富士見下からアヤメ平往復
- GPS
- 04:35
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 688m
- 下り
- 683m
コースタイム
天候 | 晴れ 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道と木道に問題なし。木道は湿っていると大変滑り易いので要注意だが、各所で滑り止めのゴムが取り付けられていた。また木道の掛け替えも進んでいた。 |
写真
感想
富士見下の駐車場には5:19に到着。気温9度と9月後半の1300メートルとしては冷え込んだ。つい先日まで下界では日々30度オーバーだったので、いきなりの気温一桁は涼しさを通り越して寒ささえ感じるほどだった。とはいえ風はなく歩き始めれば体は暖まりそうだった。駐車場には既に多くの先客がいて準備中だった。いつ来ても空いている富士見下でこんなに多くのクルマとハイカーを見たのは初めてかもしれない。準備の後5:26に行動開始。秋の彼岸を過ぎて日の出もだいぶ遅くなったが、ヘッドライトは要らなかった。富士見下から尾瀬を目指す時はとにかく林道歩きが長い。整備された歩き易い林道なのでハイキングというよりも散歩に近い気持ちで歩いて行ける。しかしところどころ熊が出そうな雰囲気もあるので、熊鈴を付けてチリンチリン鳴らしながら歩く。周囲の樹木は紅葉にはまだ早く、どれも青々としている。紅葉が見られるようになるのはもう半月ほど後だろうか。今年は気温が高い日が続いたので遅れているように思う。十二曲りを過ぎても状況は変わらない。まだ夏の続きのようだった。駐車場に多くのクルマを見たが、途中でハイカーの姿は全く見られなかった。もっと先を歩いているのか、それとも山中に泊まりなのかもしれない。林道は樹木が多くて展望は得られない。出発時気温が低かったが歩き始めて30分もするとようやく体が温まってきた。それでも汗をかくようなことは全くなく、歩いていても快適そのものだった。今年は山の中でも暑いことが多くて、汗をかきながら歩いたことがほとんどだったが、ようやく季節が進んだ印象を受けた。樹林帯でもところどころ風が抜けるところがあって、そのようなところは特に涼しく感じた。結局誰とも会わずに富士見峠に7:07到着。出発から1時間40分ほどだった。ここに来る度小屋跡の崩壊っぷりを見ていたのだが、今回来てびっくり。小屋の残骸が跡形もなく撤去されていたのだ。直近では5月末に来ていて、その時はまだあったはずなので、それ以降で完全に撤去してしまったらしい。小屋の跡地には既に草が生えていて、だいぶ時間が経過しているようにも思われた。小屋の跡地はかなりきれいに均されていた。今後跡地利用があるのだろうか。突然の変わりように驚きつつもここでは休憩せず先に進む。富士見田代のベンチに座って休憩するつもりで進む。ここからはほぼ木道歩きになるが、所々湿っていてペースを落として慎重に進む。転倒はしたくない。7:15にベンチに到着。池塘の向こうに燧ヶ岳が見える。少し雲がかかっているものの天気晴れでよく見える。眠い目をこすりつつ運転してきてよかった。ベンチが朝露で湿っていて座れなかったが、ここで今日初めての大休止。持参した食料を消費する。風なく、休憩していても寒さに震えることはなかった。
休憩後に行動再開。相変わらず場所によっては木道が湿っていて慎重な行動を要求された。しかし木道が張り替えられたところでは、木道の上に滑り止めのゴムが設置されていて、これがあるために滑りにくくなっていて大変有り難かった。ゴムがあるのとないのとでは歩いた時の安心感が全く違った。耐久性は木道ほどはないようにも思えたが、ハイカーとしてはとても助かる。7:40アヤメ平の標柱に到着。連休で好天の日曜日なので、周囲は人の姿が見られた。さすがに貸し切りとはいかなかったが、燧ヶ岳も至仏山もよく見えて感激。天気予報どおり良く晴れ風弱く、ハイキング日和だった。標柱近くのベンチも新たに設置されていたようだ。今年はアヤメ平周辺が色々更新の年だったのかもしれない。アヤメ平周辺の湿原や池塘が素晴らしかったので、もう少し先まで進んでみる。晴れて日の当たる場所は木道も乾いていて良かったが、日陰はまだしっかり濡れていて、歩行には最大限の注意が必要だった。7:55中原山通過。もう少し先に行けばベンチがあってそこから至仏山が見える。が、先客多数だった。連休中なので仕方ない。更に先へ進むと帰るのも大変になるし、濡れた木道を下りに神経を使うのも大変だったので、適当なところで戻ることに。アヤメ平を経由して再度富士見田代のベンチまで。ベンチは誰もいなかったので、行きと同様休憩することに。ここは天気が良いと眺めが良くて、本当に休憩適地だと思う。下りの林道歩きも長いので、長居はせずに行動再開。峠を過ぎたら後はひたすら林道を下るだけ。いつもなら登ってくるハイカーの数はわずかだが、今日は下っても下ってもすれ違うことが多かった。とは言え尾瀬の他の場所と比べたら数は圧倒的に少ないだろう。下りになっても気温はそれほど上がらず、カラッと乾いた空気の元下山となった。行きからここまで全く汗をかいていない。こんな山行もあるのだな、と思った。林道歩きは冗長だが、ここはあちこちぶながあって、それを見ながらだと多少退屈しのぎになった。Zさんは靴擦れができてしまったようで、途中テーピングをしていた。それでも何とか歩き切り、9:58に駐車場に到着。朝よりもだいぶクルマは増えていた。日向は暑いので、木陰にクルマを移動させて後片付け。往復で4.5時間ほどと短時間だし、その8割が林道歩きだったが、アヤメ平からの展望は良かったのでまた訪問したい。
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