奥武蔵最大の"山塊"「 大平山」へ 〜 積雪多し!!
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,180m
- 下り
- 1,193m
コースタイム
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 8:45
天候 | 濃霧 ・最低/最高気温 (熊谷:6.2/12.9 ℃) (秩父:5.0/10.5 ℃) ・昼間の時間:11:14 (日出:6:19 日入:17:33) ・当日の気象[全国] : 気象人 http://www.weathermap.co.jp/kishojin/diary_detail.php?date=2015-2-25 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「浦山ダムサイト」を通って、県道をさらに上流へ。 県道73号は、このところの暖かさで 路面の雪や凍結ヶ所はありません。 「毛附トンネル」を抜けて間もなく、川俣集落に着きます。 大日堂バス停脇に駐車。本日は1台のみ。 バス停脇のトイレは、冬期閉鎖中です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎ 今年は、昨年2月のような "どか雪"は さすがに無いものの、南岸低気圧による積雪が何回かあり、登り初めは あまり積雪がありませんでしたが、 標高が増すにつれ多くなり、トレースが全くないので、標高1,200m以上は、ラッセルとなります。 さらに、上部の尾根は 40〜50cmの積雪があり、場所的には 膝まで 入ります。 マーキングが時々あるのみで、真っ白な状況の中 濃霧も加わり、現在地も解らないような状況でしたが、地形図、コンパスは まず必携です。 ※ ですから、奥武蔵と言えども "立派な冬山"ですから、軽く見ないで、 地形図&コンパスを持参しなかったり、利用が出来ない方は、 入山危険です。 (もっとも 凄い濃霧で、上部では地図を確認することはありません でしたが・・・) ◎ 「川俣橋」から歩き始めると、秩父市の「上水道施設」が カラ沢出合にあります。 ここの階段を上がって行く登山者もいるようですが、公共の施設でも あるので遠慮し、少し先へ行って、右側の杉の木に何線かマーキングが あり、◇「県営林」の看板から入りました。 すぐにトタンの壊れた小屋があり、折り返して 天目山林道と平行した 作業道を登って行きます。 まもなく尾根の突端に出て、710m地点へ向け 杉造林地の中、急登です。 いきなりの急登で息が切れ、そのうち カラ沢を挟んだ北側の「峠の尾根」 が見える尾根に出ます。(市の水道施設から上がって来る尾根) あいにくの曇天でしたが、「峠の尾根」とその右に 鉄塔61号が 見えました。 ◎ ここから 基本的には、尾根を忠実に登れば 「峠の尾根」に出ます。 ◎ 鹿&熊のトレース以外ありません。ラッセルが意外に大変で (積雪35〜50cm)、軽アイゼンの為 大変苦労しました。 比較的長いアプローチの中で 緩勾配部分が結構あり、"輪かんじき" を 持参していれば、もっと時間が 短縮できたのにと 悔やみました。 --- 大平山からの[復路]について --- ◎[復路]も相変わらず濃霧が凄く、[往路]をそのまま戻って、 大ネド尾根 へ下りました。(峠の尾根を下る予定でしたが、ノートレースのため断念) 途中からガスが引いてきて、細久保谷を夾んだ対岸の下方に、 蛇行している「天目山林道」が見えてきました。 |
写真
感想
◎ 一般ルートではありません。ですから、指導標など一切ありません。
(赤&黄マーキング、森林公社の石杭、境界見出標は、所々有り)
ましてや、今が一番の"積雪シーズン"ですので、奥武蔵と言えども 一番
奥深い山域です。万全の装備で!!。
◎ 2012/02/20に初めて登頂して以来、今回で5回目となりましたが、
一番悪い天気(濃霧)となりました。
しかし気温はこの時期にしては高く、0℃〜-1℃と暖かでした。
・晴天の中の、輝く白銀を期待したのに・・・残念でした。
・今日は、高気圧が本州上に移動して晴れるはずでしたが、北に偏りかつ弱くて、南ほど雲が出やすい気圧配置となりました。
このため山は曇りで 濃霧が発生し、見通しが全く効かず、期待した輝く
