大雪山旭岳:山頂近くはハードな状況
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- GPS
- 04:05
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 711m
- 下り
- 692m
コースタイム
天候 | 登り:曇り>山頂近くのトイレから山頂まで強風と雨あられ 下り:標高1900m台まで強風と雨、以降徐々に収まり姿見の池(1663m)以降は曇り 予報の最大風速は12m |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
その数十メートル先にあるロープウェイの駐車場は有料です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険と感じる場所はありませんでしたが、標高1900m台の場所でご婦人が倒れていました。旦那さんと思われる男性と救護している方がいました。 |
写真
感想
4月のJAL「スマイルキャンペーン」で格安で航空券を購入し鹿児島の山を登ったが、
似たキャンペーンが8月にあったのでチケットを取得。→1枚目の画像参照
前回は九州だったので今回は何となく北海道。
北海道なら利尻山に行きたかったが、利尻山への飛行機は9月いっぱい(しかもANAのみ)でこのキャンペーンは10/1-31が対象。
10月以降でも船でなら行けるが、悪天候の場合船が欠航になるらしい。
結構悪天候が多いらしい。
是が非でも利尻山という訳でもなかったので断念し、旭川空港から近くお手軽に登れて一泊二日で二山登れる、大雪山と十勝岳にした。
日程は、例年通りだと10月中旬には積雪するそうなので、できるだけ早くする方が賢明。10/1-2とした。
4月の鹿児島行きは羽田空港まで電車で行ったが、特に帰りがラッシュアワーだった為疲れた体にはキツかった。
また、電車だと初電で間に合う便にしか乗れない。
なので今回はバイクで羽田空港へ行き、空港の🅿に停めることにした(二日で最大1000円)。
出発日が近づき天気予報を連日チェックしたが、二日とも2枚目の画像のような悪天候。
二日とも登れなかったらどうしよう?
暇つぶしは旭山動物園位しか思いつかないが、行ったことがあるしなぁ…。
雨の動物園を一人でってのもなぁ…。しかももう一日はどうするよ?
全く気乗りがしないまま前日を迎えたが、キャンセルするのは勿体ないので行く。
4:30起床、6時前に自宅を出発。
防寒用にフリースのベストをザックに入れたが、不安になり家に戻り長袖に変更。
これは現地で「変更して良かった」と思うことになった。
6:50に空港着、7:45羽田発のJAL551便に搭乗。
ちなみに以下の金属製品を持ち込んだが手荷物検査をパスできた。
・ストック(分解してザックに収納)
・サーモス
・小さな爪切り
・熊避け鈴
・ダイソーの折り畳み鋏※
※これは収納しているのを忘れていた。よく通ったなと思う。昔は爪切りでさえパスできなかった。
旭川空港に予定通り9:20に到着。
この後の予定は以下のようにかなりタイト。
レンタカー会社へ行き車を借りる(9:30-9:40)
>コンビニで昼食を買う
>10:30に37km先のR/W旭岳山麓駅に到着
>支度して10:45のR/Wに乗る
>10:55姿見駅に到着、山行開始
>休憩なしのCT通りだと16:45に下山完了
>17時最終便のR/Wに乗り旭岳山麓駅へ
>美瑛の予約した宿へ
R/Wの下り最終が17時、これは絶対外せないので、遅れないようにサッサと歩かねばならない。鈍足の自分にはプレッシャーだ。
旭川空港に着くと、到着口でレンタカー会社の方が待っていてくれた。
普通は電話したら来るので、数分の待ち時間が発生する。
タイトな日程なので助かった。
また、どこのレンタカー会社も事務所で長々とした説明があるのだがほぼ無く、それも時間を節約できて助かった(いいのか?とも思ったが)。
更に車種は偶然にも自分の家と型まで同じだったのですぐになじめた。
更に事務所の向かいにセブンイレブンがあったので、その場で昼食を購入。
10:30前に旭岳山麓駅に到着し、予定通り10:45の便に搭乗。
他の客は8割が観光客。半分以上外国人。
姿見駅に到着、係員から山での注意事項の説明を受けたら山行開始。
いつもはハイカーに次々と抜かれる自分だが、この日は観光客をごぼう抜き。
姿見池を通過し旭岳への登山道に入ると観光客はいなくなった。
淡々と登り、15分で標高を100mずつ上げ続ける。
自分ではベストなペースだ。
1900mを超えた辺りで倒れているご婦人を見かける。
アルミの保温シートを被され寄り添っている救護らしき方がいた。
この後ガスが発生し風が吹き始め、トイレがある稜線からは強くなった。
山頂は強風、更にあられが叩きつけてくる。
写真を撮ったら即下山を開始、稜線だけではなく斜面の登山道も強風と雨になっていた。
例のご婦人たちの前を通過すると、旦那さんらしい方が覆いかぶさるように寄り添っているのに気づいた。
この状況で動かないと急速に体が冷える。大丈夫だろうか。
しかし自分にできることはなさそうなので通過。
その後黄色いウェアを着た一団とすれ違い。アルミの担架を持っていたのであの方を下すのだろう。良かった。
「大丈夫ですか?」と聞かれたので「何とか!」と答える。
雨がやまないので、岩陰でワークマンの防水パンツを履き、防水でないデジカメをザックに収納したら小走りで下山。
途中、軽装で登ってくる明らかに観光客な父子とすれ違い。
「これから登るんですか?上は危険ですよ」と伝えたが困った顔をされる。
どうやらアジア系外国人のようだ。
英語はわかるようなので身振り手振りで中学生レベルの単語を並べたところ伝わったようだ。
「途中までにしておく」という意味のことを言って登って行った。
姿見まで来たら小降りになったので、避難小屋で遅い昼食。やれやれ。
避難小屋を出ると、雨でほとんどの観光客が退散したようだ。
時間の余裕があるのでゆっくりのんびりと練り歩き、予定より2時間早く15時にR/Wに搭乗。
今回、防寒の為の帽子は持ってきていなかったので頭はトレントフライヤーのフードのみだったが、防風効果はあるとはいえペラペラなのでかなり冷えた。
今日の旭岳の予報は最大風速12mだったが、明日の十勝岳は最大18mだ。
帽子が無いのは不安すぎる。
時間の余裕はある。
ワークマンを検索したところ旭川市にあったので向かい、帽子を買うことにした。
店内を物色したところ首まで覆うバラクラバもあり、そちらの方が効果がありそうなので購入。
遠回りになったが美瑛町の宿へ向かい、食事して風呂に入って、明日の予報が少しでも良くなることを願って就寝。
十勝岳:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6004201.html
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