雲竜渓谷【日帰り】
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 795m
- 下り
- 1,172m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
帰り:林道ゲートからタクシー(展望台でタクシーを呼びました。40分くらい見ておいた方がいいかもしれません) |
コース状況/ 危険箇所等 |
雲竜瀑直下までの登りは細く急なところがあるので、 私には10本とピッケルで安心かなと思いましたが、 雪道が得意な人であれば、4本、6本でも大丈夫かと思います。 (私の友人達はこれで問題無く歩いていました。) また、途中川を渡る所がたくさんあるので、要注意です。 (重すぎる靴だと、遠くにジャンプがしづらいかもです。) 氷が落ちてくる可能性もあるので、あまり氷瀑に近づかない方が無難です。 道迷いについては、ほかの方もおっしゃられている通り、 間違えたトレースが付いていたり、 マークが工事用のものと混在していたりします。 地形図(倍率の大きいもの)を用意しておくといいかもしれません。 私達も2か所ほど、道間違いをしそうになりました。 (すぐに気づいて軌道修正しましたが、あのまま行ったら迷ってたかもです。) |
写真
感想
ようやく念願叶い、いよいよ行ける事が決まった雲竜渓谷。
最近では目的地が直前になってきまる事が多いのですが、
ここ雲竜渓谷に限っては絶対にこの冬行きたいリストに入っていたので、
3か月前から早々と予定を立てました〜。
ただ、計画の段階からずっと心配していたのが行く時期。
メンバーの都合もあって、この日じゃないとどうしても難しい。
ちょっと遅すぎる?!2月中旬でも遅いと言われているのに、
私達が行くのはそこからさらに半月後っ。
単に氷瀑が小さくなって見栄えが劣るとかだけじゃなくて、
氷瀑のかけらが落ちてきたり、雪が溶けて沢の幅が広かったりするので、
遅くなればなるほど危険が伴う事になります。
なので、今回、出発前の1週間は家に帰ってから寝るまでの
ほとんどの時間をリサーチに費やしました。
(そして我らの天気予報士、Aaronも天気情報を集めて
まめに予想を更新してくれました。)
念入りに調べた結果、氷瀑の大きさこそ違うけれど、中旬も下旬も
それほど危険度に変わりは無さそうだったので、計画実行です!
そして今回はグループ登山。
もともと予定していた登山仲間のTomoさん、Juhani、Aaronの他にも
声をかけてみたところ、なんと8人も集まってくれたので、
総勢12人でのにぎやかな山旅となりました!!
登山ツアーとか登山教室を除くと、ここまで大きなグループ登山ははじめて。
2人ほど後から遅れてくるとの事だったので、先に10人で出発します。
最初は道路歩きです。ほどよい柔らかさの雪の上を歩くので、
アイゼンなしで全然問題ありません。
リラックスしておしゃべりしながら歩けます。
Miさんが面白い冗談でみんなを笑わせてくれたおかげで、
みんながすぐに打ち溶けて、話が尽きない様子です(#^.^#)
歩いて45分、稲荷川展望台に到着です。
ここからだと実によく女峰山が見えます。
気づくとついつい目が尾根沿いを追ってしまいますね!
そうだ、今日は氷瀑を見に来たんだった、、、と
辺りをきょろきょろするものの、この時点ではまだ現れません。
さて、メインイベントの氷瀑を見るべく、しばらく休憩をしてから再出発です。
ここから先はまた歩きやすいまっすぐの一本道。
樹林帯ですがそれなりに道幅が大きいところをしばらく歩くと、美しい景色が現れます。
周りは雪の積もった山に囲まれていて、何だか守られている気分。
地面はくねくねと曲がった沢を覗けば真っ白な絨毯が敷いてあるみたい。
景色のきれいさに圧倒されているのも束の間。
先に進むには、この沢を何度も何度も渡らなければいけません。
観光地でも無ければ正規の登山ルートという訳でもないので、橋はありません。
不安定な石の上を歩いたり、反対側までジャンプしたりと、なかなか大変っ!!
1か所、私のジャンプ力+靴+アイゼン+ザックでは絶対に届かないだろう場所が。
普通に飛んでも身に着けているものの重さで、いつも以上に飛距離が短くなるはず。
うーん。。困っていると、反対側でMiさんがザックを受け止めるから、
それ投げていいよ!と言ってくれます!!何てありがたい!
今回予備グッズがたくさん入っていて重めですが、お言葉に甘えさせていただき、
自分のザックを放り投げて、キャッチしてもらいます!頼もしい!
そして私もジャンプ!おかげで沢に落ちる事無く、無事通過ですっ。
洞門岩を過ぎると、徐々に巨大なアイスが現れ始め、見どころが更に増えます。
平らなところでアイゼンを装着します。ここから林道終点までは、少しだけ登りがあります。
そして林道終点で休んでいると、遅れてきたJDとYKちゃんが到着!間に合いました〜。
これで全員集合です。メンバーがそろったところで、いざ、雲竜瀑へ!
