してきました。眺めのいい尾根道が続き、途中茶店(休日のみ営業か?)があったりして、面白かったです。お勧めします。
渡良瀬橋! いいですね!
tsu-pm さん、おはようございます。
都心を抜けずにアプローチできるのはいいですね。
雪が消えるころには根本山や熊鷹山、氷室山辺りまで足を延ばしてみたくなっています。
まずは今朝の東京の雨が現地でも雨であることを願っています。
初めて知りました 織姫公園いつか行って見たいなぁ・・・デートで
これからは夜景を眺めるたびにここは夜景遺産かな?考えそうです
渡良瀬橋 森高千里・・・まだわかります(爆)
ハナさん、おはようございます。
是非素敵な彼氏と織姫公園でデートを!!
match1128 さん
こんにちは
寄居から熊谷・足利に歩けば、日光に繋がるのですね。
その途中の山がこの周辺の山かと思い、読ませていただきました。
はるな会いにいくか、ニャンまげに会いに行くか悩むなぁ
hamburg
渋描き隊長、こんにちは。
確かに足利から日光につながるといえばつながりますが、奥秩父や大菩薩のように登山道がつながっているわけではないし、地形図に登山道が表記されていても、そもそも東京近郊の登山道の認識で歩けば痛い目に合うような道ばかりです。
入山者の絶対数が違いますから。
なんたら名山とか線つなぎとかこだわらず登ってみたい山に登るのが一番楽しいですよ。
こちらも昨春の山行を思い出しながら懐かしく拝見しました。
我が隊は、市バスに乗って、北から南に縦走しましたが、風が強くて寒くて寒くて。
下山後に、久しぶりに街中の銭湯に入ったのが良い思いでです。
隊長
隊長のレコも拝見しました。
天狗山を回ればマイカーでも周回ルートが取れるのがいいですね。
あと、私は地質や石も興味があるんですが両崖山へのチャートの登山道は非常に興味深かったです。
初めまして。
織姫神社という文字になんとも言えない懐かしい気持ちが蘇ってきました。
山行とは関係ないのですが、初めて彼が出来た時に初デートで、ドライブがてら行きました。
長い階段と渡良瀬橋、印象に残ってます。
関東ふれあいの道の一部になってたんですね。
こんど行ってみようかな?
ayasumiさん、コメントありがとうございます。
織姫神社、素敵な名前ですよね。朱色の社殿も鮮やかですし。
森高千里さんの歌のイメージもあるんでしょうが、足利は清潔感のある町でした。
もし出かけられるなら、ちょっと早起きをして日の出前に織姫山公園の展望台まで登ってください。
日の出前の街の明かりと紫に染まる空が素晴らしいですよ。
4番はコンデジとは思えないほど綺麗に撮れてますね
街明かり、山のシルエット、夜明け前のグラデーションがとても綺麗です。
行道山といえば当方、寝釈迦がすぐに見つけられなくて、30分程探して諦めかけた頃やっと見つけたのを思い出しました。
栃木の低山は東京から車で行くのに近いし、アプローチまで雪の無いことが比較的多くノーマルタイヤで行けるのがいいですね。
mtkenさん、おはようございます。
織姫神社を出立するときは小雨が降っていたので濡らしてはいけないとEOS5は車に置いたままでした。
コンデジと言ってもソニーのDX100というハイエンドなコンデジなんですが、それでも手振れなしで撮れる限界30分の1秒にするには最大感度にしなければいけなかったのでかなりざらつきが出てしまいました。
EOSならスナップでももっといい絵が取れたと思うので、ちょっと失敗でした。
寝釈迦は山からお寺の方に下ったところにあるんですよね??
我が家は織姫からの往復だったのでそっち方面は行かづしまいです。
いずれ名草の方から歩いてみたいと思っています。
寝釈迦の位置:
その通りです。行道山(石尊山見晴台)から浄因寺に降る途中に「寝釈迦分岐」標識があり、そこに高さ5m位の岩場があります。寝釈迦はその上にあります。小さな石仏群の手前で寝てますが、50センチほどと小さめで、大きいという先入観があると見つけづらいです。
寝釈迦といえば袈裟丸山に登る途中にもあった記憶があります。
寝釈迦は小乗仏教ですが、栃木周辺に寝釈迦像が見られるのはどういう背景なのか興味が湧いてきました。
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