石尊山から〜猪子峠〜仙人ヶ岳 周回
- GPS
- 09:19
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,179m
- 下り
- 1,177m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 9:16
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎石尊不動尊 石尊山の登山口で不動尊前に未舗装区画なしで5台程度駐車可能 駐車スペースが少なく、満車の場合は登山口手前200メートルほどにある叶花地区集会所前の駐車スペースが利用可能だ。 駐車場にトイレはあるが、利用していないので詳細は不明。 ◎石尊山〜深高山〜猪子峠 石尊山への稜線は松とツツジの灌木帯が続き眺望もいい。 石尊山から深高山へはアップダウンも少なく歩きやすいトレイルが続く。 深高山からはトラロープの急坂の下りもあるが特に危険な場所はない。 ◎猪子峠〜仙人ヶ岳 鋸歯状のピークが連なりアップダウンを繰り返すため地形図で見るよりもハードだ。 痩せ尾根の岩稜が続き油断は禁物だが、標高以上の高度感を感じることができる。 犬帰りの鎖場は、一見手強そうだが、いざ取付けば簡単にクリアできる。 ◎仙人ヶ岳〜白葉峠 奥多摩辺りの感覚で言えばバリエーションルートと考えていいだろう。 分岐には道標が置かれテープのマーカーもついているが、全体的に踏跡は薄く、伐採や昨年4月の山火事の影響でルートが不明瞭な場所も多い。 歩き慣れた地元のハイカーならともかく、土地勘がなく初めて歩く際には地形図とコンパスは必携である。 特にいくつかある屈曲点には標識がないため、必ず現在地と方位の確認は実践したい。 ◎展望ポイント ☆石尊山への稜線 マツやツツジの灌木の稜線は展望が開け開放感に溢れている。 見晴台からは赤城山のほか、関東平野を挟んで榛名山や妙義山、浅間山などが一望できる。 今回は春霞のため赤城山を一望したのみだった。 ☆猪子峠から仙人ヶ岳の稜線 松田川を挟んで赤雪山が対峙しており、折に触れ袈裟丸山や皇海山、男体山などが望める。 |
写真
感想
今年に入ってすっかり嵌ってしまった栃木の低山歩き。
今週も足利のルートインを予約し、5週連続栃木へ。
本来は土曜日は石尊山から仙人ヶ岳、日曜日は赤雪山から仙人ヶ岳と二日とも仙人ヶ岳をめぐる山行のつもりだったが、日曜の天気予報が悪化したので22日は三毳山に変更した。
土曜日に向かうのは石尊山から猪子峠を経て仙人ヶ岳を周回するコース。
トータル16キロちょっとだが、猪子峠から仙人ヶ岳は痩せ尾根や岩稜が続きアップダウンが多い。また仙人ヶ岳から白葉峠は歩く人も少なく不明瞭な個所もあるためアップされたヤマレコをじっくり拝見しながら、地形図やルート状況をしっかりと頭に叩き込んだ。
2月21日は例のごとく2時半に起きて3時過ぎに自宅を出立。
首都高〜東北道に入るが、頑張って3時58分に浦和料金所を通過。
深夜割引GET!!
東北道から北関東道に入り、桐生大田ICで高速を降り足利に戻って登山口となる石尊不動尊前に5時半に到着。
気温は氷点下2.5度と先週ほどの冷え込みではない。
まだ暗い中、6時前にヘッデンをつけて出立。
最初は樹林帯の登りだが稜線に出ると、灌木の岩稜となり視界が開ける。
ちょう北に赤城山が姿を見せ、関東平野を挟んで微かに浅間山も浮かぶが春霞のせいで写真で撮っても確認できない。空気が澄んでいれば見えるはずの榛名や妙義も全く見えない。
写真を撮っている間にトレランさんに早くも抜かれる。
奥ノ院を過ぎ一登りで石尊山山頂。
深高山まではアップダウンのない歩きやすい稜線だが、深高山から一転して急坂を一気に下る。
猪子峠から仙人ヶ岳までは標高差だけ見たら330メートルの登り返しだが、痩せ尾根の岩稜にはいくつもの小ピークが鋸歯状に連なり、アップダウンを余儀なくされるハードなコースだ。
右手には松田川を挟んで赤雪山が対峙し、折に触れて袈裟丸山や皇海山、男体山も姿を見せる。
小ピークには『維』『宗』『知』と平家一門を連想させる名前がついているが、平家と関係があるんだろうか??
