BCクロカンで無意根山(千尺高地コース)
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- GPS
- 06:33
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 902m
- 下り
- 893m
コースタイム
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
人気のコースなのでトレースもはっきりしていました |
写真
感想
二月。移動性の高気圧におおわれ、好天が約束された休日の一日。雪山日和とはまさにこういう日を言うのでしょう。天気予報を聞きつけ前日から山へ行く準備をし、翌朝は空に雲がかかっていたものの現地に到着した頃には見事に青空が広がりました。場所は夏になんども登ったことのある無意根山。やはり土地勘のある場所が落ち着きます。冬もスキーやスノーシューで何度か登ったことはありますが、今回はBCクロカンの装備で入山してみました。
BCクロカンとはバックカントリークロスカントリースキーのことだそうで(なんか言葉的にちょっと違和感、ってか変だと思うけど。ライトBCスキーとかのほうがピンとくるな)いわゆるウロコ付きクロカンスキーの板にエッジを施し、ブーツやビンディングもいくぶんハードに使えるよう頑丈にしたものだそうで、手軽なBCスキーとして話題になっているようです。それらは自分がいつも冬の運動不足解消のため近所の公園でやっているクロカンスキーの装備とほぼ一致するので、今回特に何か新しく揃える必要はありませんでしたが、山でどれだけ通用するのか試してみようと思った訳です。(でもこのスキーのポテンシャルを知ってる身としてはこの装備だけでは不安なのでイザというときの為にワカンも持っていくことにしましたけど)
このスキー、登りに関してはステップゾーンに刻まれたウロコを上手に使えば(雪面にもよりますが)ある程度の斜面なら楽に登ることができます。ステップゾーンの限界を超えたらキックターンで斜めに登ったりV字開脚で登ったりとなりますが板やビンディングが軽いので思ったより疲労度は感じません。しかしキツイ登りが長く続く場合は潔くスキーを外して登った方がイイでしょうね。今回の無意根山でも板をはずして登ったのは千尺高地手前の登りが続く部分と山頂直下のカリカリの雪面の2箇所のみで登りきることができましたし、BCクロカンの機動力をそれなりに実感できたと思います。
一方下りは?というとこれがかなりの苦戦。歩くことに特化したスキーを起源としていますので滑りは苦手で、はっきり言って気持ちよく滑れたのは千尺高地の緩斜面のみでした。制動方法はプルーク姿勢で止まるか尻もちをついて転ぶかのどちらかでして、プルークもあまり長く続けるとさすがに太ももが悲鳴を上げ…(汗)樹林帯では華麗なる斜滑降もあまり使えず、結局板をはずしてワカンで降りることに。もう少し自分にスキー技術があればと思いつつも、やはりこの辺も含んで楽しめなきゃ厳しいのかなとも感じました。仲間と一緒に転ぶ姿を笑いながら楽しくやるならOKなんじゃないかな、と。一人だと何度も転ぶうちにどうしても気分がどよーんとなってしまうんですよね(笑)
それでも繰り返しになりますが今回は本当に天気に恵まれ、自分の不甲斐ないスキー術も忘れるほど楽しい雪山ハイキングとなりました。BCクロカンには課題も残りましたが、いわゆる山スキー系の装備の重さにうんざりしている(僕のように)人なら試す価値はあると思いますよ。フィールドを変えてまたチャレンジしたいと思っています!
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