国師ヶ岳〜北奥千丈岳

2023年09月14日(木) [日帰り]

• GPS: 03:34
• 距離: 2.8km
• 登り: 260m
• 下り: 250m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:33
• 休憩: 2:01
• 合計: 3:34

距離 2.8km 登り 260m 下り 260m

7:08 大弛峠
7:22 7:26 夢の庭園
7:45 7:46 前国師ヶ岳
7:50 7:50 三繋平
7:56 8:21 国師ヶ岳
8:28 8:29 三繋平
8:34 10:04 北奥千丈岳
10:08 10:08 三繋平
10:13 10:14 前国師ヶ岳
10:31 10:31 夢の庭園
10:43 大弛峠

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央道−フルーツライン−道の駅まきおか（車中泊）−県道206号−焼山林道−川上牧丘林道−大弛峠

※乙女湖から大弛峠までの林道はかなり長く感じるが、舗装されていて走りやすい。ただ、すれ違いが難しい箇所が多いので注意。
焼山林道よりもクリスタルライン（県道219号）を使って乙女湖まで行った方が良いと思う。

コース状況／危険箇所等

・登山ポストは、大弛峠の金峰山側の登山口にある。
・登山道はしっかりと整備されて標識もあり、迷うような箇所はない。
・NTTドコモ系の電波状況は、あまり良くない。大弛峠でも通じるかどうか。
・午前6時半過ぎの大弛峠は、車外気温11℃だった。

●登山口〜前国師ヶ岳
背の低い綺麗な樹林帯の中を、苔を愛でながら概ね木の階段を登って行く。
●前国師ヶ岳〜国師ヶ岳〜北奥千丈岳
稜線に出ても心地良い樹林帯歩きがほとんど。ほぼフラットなのでとても気持ち良い。三繁平や夢の庭園の分岐標識も分かり易い。
さすがに頂上直下は多少登るが、大したことはない。

※国師ヶ岳からの展望
南方向の展望に優れている。特に富士山は真正面に見える。素晴らしい。
北・中央・南アルプス、八ヶ岳等の展望はあまり期待できない。
※北奥千丈岳からの展望
富士山、丹沢、道志山塊は見えない。その代わりアルプス、八ヶ岳、浅間、妙高、眼前の金峰が見える。
富士山は見えないが、離れ難い展望だった。

その他周辺情報

・道の駅まきおかは、向かいにデイリーヤマザキがあって便利。チラホラ車中泊がいたが、平日だからかとても静かだった。
・最寄りのコンビニは、道の駅まきおか前のデイリーヤマザキか。深夜から早朝は閉店するので、買出しは注意。
・大弛峠の正規の駐車場は30台くらいか。平日の7時前だというのに、長野側の未舗装路に止めることになった。その後、続々と車が来て長野側の奥の方まで駐車していたようで、山梨側も路駐が伸びていた。

写真

9/14 6:47

大弛峠駐車場から既に雲海と南アルプスが見える。

9/14 6:53

2回目の大弛峠。
一般道で日本最高所の峠。つまり日本一。

9/14 6:36

富士山5合目よりも高いから、下界で買ったランチパックが爆発寸前。

9/14 7:08

国師ヶ岳への登山口。

9/14 7:09

大弛小屋のメニュー表に目が留まるが、今日は休みか...

9/14 7:10

大弛小屋。
国師ヶ岳へは右奥から登る。ガスガスです。

9/14 7:11

木段が延々と続く。

9/14 7:24

シャクナゲがそこら中に群生してる。
季節だととんでもない絶景だろうな。

9/14 7:33

樹々の合間から仙丈ヶ岳（左）、甲斐駒ヶ岳（右）。

9/14 7:42

前国師ヶ岳から。
左に北奥千丈岳、奥に富士山、右は毛無山だろうか。

9/14 7:42

南アルプスオールスターズ！
30分登っただけでこの展望。

9/14 7:45

景色に見惚れて標識撮ってなかった。

9/14 7:45

前国師ヶ岳。

9/14 7:45

奥に国師ヶ岳が見える。

9/14 7:50

三繁平。
この人形、大弛峠にも前国師ヶ岳にもあったし、この後の国師ヶ岳にもぶら下がってた。

9/14 7:50

三繁平。
右から来た。奥が北奥千丈岳、ここは左へ。

9/14 7:51

2500m近い稜線とは思えない。

9/14 7:56

国師ヶ岳！
雲海と富士山！

9/14 7:57

右奥に行けば、甲武信ヶ岳経由で奥多摩まで行けるのか。憧れる。

9/14 8:01

この美しい山！
まじまじと見たのは久々だ。

9/14 8:02

雲海と相まって絵になる。

9/14 8:04

三角点と富士山。

9/14 8:05

良い雲海だ。
雲で乾徳山は見えない。

9/14 8:06

滝雲みたいな雲の左奥は丹沢かな？

9/14 8:05

北奥千丈岳と富士山。

国師ヶ岳山頂に30分以上いたかもしれない。北奥千丈岳に行こう。

9/14 8:26

色付き始めたナナカマド。

9/14 8:34

北奥千丈岳！
奥秩父山塊最高峰！だがガスが上って来てる...

