記録ID: 601244
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
積丹・ニセコ・羊蹄山
羊蹄山4往復2014
2014年08月08日(金) ~
2014年08月09日(土)
体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 18:42
- 距離
- 41.8km
- 登り
- 6,107m
- 下り
- 6,087m
コースタイム
1日目
- 山行
- 1:59
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 2:14
2日目
- 山行
- 10:35
- 休憩
- 5:48
- 合計
- 16:23
16:24
長文です.
予測できたことではありますが,ニューヨーク/マンハッタンから帰ってきてから山を走る力は明らかに落ち込んでしまいました.2011年の羊蹄山4往復に始まり,週末冒険家と自称して,確実に体力と経験を積み重ねていたのに....
冒険の計画では,どんな課題を設定するかそれが一番重要です.困難ではあるけれど決して不可能ではないこと.万が一の場合も安全に帰還できること.計画として「美しい」こと.いろいろなプランが浮かんでは消えました.最終的に原点に戻って羊蹄山4往復に再び挑戦することとしました.前回は自信がなくて,喜茂別の登山口にあらかじめ水をデポして挑戦しこともあり,いつかデポなしで美しく完結させたいと思っていました.
2011年は,万全の態勢で挑戦しましたが,今回は,体力的には準備不足が否めません.しかし,羊蹄山は,熊もいないし,撤退の判断さえ間違えなければ,エスケープも難しくないので,万が一途中で敗退となっても無事に帰還可能です.ただ,それだけでは,前回と同じ事の繰り返しでつまらないので,敬愛するぴよしろうさんにならって公共交通機関を使ってアプローチして羊蹄山4往復に挑戦でする事にしました.
18時48分琴似発のエアポート181号に乗り込んで比羅夫に向かい,比羅夫着が21時.比羅夫-京極-喜茂別-真狩-比羅夫の順に羊蹄山の全ての登山道を走破します.帰還は,比羅夫発小樽乗り継ぎ札幌行きが19時11分,最終札幌直通が21時23分.間に合わなければ比羅夫の駅で夜明かしです.
羊蹄山4往復では,どこからスタートしてどう回るか極めて重要です.交通機関の問題もありますが,最大のポイントは水の補給です.給水できるのは,比羅夫と真狩の登山口のみ.京極も吹き出し公園がありますが,かなりの距離があり,チャレンジに組み入れるのは現実的ではありません.前回は,真狩-比羅夫-京極-喜茂別-真狩の順で,喜茂別に水をデポしました.前回の経験上,夜はあまり水を消費しません.問題は日中の登りです.前回は,3回目の登りになる京極の登りくらいから急速に水の消費量が増えてきました.今回は,比羅夫スタートなので,3回目の登りは喜茂別登山道.喜茂別の登山口までは,なんとか2Lのハイドレーションパックだけで頑張り,喜茂別の登りをペットボトル550ml3本で耐え,真狩登山口まで向かい,真狩で十分に水を補給した上で,給水したペットボトル550ml2−3本でゴールするという作戦で行くことにしました.外輪山まで3.65Lの水を担ぎ上げるのはきついかもしれませんが,成功には水は必須なので仕方ありません.問題は,前回より暑いと言うことです.念のためOS-1ゼリー2パックも準備しました.
出発に先立ち,足首を入念にテーピングしました.途中で捻挫することが最も可能性が高いリスクです.疲れてくると不用意に足を運び,場合によっては骨折につながるような捻挫もあり得ます.とにかく捻挫には注意が必要です.
18時39分桑園発小樽行き.駅員さんに「比羅夫まで行くんですけど,これに乗れば良いんですよね.」と聞いたら,そうですというので安心して乗り込みました.帰宅時間なので満員です.エアポートにしては、普通の通勤列車っぽいなと思いつつ,なんとか座れたのでなんとなく外の景色を見ていました.琴似,手稲とどんどん乗客は減っていきます.銭函を過ぎる頃には誰もいなくなってしまいました.小樽手前,乗り継ぎのアナウンスがありましたが,長万部行きのアナウンスがありません.もしやと思い時計を見ると,既に乗り継ぎの時間が過ぎています.この時に初めて,これはエアポート181号ではないことに気がつきました.(気づくのが遅い!)JRを降りると大急ぎで,改札まで走り,比羅夫に接続する列車があるかどうか聞きました.「もう今日はありません.倶知安までなら,21時35分があります.」茫然自失.比羅夫に行くには琴似で乗り換えないと接続に間に合わないのでした.札幌まで戻ってまた日を改めて出直すか.でも,これからの予定を考えると次の機会はありません.21時35分発の倶知安行きで倶知安まで行き,そこ走ろうかとも思いました.それはともかく,比羅夫で見送ってくれる予定だった知人に乗り遅れて時間通りに比羅夫に行けないことを連絡しなければなりません.電話しました.すると,なんと迎えに来てくれるというでは,ありませんか.ここは素直に甘えることにしました.しばらくの間,自分の馬鹿さ加減にあきれながら待っていたら,アナウンスがあり,8時22分発の余市行きが出発するではありませんか.ダッシュしながら知人に余市まで行くことを電話し,列車に飛び乗りました.