猪子峠から2時間半とほぼ標準タイムで、仙人ヶ岳に到着。
ここで鍋焼きうどんを作り1時間の大休止。
休憩中10人くらいのハイカーが来られたが皆赤雪山からの周回ルートの方ばかりだ。
休憩後は標識に従い西へ下るが、ここから先は白葉峠まで昨年4月の山火事の痕跡が続き、鎮火まで7日もかかった山火事の脅威を思い知らされる。
全体的に踏跡は薄く、ピークや屈曲点で現在値を確認しながら、県境を辿ってゆく。
荒倉山の先の大規模な伐採地では荒涼とした眺めが広がるが、伐採故に眺望が開ける石尊山から深高山や猪子峠からの登り返しが一望できる。
白葉峠で車道に出るとあとは2キロ弱の車道歩きで3時過ぎに無事登山口へ帰還。
無事の下山のお礼に不動尊へとお参りし、この日の山行は終了した。
今回のコースは猪子峠まではハイキングコース、峠から仙人ヶ岳はハードな峰渡り、仙人ヶ岳から白葉峠まではバリュエーションルートとそれぞれ性格が異なる変化に富んだ山行となった。
同じ栃木の低山といっても、これまでは関東平野に面した山を歩いてきたが、仙人ヶ岳は一歩奥に入った山で、これまでの山とは奥深さが全く異なっている。
熊鷹山や根本山、鳴神山から足尾へと、さらに奥へと続く山々への登降欲がますます大きくなってゆく。
春になればぜひこれらの山に向かいたいものだ。
下山後はルートイン足利第2に宿泊、翌22日は予報もよくないのでお手軽に歩ける三毳山へ向かう予定だ。
コメント
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5週連続ですか!
栃木に相当惚れ込んでますね
まだまだ続きそうですね
平家説、興味深く拝見。
確かにそう言う謂れがあるかあってもおかしくないかも。
そんなことを考えながら歩くのも山の楽しみの一つですね
しかしmatchさんでも不明瞭な箇所はあらかじめ地形等頭に叩き込む!とはさすが
最近GPSはログ取り用だけにし、地形図を覗き込んでます。GPSと違って全体の地形が分かるのって大事だと実感してます。
マコトさん、おはようございます。
今まで登ったことのないエリアは新鮮で楽しいです。
私もガーミンはログ取り用がメインで、標高を確認するのに使うだけで、基本的には地形図を使います。
自分で考えて歩かないとつまらないし。
標高こそ低いが、距離、累積標高差、岩稜有り、そして後半のバリっぽいコースなど結構ハードなコースですね。歩ききればそれなりの達成感も得られ、興味をそそるコースです。
セブンの鍋焼きうどのゼリー状の汁、リュックのなかで溶け出てこないですか?この時期ならまだ大丈夫なのかな。
mtkenさん、おはようございます。
岩稜といってもmtkenレベルのスキルでは物足りないかもしれませんが、歩きを目的とするなら変化に富んでとても楽しいコースです。
機会があればぜひ!!
鍋焼きうどん、まだ大丈夫ですが、念のためジップロックで包み込んで詰め込みます。
マッチさん、こんばんは。
仙人ヶ岳は2度行きましたがもっと楽なコースしか歩いていないので、こんな周回コースもあったんだと大変参考になりました。
アカヤシオの咲く頃は結構な人出でしたよ
マッチさんの山行でやっと私も行ったことのある山が出て楽しめました
しかしこの仙人ヶ岳、山火事多いですね〜
マコトさんおはようございます。
石尊山から縦走して周回コースが取れないかヤマレコを探したらこのコースがいくつかアップされていました。
仙人ヶ岳からの下りは踏跡も薄く誰にも合いませんでしたが、この区間が一番楽しかったかも??
栃木と群馬県境はツツジの季節は混雑するようですね。
マッチさん
ミキータさん こんばんは
ミキータさんの に見とれてしまいました。
カメラが良いのか素敵に撮れてます
もちろんカメラマンも!
hamburg
渋描き隊長、おはようございます。
急坂とか、ガレ場とか、岩場とか、景色だけの写真よりも人を入れる方が山の傾斜や岩場の厳しさとかがよく伝わるので、できるだけ夫婦どちらかを入れるようにしています。
マコトさんちのようにモザイクを入れなくてもいい美人ならいいのですが。
こんばんは〜。
match1128さんのコース取りが良いのでしょうか、レコを拝見すると、栃木の低山も中々変化に富み魅力的なコースが多いのですね。
特に後半のバリルートは興味がそそられました。
hikeさんおはようございます。
川口JCTから100キロ足らず、マイカーなら十分手が届くエリアだと思います。
普段見るのと違う角度で見える景色はとても新鮮です。
バリルート好みのhikeさんならば、このコースはちょっとレベルが低いかも??
桐生(群馬)と足利(栃木)の間にある山とは知っていましたが、なかなかにロングコースに仕立てられましたね。
「栃木県の山」では、仙人ヶ岳と石尊山・深高山のセクションに分かれて紹介されているし、赤雪山との周回ルートも分かりましたよ。
犬帰りの鎖場、試してみたいものです。
隊長
隊長、おはようございます。
何とか周回コースにできないか?と考えご覧のような足取りとなりました。
猪子峠から仙人ヶ岳は登りに使うにはなかなかハードですが、標高以上に高度感たっぷりでよかったですよ。
ツツジの時期ならもっと華やかな山行になるでしょう。
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