坊村から快晴の武奈ヶ岳。コヤマノ岳経由で比良駅へ下山。
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- GPS
- 08:36
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,025m
- 下り
- 1,232m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 8:40
天候 | 快晴。稜線付近やや風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:JR湖西線比良駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
江若バスに乗って坊村からスタートしたので、かなり遅い時間の登山開始(この時間以外に利用できるバスはない)。 先月末に武奈ヶ岳登山で遭難された方の情報を提供を促すチラシを坊村で受け取った。何度も来ているルートだが、気を引き締めて登山口から登り始める。 御殿山コース登山口から15分ほど登ったところで積雪がありアイゼン装着。御殿山コースは既に多くの先行者のトレースがしっかりと付いていたので迷うところはないが、御殿山付近までかなりの急勾配が続くため、登りのペース配分に注意が必要だろう。今回は荷物が重かったせいか、御殿山手前で既に両足の膝が痙攣気味になり、休み休み慎重に歩くことを余儀なくされる。武奈ヶ岳西南稜から山頂までは、琵琶湖側に雪庇が発達している箇所があるので、トレースから外れないように注意。 武奈ヶ岳山頂からは、コヤマノ岳の南稜を経由して金糞峠方面へ。ヨキトウゲ谷周辺は積雪が深く、いつもは渡渉するルートが雪に埋もれて見つからなかったため、トレースをたどり、斜面を巻くようにして金糞峠へ。この辺りのルートに不慣れた登山者は、GPSを携帯するなど対策が必要だろう。 青ガレでシャーベット状になった雪面の急勾配でアイゼンが効かずに雪ごとスリップして滑落。大事に至らなかったが、急斜面で怖い思いをした。昼間の気温で青ガレの雪が溶けかかっていたのだろう。 ※この山行で撮影した写真を下記 Flickr で公開中。 https://www.flickr.com/photos/kaoru_hayashi/sets/72157650672956140/ |
感想
この冬はなかなか忙しくて積雪期の比良に行けてなく、ようやく2/21にそのチャンスが訪れた。予報通り朝から快晴。堅田駅から超鮨詰めの平・坊村直通の臨時バスに乗車。
40分ほどバスに揺られてほぼ1年ぶりの積雪期の坊村に到着。急登を登りはじめて15分ほどでルートが雪に覆われはじめたのでアイゼンを装着。久しぶりの登山、急登が足にこたえる。p846に到着するころには、両膝が笑っていた。相変わらず筋力ないな。ペースを落としたりしたが、御殿山の手前あたりで膝上あたりが痙攣寸前。弱ったな。ここで引き返すか?去年も同じルートで膝が痙攣したことを思い出す。少し休憩して足を休め、味噌汁を作って飲み、体力回復を計って様子をみる。ゆっくりでいいから前に進む。
どうにかこうにか御殿山に到着。真っ青な空に白い武奈ヶ岳と西南稜の展望が一気に開けた。これが見たくて、ここまで登ってきたんだな。予定より時間がかかったが、積雪期は5回目、トータルで10回目となる武奈ヶ岳山頂に13:40に到着。北陸の空が霞んでいて白山は見えなかったが、琵琶湖、伊吹山、鈴鹿山脈の峰々、福井あたりの山、丹後の山、愛宕山が360度見渡せる絶景だ。
眼下に広がる景色を堪能しながらお湯を沸かし、即席パスタで昼食にする。なんと贅沢な時間だろう。
14:40に下山開始。今回の下山ルートは、コヤマノ岳の南東稜・金糞峠・青ガレ・イン谷口を選択。コヤマノ岳のブナの霧氷は溶けてしまったのか見ることができなかったが、コヤマノクラウンは相変わらず立派だった。途中青ガレでスリップし、怖い思いもしたが、日没時にイン谷口に到着。もっと頻繁に山に登り、体力をつける必要を痛感した。
※この山行で撮影した写真を下記 Flickr で公開中。
https://www.flickr.com/photos/kaoru_hayashi/sets/72157650672956140/
こんちわ
ヨキ谷を登攀したトレース跡・・ふふふ・・日記で話題になっていましたよ
下ってきて渡渉するポイントは積雪時は、わかりづらいかもしれないですね
夏道でも渡ったあとに、短いトラバースになりますから雪がついていると判別できないでしょうねぇ
冬の積雪時は、北比良に出てダケ道が安全に思えますね
>斜面を巻くようにして金糞峠へ・・
ご苦労様でした・・
でわでわ
uedayasujiさん、コメントありがとうございます。
コヤマノ南東稜から下山し、ヨキ谷のいつもの渡渉ポイント自体は沢の対岸の木に案内板が見えていたので分かったんですが、トレースがなさそうだし、無理に渡渉しようとすると深い雪で隠れている沢にドボンと落ちかねないなと。。。
やはり八雲ヶ原経由のダケ道の方が、この時期は安全だと思います。ただ今回はどうしてもコヤマノ岳からの琵琶湖側の眺望とコヤマノクラウン、そして南東稜、ヨキトウゲ谷を歩きたかったので、そっちを選択しました。コース的にはダケ道よりこちらの方が好きかな。
しかし雪が緩んでいるときの青ガレの下りは、かなり危険だと思いました。あそこは慎重に行ったほうがいいですね。
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