9/14 9:22

山頂標識横に佇んでいる。

9/14 8:40

山座同定盤。

9/14 8:40

南アルプス方面だが、あっという間にガス...

9/14 8:58

ガスが取れるまでラーメンとコーヒー。

9/14 9:33

ガスが切れそう。

9/14 9:20

さっきまでいた国師ヶ岳の山頂。

9/14 9:21

雲が切れ始め、農鳥岳（左）、間ノ岳（中央）、北岳（右）！

9/14 9:38

再び南アルプスオールスターズ！

9/14 9:38

農鳥岳（右）、ポコっと塩見岳、荒川三山とか赤石岳かな？

9/14 9:38

右から荒川三山、赤石岳、聖岳、左の方は上河内岳とか光岳かな？

9/14 9:39

甲斐駒と鋸岳。

9/14 9:54

尖った宝剣岳と木曽駒ヶ岳（右）の中央アルプス。

9/14 9:44

編笠山（右）の奥は乗鞍岳だろうか。

9/14 9:51

赤岳。

9/14 20:29

何と、立山（左）、剱岳（右奥）！
※色合い調整してます。

9/14 19:53

猫耳の鹿島槍ヶ岳（右）から爺ヶ岳、針ノ木岳。

9/14 20:32

更には白馬三山！
※色合い調整してます。

9/14 9:42

焼山（左奥）、火打山（中央奥）、雲に隠れて妙高山。

9/14 9:42

浅間山（右奥）。

9/14 9:51

それにしても、金峰山の堂々たる風格。

9/14 9:53

シンボリックな五丈岩。

9/14 9:44

五丈岩と金峰山頂。

9/14 9:22

北方はもっと濃い雲海。

9/14 9:55

ふと見ると清里方面手前の眼下には、山間に広大なソーラーパネル？

9/14 10:09

1時間くらいいた北奥千丈岳山頂と別れを告げ、清々しい稜線歩きで帰路に着く。

9/14 10:16

枝にマリモのような苔玉が。

9/14 10:20

下りながらも南アルプスが見られる幸せ。

9/14 10:26

帰りは夢の庭園経由。

9/14 10:26

この実もチラホラ見た。

9/14 10:31

これはナナカマドの実かな？

9/14 10:31

夢の庭園上部にはベンチがある。

9/14 10:31

堂々たる金峰山の姿。

9/14 10:33

庭園の階段から駐車場が見える。

9/14 10:33

庭園下部にある看板。

9/14 10:34

庭園終わりで、登山道に合流。

9/14 10:40

八ヶ岳かっていうくらい苔とキノコが生えてる。

9/14 10:42

山梨側もパンパン。

9/14 10:43

長野側もパンパン。
車でこんな高所にアクセスできて人気の山だから仕方ない。

撮影機器：

NIKON D7200 NIKON CORPORATION

J9260 Sony

感想

jm80

とにかく展望に恵まれた。
歩行1時間半で、それぞれの頂上に1時間ずつくらいいたようで、休憩2時間だった。それでも離れ難かった。

13年前に金峰山を登った際に行かなかったことが、ずっと引っ掛かっていた2座。ましてや奥秩父山塊の最高峰もあるのだから、なおのこと登りたかった。

金峰山の頃と違うのが、先ず牧丘市街からこんなにも大弛峠が遠かったっけ？ということ。行きはクリスタルラインを使わず焼山峠を越える道路を選んでしまったからだろうか。
次に登山者が多くなったこと。駐車場の埋まり方が凄い。前回はガラガラだった記憶。
そして自分の体力・筋力・メンタルの衰え。登山のことを考えるのは好きだが、色々と疲れてしまって足が向かなくなっている。

何はともあれ、この2座の満足度は異常に高い。
車でのアプローチが長いが、これほど短時間の山行でここまでの大絶景が拝める山はそうそう無いだろう。
山入門者は山好きになり、山好きは原点回帰できる山だと思った。