十勝連峰
- GPS
- 112:00
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,465m
- 下り
- 187m
コースタイム
25日(三段山)白銀荘5:20ー6:20二段目上6:50ー7:30三段山7:50ー(滑降)ー8:40白銀荘
天候 | 24日 曇り時々晴れ 25日 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
渡渉点:水量は少なめ、ブーツだと滑る可能性があるので注意。 その他は明瞭。 |
写真
感想
3月23日(C0)白銀荘横B.C.
札幌から上富良野まで、長い移動。一同は春合宿の疲れからか、殆ど寝ており、乗り換えの駅で乗り過ごしそうなこともしばしばあった。
しかし、無事に上富良野駅に着くと、白銀荘まで行くバスの時間までに少し余裕があったために、カフェに入ることに。そこで名物の「かみふらのバーガー」を食した。なかなか美味。春合宿以降、北海道の美味しいものを食べまくりだ。せっかくの北海道なんだからね。
そんなことをしているうちにバスの時間になったので、急いでポリタンに水を入れ、バスに乗り込む。
我々の他には数名の乗車客しかいない。ボーっとかみふの町を眺めていると、広大な雪原が広がっている。真っ白な雪野原に、真っ直ぐな道。これこそが北海道。札幌滞在で忘れかけていた、北海道という実感が再び湧いてきた。
そして白銀荘に着き、バスから降りると・・・パウダーだ!!上富良野の駅で降っていた雪は湿雪であり、ワンダリングでもパウダーを望めないかと思っていたが、ここは山の上。サラサラのパウダースノーが降りしきっていた。
17:30食当点火。今日は豪華なキムチ鍋だ。各種野菜に豚肉、鱈、蜆、そして牡蠣。美味しそうなものは何でも入れた。ある程度できる、まずは一杯。缶ビールの乾杯で夜の宴は始まった。せっかく北海道にまで来たんだから、楽しめる時は楽しまないといけない。そんなこんなである程度いい感じになると、温泉に入りに行くことにした。温泉とは、隣にある白銀荘の露天風呂ではなく、そこから10分程度歩いたところにある、無料天然温泉である。ドラマ「北の国から」で宮沢りえも入った、吹上温泉という露天風呂。これこそが正真正銘の秘湯だ、といって皆興奮しながら入る。(※混浴で脱衣所等はないので、女性の方は注意してください。)光も何もなく、真っ暗で雪が降る中、温泉につかりながら、持ってきた梅酒を傍の雪で割りながら飲む。これこそ極上の贅沢。極上の一時。
帰り道は少しフラフラになりながら帰幕。すこし片付けた後は就寝。明日は富良野岳だ。
3月24日(C1)
4:00起床。朝ごはんのメニューは昨日残ったキムチ鍋にうどんを入れたもの。なかなか良い味が出ていて食が進む。そしてトイレ等を済ませた後5:40行動開始。
渡渉点をなんなく通過した後、北尾根で少し苦戦する。そして7:30にジャイアント尾根に取り付いき弱層テストをする。結果は結構気になる層があったが、斜面の斜度などを考慮し、進むことにした。木々が雪で凍り付いている。極寒地ならではの風景に心を奪われながら、標高を上げていく。途中で晴れ間も覗きはじめた。そして疎林帯に入ると上富良野の町も見えるようになった。北海道らしい田園風景・そしてニングルが住むといわれる富良野の森が広がっていた。
段々尾根が細くなってきた森林限界付近では、視界もあまり得られなく、また風も強く雪がクラスとしており、そこから滑降することにした。弱層テストをしようにも、新雪層の下はクラストしており、しようがない。先ほどの結果も踏まえ、沢には近づかないことにして、ひとりずつ滑降することにした。
9:40滑降開始。最初はクラストしている部分もあったが、段々とパウダーになる。滑っていると雪が舞い上がる。息が詰まるほどの雪煙、というわけにはいかなかったが、春合宿の時よりもさらさらとした雪を舞い上がらせながらどんどん下っていく。下部では快適なツリーランを楽しむと、30分で滑降も終わってしまった。
その後はべべルイ沢でシールをつけ、べべルイの滝見学。そして渡渉点に戻ってきた。最後の林道歩きが辛い。みな思い思いの風景を撮影しつつ、B.C.に戻っていった。
そして12:20に食当点火。これは昼ご飯のである。みんな6時間半の行程を終え、おなかがペコペコだった。コンソメうどんを食べたが意外とこれがいけた。そして、その後は白銀荘の風呂にはいることに。白銀荘はかなり快適な宿で、お金があったら絶対泊まっていた。風呂の後は休憩室で、昼寝。春合宿からの疲れを少し取ることができました、と。
17:00食当点火。これは夕食のです。今日は本格クリームシチュー。蝦夷の男爵芋や玉ねぎ、切り身鮭、そして鶏肉をいれ、大量に作った。甘くて温かくて絶品。ワンダリングは食事が美味しくて良い。今日も缶ビールやウィスキーのロック(雪を使用)、梅酒、日本酒、そしてテキーラとある酒を全部飲んだ。部のことやその他色々なことを話し、そして蝦夷地最終夜は更けていった。
3月25日(最終日)
3:45起床。今日の朝食はラーメン。昨日の夜のが残っており、佐久間と横塚さんは食欲がない。しかし、古川さんと大門で、多めに作ったラーメンも食べてしまった。
5;20行動開始。今日は10時半のバスに乗りたいので、早朝から行動開始する。昨日の晴れにより、適度に雪が締まり、歩きやすい。1270m付近で弱層テストを行うと、昨日とは打って変わってなかなか良い安定性。
上級生のみなので、なかなか早いスピードで歩いていくと、僅か2本で山頂にたどり着いてしまった。山頂からは、目の前に上ホロカメットク山が聳え立ち、その左右には富良野岳から十勝岳と、十勝連峰が広がっていた。荒々しい上ホロカメットク、そしてところどころに岩が出ている十勝岳、昨日登った富良野岳。火山から出来ている十勝連峰は見ていて飽きることがない。
十分に写真撮影を行い、7:50、山頂より少し下がったところで滑降を開始。最初は廊下と呼ばれる沢状地形を滑ったが、所々、クラストしており、また吹き溜まった場所があり、と若干滑りにくい。しかし、段々降りてくると、積雪も安定してきて、快適な滑りとなる。各人が思い思いのシュプールを描き、北海道での最後の滑りを楽しんだ。
今日の滑降もすぐに終わってしまい、8:40にはB.C.についてしまった。
温泉に入る時間がある!と思い、さっさと撤収を終えて、まずは白銀荘に挨拶に行く。良い人達で「今度はうちに泊まりに来な〜」とのこと。
横塚さんは白銀荘の温泉に、他3人は吹上露天風呂まで行く。そして露天風呂に着くと、なんか騒がしい。なんと、韓国のお笑い番組の撮影を行っていた。あまりの騒がしさに落ち着いて入ってられず、ぴりぴりしながら出てきてしまった。本当は風呂の中で飲みたかったビールをバス停で飲む。風呂上り、そしてワンダリング後のビールはなんともいえず旨い。
バスで横塚さんと合流し、そのまま上富良野駅へ。帰りのバスでは富良野の美味いものの話で、乗客のおばさん方と運転手も巻き込み盛り上がった。
結局、電車の関係で打ち上げは札幌で行うことにした。
帰りの電車でも皆熟睡で、あっという間に札幌についてしまった。
その後は札幌ラーメンを堪能し、お土産を選び、ワンダリングは解散した。
なかなか充実した春合宿、そしてワンダリングだった。
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