ドSコース・鎖場25ヵ所の八丁尾根から両神山


- GPS
- 08:00
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 870m
- 下り
- 862m
コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 7:57
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
岩場・鎖場で有名な両神山の八丁尾根。以前から登りたかった。
上落合登山口までのアクセス県道が、昨年9月大規模な土砂崩れで埋まったが、8月に通行止めが解除された(※10月末まで当該県道の一部区間が平日8:30〜15:30工事継続のため通行止めなので要注意)。今回、距離や標高差の数値では現れない大変さと、ヘルメットの重要性を認識した登山になった。
【アクセス】
・道の駅大滝温泉に車中前泊。暑くて寝苦しかった。車中泊が多いので、もう少し登山口側の公衆トイレ(駐車スペースあり)で車中泊してもよかったかも(google mapに記載あり)。
・上落合登山口は10台程度停められるスペース。登山届ポストあり。
【八丁峠〜西岳〜東岳】
・奥多摩の急坂を彷彿とさせる樹林帯の九十九折れの急登。沢沿いを登っていく。90%以上の湿度で少しグッタリ。稜線にあがるとそよ風が気持ちいい。
・八丁峠から西岳〜東岳がこのルートの核心。鎖場が23、ロープが1。表妙義にも劣らない垂直に近い鎖場、特に今回、前日の雨で岩が濡れており非常に滑りやすく細心の注意を払った(ドンちゃん、モンベルのアルパインクルーザーが修理中でソールが少し滑りやすい靴)
・鎖がない岩場も危ないところがいくつも。
・表妙義や北アルプスのような高度感はないが、とにかく鎖場が次から次へと続く。鎖に頼ると腕がパンプしてしまうので、できるだけ鎖は補助で。
・一か所ナイフリッジ状の尖がり尾根あり。トラバースの鎖もあるので不安ならそれを。
【東岳から山頂】
・比較的なだらかな尾根歩き。油断していると最後の最後に垂直の鎖場が2か所。そこを抜けると山頂。ガスで展望なく残念。日向大谷口からの登山者多し。
【下り】
・このルートの本質は下り(帰り)の鎖場と思える、垂直の下りの鎖場が大変。岩が濡れていると下りの岩場はさらに危険。結局、この日このコースは先行1人、すれ違いなどで10人ほど。ヘルメット装着率は半分強。
・下りの足がかりが難しい鎖場で、ドンちゃん多少キレ気味に。たしかにこの日、このコースで山頂に行った女性はドンちゃんだけ。岩肌が濡れて非常に難しい日だったと思う。
【データで現れない大変さ】
・距離6卍度、累積標高900mくらいなのに8時間。2人山行だと危険な鎖場で待ち時間があるがなかなかなキツさ。危険なのは鎖がついてないところと濡れた岩肌。滑落事故なども多いとのことで、看板通り初心者向けではなく、岩場・鎖場の経験を積んでからのほうが良いと思います。
【ヘルメットの重要性】
・帰りの下りの鎖場でkopalが先行し先に下りた。ドンちゃんが下りるときにこぶし大の石が落ち、kopalのザックの天蓋に“バフッ”と落ちてきた。そのときは「ラーク」の掛け声がなかったが、ヘルメットがない頭部にあたったら相当な衝撃だったろうと思う。ラークの声で上をみて顔面に当たっていたら、さらに怪我をしていた可能性はある。フォールラインにいたkopalが悪いが、ヘルメットは重要だと改めて認識した経験。
コース定数はヤマケイのヤマタイムで25なんですけどね…。心身の疲れようは40クラス。翌日、足も腕も肩もパンパン。
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