白銀の世界での"ラッセル"とは なりませんでした。
◎ 標高1,469m地点の左側に突如出現した、赤テープにある"歩道"と
いう名の林道?。
何・・・?。また、何でこんな奥武蔵最深部の"秘境"の地に。
(「大クビレ」から東へ,作業道?が開削中との情報は知ってはいましたが)
◎ 「大ネド尾根」の下り。
・1410m地点の「峠の尾根」からの分岐。見落とさないよう注意です。
(赤いマーキングがあるからと言っても、過信しないこと)
・985m地点付近は、尾根が広くかつ中央が窪んでおり (広いところでは
良くある地形です)、南東方向へ行きがちですので注意。
−−− 最後に −−−
◎ アルプスや八ヶ岳、谷川岳などの凄い冬山へ行かれる方は、何が
"ラッセル"だと思われるかも知れませんよね。(私にとっては、大変です)
・秩父山域では ここ「大平山」を始め、長沢背稜北側のルートでは、
40cm前後の積雪で "ラッセル" なのです。(ノートレースです)
・今回、前回と同様「輪かん」が必要でしたが・・・。
・大ネド尾根&峠の尾根には、結構フラットな所で、アイゼンだけでは
結構な踏み抜きで 苦労するところが多々あるからです。
この辺からでした。→ ( 1,275m 〜, 1,410 〜, 1,469m 〜 山頂)
・「大平山」行きでその都度思うのですが、辛いことはついつい忘れて
しまうので、こうした場所で 効率よく歩くには、その都度、アイゼンから
輪かんに履き替えるのか?歯の付いた輪かんで歩行するか?
次回(3月)に試してみたいと思います。
コメント
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fuya0123さん こんばんは
いつも詳細なレコ、参考にさせて頂いてます。
大ネド尾根の985m地点と大平山直下の森、大好きです。
あそこに大クビレからのブル道が出来てしまったのは残念です
fuyaさんの過去レコ、すばらしいですね。
記録を詳細につけられていたのですね。(自分は計画書と写真だけ)
半世紀前の初めての熊倉山への単独行、熊倉山バンガローとか鹿の湯など
噂でしか聞いたことのない名前が出てきます。
>おれはさっきから左側の山々ばかりを見つめていた。
なんてカッコイイです
川浦谷林道を牛首まで行ったことがあるんですよね
うらやましい限りです。
自分も山を登り始めてから30年程経ちましたが、さらに昔には
もっと素晴らしい山の世界があったのですね
warutepoさん、初めまして。
秩父山域は、今が一番"筍"(雪歩き)なので、もっと頻繁に
山に入りたいのですが、いろいろ地域の予定もあって
中々日程が取れません。
warutepoさんも、大平山や、熊倉山、長沢背稜などををよく
歩かれているようですね。
この辺は、近くて実に面白いところですよね。
でも、人の歩かないところばかりだと 危険が伴いますので
くれぐれも気をつけてくださいね。
何といっても一番怖いのは、熊ですね。
雪の上に、大きな足跡。他にトレースが無いので参考に 。
これから、一歩一歩春が近づくのが楽しみです 。
こんばんは はじめまして ケダマと申します
いつもレコを楽しく拝見しています
土曜日、蕎麦粒山から七跳山へ進み
大平山経由の未踏ルートで
大日堂まで降りようかと思ったのですが
このレコを拝見する限りやめておいて正解でした
雪の無い時期に一度歩いてから、
来冬辺りに再チャレンジすることにします!
kedama_hさん、はじめまして。
2/28の周回コース、拝見しました。中々いいコースですね。
奥武蔵を、広く楽しく 歩かれたり、また、谷川岳や八ヶ岳へも
行かれているご様子 。
「大平山」は、標高の割には 奥深く、また、アプローチが長いので
この時期、危ない山?でもありますね 。
特に今は、私のレコのように、けっこう難儀します。
これからまだ何回か積雪があるでしょうから、どのコースでも
一回でも登りで経験されてから、下った方が安全ですね 。
何か「大クビレ」から東あたりで、作業道のようなものが出来て
ますが、積雪と濃霧でよく解りませんでした。
ので この辺は、また改めて行ってみようかな?と思ってます!!。
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