竜ヶ岳標高1485m 山梨県
- GPS
- 04:05
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 833m
- 下り
- 828m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
竜ヶ岳は山梨百名山です。伝説によると「富士山が噴火したとき、真っ赤に焼けただれた溶岩が本栖湖に流れ込んで湖水は煮えたぎり、湖の主の竜は熱さに耐えきれなくなり湖から逃げ出して小富士に駆け登った。以来、この山を竜ヶ岳と呼ぶようになった。」ということです。 国道139号線「本栖」交差点から約1キロ、車で4〜5分の本栖湖キャンプ場隣りにある無料駐車場に到着しました。「竜ヶ岳登山者用」と書かれた立て看板があり、非常に大きな駐車場でどこに駐車すればいいのか迷います。ここから中央に見える山が目指す竜ヶ岳。右には本栖湖が広がります。 暗い中でヘッドランプを装着、身支度をして独り駐車場を出発しました。 本栖湖キャンプ場内の道を、ヘッドライトで道標を照らし確認しながら登山口に進みました。やがて別荘地内の建物があり、東海道自然歩道に出ました。右手に折れて進むと、間もなく竜ヶ岳への登山口があり、来た方向に戻るように、登山道を登り始めました。登山道は木の丸太で作られた階段があり、勾配が急な坂道をジグザグに登りました。40分程で展望が開けた尾根に出ることができ、ベンチで一休みをしました。 周囲が明るくなりましたので、ヘッドライトを外し、背丈が低い広葉樹の尾根を緩やかに下り登り返すと東屋がありました。近くには石仏3体が、祠の中に安置され、東屋からは富士山が目の前に聳え、展望は申し分ありませんでした。登るにつれて登山道は凍っていて、本栖湖からの直登コース合流点付近からはうっすらと雪が積もっていました。 山頂に近づくと勾配が緩やかになり滑り止めがなくても、かろうじて登ることができるようになり、富士山山頂からの日の出の時刻まで、少し時間の余裕がありましたので竜ヶ岳山頂を目指しました。 山頂一帯は笹が刈り取られ、テーブルとベンチもあり広々としていました。日の出を待つ大勢の登山者がカメラを構えたり談笑しながら日の出を今か今かと待っていました。南アルプスの山々の展望を楽しんでから、竜ヶ岳山頂より往路を100mほど戻り、富士山山頂からの日の出「ダイヤモンド富士」を待ちました。 7時40分頃待望の富士山山頂からの日の出を見ることが出来ました。 夜が明けた富士山裾野に広がる青木が原や富士五湖畔の山々を見ながら高度を下げて本栖湖の駐車場に戻りました。 |
写真
感想
竜ヶ岳は7年前に私が登山教室に入って、初めて計画された山でした。所用で残念ながら教室の皆さんと一緒の山行には参加できず、教室の人達に遅れをとってはと思いガイドブックを頼りに単独で4月中旬に登頂しました。
その時に竜ヶ岳山頂で出会った登山者から、お正月に富士山の山頂からの日の出が見える山と教わりました。
その後、年の始めに竜ヶ岳に登頂すると、日本一の富士山の山頂から太陽が昇り、太陽の光がさす瞬間は「ダイアモンド富士」そのもので大感激しました。たったその一瞬を見たくて、以来毎年正月には竜ヶ岳へ登頂しています。富士山頂からの日の出を見ると「今年も健康で頑張るぞ」という気持ちが不思議と自然にわいてきます。
富士山の山頂より昇る日の出「ダイヤモンド富士」を竜ヶ岳から見られるのは12月下旬から1月初旬の2週間程度です。日の出時間は7時40分頃です。私は時間を逆算して、登山口の本栖湖駐車場を5時30分頃には出発しています。ゆっくりと汗をかかないように登り、竜ヶ岳山頂を目指しました。気温は−8℃以下にもなりますが、風が吹けば体感気温はさらに下がります。しっかりした防寒対策を準備したいものです。例年、程度の差があれこそ本栖湖駐車場から積雪がありました。滑り止めのアイゼンとストックは必ず携行したいものです。キャンプ場内を通り抜ける針葉樹林の中の登山道は、暗く足元を照らすヘッドライトが必要です。尾根に出ると視界が開けて明るくなり、笹原の中を登る登山道になります。竜ヶ岳山頂は広く平らで周囲には笹が一面にありました。山頂から端足峠へ下がり、雨ヶ岳への登山道が延びています。まだ未踏ですのでいずれかの時期に山行したいと思っています。
竜ヶ岳からの展望は申し分なく、目の前は日本一の富士山、駿河湾の海、雨ヶ岳から天子ヶ岳へと続く山々、南アルプス、八ヶ岳が見えました。山頂より少し戻った所からは、眼下に本栖湖の水面が青く見え、富士五湖湖畔の山々と、原始林に覆われた広大な青木ヶ原の樹海が広がっているのも見えました。この山に登れば誰でもが山登りの魅力にとりつかれることでしょう。
山頂から少し戻った分岐からブナの樹林帯に入って直接本栖湖に下るルートもあります。このルートは展望には恵まれませんのでピストンになってしまいます。
国道139号線から本栖湖キャンプ場へ向かう本栖湖畔線左側に、冬季でも使用可能な水洗トイレがあります。本栖湖キャンプ場内の水洗トイレは、冬季は凍結して使用できません。
本栖湖は標高900m、富士五湖の内では一番西にあります。周囲は13km程あります。本栖湖、精進湖そして西湖の水面の高さは同じで、地下ではつながっているようです。本栖湖に写る逆さ富士が見られるビューポイントが湖の北西にあり、ここからの景色は、表面が野口英世の千円札の裏側に印刷されています。
暖かい季節なると本栖湖周辺でキャンプやレイクスポーツ、ハイキングなど自然を楽しむアウトドアの人達で賑やかになります。また近くの山梨百名山の三方分山、王岳などに登りたくなりました。
私もこの記事を見て行きたく成りました
22.11.6日に天気がよければ挑戦したく
思う心です、、素敵な山歩きのレーポトありがとうございます!!
手軽に登れる富士山などの展望がすばらしい山です
好天恵まれるといいですね
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する