雨と強風の恐ろしい甲斐駒ヶ岳
- GPS
- 08:31
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,213m
- 下り
- 1,210m
コースタイム
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 8:50
天候 | 雨 風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
備考 | 荒天の登山は、危険(当たり前) |
---|
感想
南アルプス林道バスの早朝便は、来週までである。
天気予報では早朝に雨が止むはずだったが、0時の予報では、上がるのは、10時ごろに変わった。
仙流荘まで行って、どうするか決めようと出発。
駐車場にたくさん車があった。
昨日(9/30)のバスは15台だったが、本日は2台とのこと。
周囲の山は全く見えない。
薄暗い北沢峠には、結構な人がいる。
双児山への道は、登りやすく、楽しいコースである。
ただ、森林限界を過ぎると、風がストレートにあたる。
雨は、弱まる気配がない。
駒津峰を過ぎると、岩が多くなる。
六万石では、調子に乗って直登ルートを選ぶ。
とくに難しい岩はないので、そのまま進んだが、
平らな岩が広がるところで、風が強く吹きだし、雨でぐしょぐしょになった。
吹き飛ばされそうになり、体が冷え、足がガタガタと震えだした。
「まずい、遭難するのかも」と思う。(聖職の碑)
大きな岩の影で重ね着し、甘いものを食べて、しばらく待ったが、雨風は一向に弱まらない。
岩場なので戻れないし、もう2/3以上登ったからと考えて、ゆっくり前進。
突然、頂上に到達した。
頂上では、強風が吹き、何も見えず、摩利支天ルートから来た方がいたが、やはり怖かったとのこと。
帰りに、摩利支天による余裕などない。
巻き道には、赤い道しるべがあるが、雨と霧で次の表示が見えない。
何回か、ヤマレコで確認しながら、下る。
駒津峰から仙水峠までは、「滑らない、転ばない」と唱えながら、ゆっくり下ったが、滑って数回転んだ。
仙水峠で、当日、はじめて山(摩利支天)というものが見えた。
その後のガレ道は、疲れた体にはきつく、まさに賽の河原だった。
15時ごろ、ようやく雨が止んだ。
帰りのバスで、甲斐駒が見えた。
今回の甲斐駒ヶ岳は、いつか日向山からみた美しい山ではなく、恐ろしい山だった。
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