と、その前に。またまた沢渡り。(何度目?!)(・・;)
YKちゃんはここまで林道を通ってきたので沢渡りは初。
みんなが反対側まで勢いつけてジャンプをしたり、バランスを保ちながら
石の上を歩くの見て若干引き気味?!沢が現れるたびに、
JuhaniとAaron二人に手を差し延べてもらい、すごく助けてもらいながら渡ります。
そんな光景を見てて、何だかこの二人がとっても頼りがいがある感じ!!
普段、この二人と登山に行けるっていうのは、すごいありがたい事なんだと再認識です。
そして他のメンバーもそれぞれが助け会いながら無事全員が沢渡りの難関を超え、
氷のカーテンが見える真横をさらに進みます。
もう沢も無くなったという所まで来ると、いよいよ雲竜瀑が。
これこれ、これですよ。私が見たかったもの。
本当に滝が凍っています。まるでミラクル。
氷河期にタイムスリップしたかのような不思議な気持ちを抱きながら、
この後、雲竜瀑に近づきます。距離的には歩いて10分。
結構近いのですが、途中結構細いところがあるのと、
急な斜面で一部雪が腐っているので、一応慎重に進みます。
10分後。雲竜瀑は目の前に。上から少しずつかけらが落ちてきたりするので、
それほど近くには寄れませんでしたが、相当の高さがある事が分かります。
自然がつくりあげたアートにやっぱり圧倒されます。
一度も見たことがなかった日光の雲竜渓谷。
「絶対一度は見ておくべきところだよ!!」と聞いていましたが、言葉通りだと実感。
あの沢を何度も何度も渡ってきた価値があります。
たくさん写真もとって、目にも焼き付けたところで下山。
ここで林道グループと直進グループの二手に分かれます。
私は林道グループ。くねくねした長い道をひたすら下ります。
この道、最初結構登るので運動しがいがあります・・・
でも、景色がいいので、行きより楽しんで歩ける感じです。
そして出発地点と同じゲート前に戻ってきて、今回の山旅が終了。
季節的に心配も大きく、ハラハラさせられましたが、
ぎりぎりのタイミングできれいな景色を見る事が出来て、大満足の一日となりました。
そして、グループのメンバー全員が協力し合って沢を渡ったりしているのを見て、
とても心が温まり、雲竜渓谷そのものだけじゃなく、
グループハイキングの良さを改めて感じた日でもありました。
そして素敵な写真をたくさん撮ってくださったMiさん、Siさん、Andさん、
ヤマレコで使わせていただきました。ありがとうございました。
おしまい。
以前・・行った事がありますが・・
だんだんと氷柱の大きさが小さくなっているようですね!
氷柱が出来ない年もあるとか?
やはりumetyanさんは既に行っていたのですねっ。
氷柱が出来ない年もあるんですか?!それは知らなかったです。わざわざ行って氷柱見れないのは残念ですよね。今回小さい方なのかもしれませんが、初めて見る私にとってはそれでも大迫力に感じました。また行きたいなと思います。
begreenさんこんばんは。
もう春も近いし雲竜はクローズと思っていました。
今年も1月に行ってきましたがまだまだ成長時期にありました。
最近温暖化の影響か、やはり出来もイマイチのようです。
でも初めて見る氷瀑は感動しますね!
生ビールで乾杯!ナイス!楽しそう!
厳冬期であればとてもとても出来ませんよ(笑)
nasudake_nさん、こんばんは!!
やはりnasudake_nさんも行かれていたんですね。
間違いなく行っていると確信していました(笑)
それにしてもあの迫力でイマイチですかー。
一番のすごい時に是非一度行きたいものですね!
来年、もっとすごいかな♪
そしてあの生ビールは、車の運転をする方に是非おすすめですっ。
絵なので気分だけほろ酔いで済みます(笑)
雲竜行かれましたか?自分も行きたいリストに入ってました
でも時期的に厳しいかな?というのと、駐車場も相当混雑している
との情報があって遠慮してました。見た感じだとそんなに小さくは
なってないようですね。崩れたら怖そうですが・・・
自分は来年の楽しみにしておきます。
雪山シーズンも残りわずかですが
これからも良い山行を!
やっぱり一度は行ってみたかったので、
今年強行突破で行ってきました。
確かにパラパラと氷のかけらが落ちてくるので、
近づきすぎると危険だと思いました。
(私達は氷瀑から離れて眺めるだけにしました。)
来年とか再来年とか、もっと氷瀑の安定した時期に行って、
もっと近寄って触ってみたいなと思いました。
ryo8641さんも頻繁に山に出向かれているようなのでお忙しい事と思いますが、
良い山行を(#^.^#)
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