安全に戻れてヤレヤレ!ハイリスクだった清水側からの真富士山周回
- GPS
- 07:11
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,358m
- 下り
- 1,345m
コースタイム
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 7:12
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大石からの登山道は崩落のため、通行禁止表示あり。 全く通過不能ではありませんでしたが、一般の人は敬遠して、静岡の平野や俵峰からの登山をおすすめします。 大石からのコースでは、 ・沢道は良くテープを探して追従する。 ・滑落危険箇所注意(特にロープの無い箇所) ・倒木地は道を良く探す。(gps(必須)等でルートを外さないように監視) 寺社畑から杉尾山経由のコースでは、 ・テープを良く辿る。 ・キツイが問題はない。 |
その他周辺情報 | カワセミの湯700円 |
写真
感想
真富士山は、gは、2006年に河内から往復、2009年に俵峰から往復と今度で3回目だ。
今回は、NKさんの要望もあり、真富士山を登ることにした。
往復より縦走周回がしたくて、河内の宝ノ窪からの周回コースを選んだ。
尚、NKさん、NNさんとも初めてだ。
1000mを上回る標高差の杉尾山コースの登りはハード(安全ではあった)であり、河内への下山時に通行禁止の表示にであい、リスキーな下山路は、暫くぶりの判断と対処を要求された。
無事終えることができ感謝のツアであった。
「はからずも 心を乱す下山路の まつえにかをる 梅の花」
(g)
<コースの展望>
どこでも富士山は望めるが、ほとんどは木の枝越で、遮るものがない展望は真富士山山頂からのみだ。同じように西の南アルプスの展望は、枝越であり、全貌を見せる箇所が無いのが残念だ。
少数の箇所でも南アルプスの雪景色を堪能できる展望所があったらもっと楽しめる。山頂は、両側が見えるといいと思った。
(木の間越でも白雪の聖岳や赤石岳が見えてよかったです)
<周回ルート設定の注意点と反省>
「一般ルートは静岡側からの登山、清水側からのルートは一般には危険」
大石の有る側から真富士山に直接登るルートは、昔はガイドブックにのるほど一般コースに設定されていた。寺社畑から杉尾山経由で真富士山へ至るコースは昔はあった点線のルートで、現在はどうなっているか疑問だった。今回、ルート設定では、疑問の方を登りに設定して杉尾山に先に登りにして、大石コースは下りに設定した。
杉尾山コースは、勾配がきつかったが危険性はなく、道もしっかり、赤テープも多すぎるほど何の問題も無かった。
ところがところが、真富士山から河内に降りる分岐に来て、唖然とする表示を見つけた。「道が崩落して河内に出られない」という表示だ。
戻るか、進むかの判断に迫られた。即刻、先ず、第二真富士山に向かうことは止めにした。時間に余裕を取らねばならない。戻れば、18時前には下山可能だったが、急坂を下るのも閉口する。
ここで、そのまま進むことを決断する。崩壊地点では大きく迂回することは避けられない。道の無いところは、今まで何度も歩いていたので、よほどのことが無い限り通過できる。怖いのは沢に出ることだった。
実際無事に下山出来たわけだが、崩壊地らしいのが数か所あったが、その上は危険なく歩けた。むしろ、滑落の危険性のある切れた急坂がやはり数か所あって、慎重に降りた。尾根からの下降の最初は、倒木で道を不明瞭にしていたが、gpsに設定したルートをみて歩きを修正した後は、道は明瞭になった。途中からは沢に沿い、又は、沢を歩くことになる。
いやなところだ。テープをたどって、何とか植林地に到達した。
植林のある地点は、人が入る安全地帯に近い。直ぐ、林道に到達、後は安全だった。
ここで、一般コースだった大石からのコースは、現状ではかなり危険なコースになっているということだ。(2006年の登山ではそんな印象はなかったのだが)
そして、gが昔、このコースを上がった時の記憶はほとんどあてにならない。何せ沢に沿っていることさえ覚えていなかったのだから。
今回のことで、安全登山に出来た幸運さは、表示を見つけたこと。第二真富士行きを止めて、余裕を持って下山できたこと、まったくの通過不能ではなかったことだ。(通常この程度の道なき道はよく通過している)
山の神様は今回もgに味方してくれたと感謝である。
コメント
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gakukohさん、こちらにもお邪魔します
河内の大石からのルートは山を始めたばかりの頃に家から近いと言うことで
まだ崩落していない頃に登った事があります。
地元は清水なんで・・・
興津川からの安倍奥の山々は安倍川からのルートと違いあまり歩かれていないルートで
また急な登山道ですね。
ホントにお疲れ様でした
2006年ですから9年前に登ったのですが、記憶が全くなくて、沢コースだったことも覚えてないのですよ。
無事に降りられてよかったです。
それにしても、地元が清水とは奇遇でした。
私は、宮城県の仙台市から東京の八王子を経由して、浜松に入って来て、すっかり浜松の遠州人になりました。それでも訛りがまだ東北人のそれが残っています。山のお陰で土日は楽しく過ごしています。
これからもよろしくお願いします。
ひさしぶりに静岡の山に来て下さったのにハプニングで大変でしたね。
読みながらヒヤヒヤしましたよ。でもさすが! gakukohさんの 経験、知識、判断力、決断力、責任感、すべてが生かされましたね。
NKさん、NNさんもGさんを信頼してついていけると思いますが いつも明るく楽しくタフな方達で励みになります。
私は2/28は 山伏に登っていました。
ururuさんの2/21のレコを見て 今行けば雪で2015mになっていると思い 俄然行く気になってしまいました。2/21のGさん達のスノーシューのレコがとっても楽しそうだったので うらやましくなり 買いに行く間がないので ネットで取り寄せたら 思っていたより重くて悩みました。それでなくても経験の浅い女ひとりで冬の山伏は自信がなかったので荷物はなるべく軽くしようと思い持っていきませんでしたが 頂上周辺はサラサラの雪で広々していたので 使ってみたかったです。
帰りに蓬峠でお話しした方が 浜松からいらしたとの事、宇連山には何度も行っているけど 上臈岩はきいたことがないというので ぜひ行くように薦めておきましたよ。これからもいろいろ勉強させて下さいね。
sachiさま
通過不可の表示をいきなり見た時はびっくりでしたが、後で考えると本当に幸いでした。表示が無ければ、第二真富士までいって、1時間以上も余分に遅れて、通常でも遅くなったでしょうから、余裕をとれとの神様のお告げのようなものでした。
偶然ですが、今度の日曜日に日陰沢ルートで山伏を往復します。
スノーシューも持っていきます。
恩田大川入山の予定でしたが、天気が曇で来週に順延、代わりに山伏になりました。
上甦笋鬚すすめいただいてありがとうございす。
シダ刈りだとかやっているうちに段々自分の子供のように可愛くなって、沢山の方が来て可愛がってもらえることが楽しみになりました。
土曜日も雨でなければ、奥の上瓩離襦璽罰拓に行くつもりです。
これからもsachiさんのレコ上での訪れにわくわくさせていただきますのでよろしくお願いします。(g)
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