ということで,なんとか余市で拾ってもらって,比羅夫の登山口まで移動.最初から「公共交通機関を使って羊蹄山4往復」は消えてしまいました...倶知安は,直前までかなり雨が降っていたようです.これから天気は回復するとは思いますが,登山道はかなり荒れているかもしれません.でも雲はあるものの月は見えていて,羊蹄山のシルエットも見えます.比羅夫の登山口は霧雨.見送りを受けて,21時51分出発です.予定より50分遅れですが,昨年よりは30分くらい早い.
真っ暗闇の中をたった一人で歩き出すこの瞬間の緊張感が大好きです.この時点では,またここに戻ってこれるかどうか自信はあるけれど,不安もあります.
登山道が濡れているので,滑って転倒しないように注意深く進みます.体調は良いような悪いような.前回の最初の真狩登山道登りは無心に登りあっと言う間に登りきったのですが,今回はそうはいきません.汗の量もずっと多い.水がたっぷり入ったバックパックの重さも堪えます.
時折,下界が見えます.雲海の切れ目から街の灯りが見えて幻想的です.残念ながら写真に撮れるほどの光量がありません.月も見えています.
9合目.山頂と避難小屋の分岐で,そのままガレ場を直進してしまい,途中で道が尽きてしまいました.再び下って,山頂への分岐を発見.23時48分.昼間なら見逃すようなことはないと思いますが,やはり夜の行動は注意が必要です.
比羅夫下山口,0時2分.2時間11分かかりました.前回は2時間.(2回目の登り)
北山1843m,0時4分.外輪山上は寒く,ウィンドブレーカーを着ました.月明かりの外輪山.街の灯りも見えます.火口に霧が漂って雲の池になっています.不思議な光景です.
京極下山口,0時27分.ここで,担ぎ上げたペットボトルの水3本,OS-1ゼリー2個,マルトデキストリンの4本のうち3本をデポします.最初は,奈落の底に降りるような急斜面.
雨の影響でかなり登山道が荒れて滑りやすくなっています.岩と木の根のミックスした急斜面で,手も使いながら確実に降ります.羊蹄山はとにかく下りがひたすら長い.
途中で,登ってくる単独登山者に会いました.
下に降りると霧と霧雨.京極登山口1時55分着.1時間28分.これは昨年と同じタイム.京極登山口で記帳すると年末に登頂証明を送ってくれるので記帳して1時59分出発.
2回目の登り.前回の2回目の登りは比羅夫でしたが,思ったより快調で,登りきったときには完走を確信しましたが,今回の2回目の登りは身体が重く,思うように動きません,特に2時から3時過ぎくらいまでは,身体がもう止めてくれと反抗してくる感じ.この時間帯は,毎回,こんな感じで苦しみます.加えて,今回のマルトデキストリンは,思った以上に甘くて,あっと言う間に飲むのが苦痛になってきました.でも,カロリーをとり続けなければ動けなくなります.目をつぶって無理矢理流し込み,水で胃に送り込みます.途中でどうにもならなくなって,カットパインを食べて口直し.夜にカットパインのお世話になったのは初めてです.今回は,一番大きいカットパインのパックを持ってきているので,当面は安心.でも,これから先,特に喜茂別の登りの辛さがわかっているので,このまま2往復で止めてしまおうかと繰り返し考えます.「やっぱり羊蹄山4往復するだけの力は戻ってなかったんだ.無理だったんだ.」まあ,こういう時は,無理にそれを押しとどめずに,勝手にそう考えさせておけば良いのです.考えながら,ひたすら前に進む.そうこうするうちに4時を回ったあたりから,身体も文句を言うのを諦めたらしく,不思議と楽になってきました.もちろん,斜度が上がってくるので苦しさは増すのですが,間もなくピークだという思い,夜明けなどと相まって,調子は上がってきます.
京極下山口,4時15分.2回目の登りに2時間16分.前回は,3回目の登りで2時間18分.
デポしておいた水とマルトデキストリンを回収.ここでショックなことが...マルトデキストリンを入れておいた袋を開けてみると,マルトデキストリンが漏れ出して,ドロドロになっているのです.ただでさえ,味に辟易してきている上に,この状態にもう見るもの嫌になりました.でも貴重なカロリー源です.漏れたマルトデキストリンとべとべとになった手を濡れた草で拭き取って,チューブは,バックパックのサイドポケットに収納,これなら漏れないでしょう.気を取り直して先を急ぎます.
夜の間,雲の池になっていた火口にはうっすらその名残が残っています.
4時36分,羊蹄山山頂.山頂は,京極登山口ですれ違った単独登山者の男性と私の二人.山頂は寒くて,レインパンツもはいても震えるくらい.それでも,しばらく朝日が昇るのを眺めていました.残念ながら,前回ほどの美し日の出は見ることができませんでした.
ここまでで1往復半.さあ,行きますか.喜茂別下山口,4時52分.外輪山から喜茂別の下りは不明瞭で,前回も迷いましたが,今回も最初は戸惑いました.
朝の光の中を雲海に向かって下っていきます.
途中からガスの中に入り,霧雨.もし登る時にこんな天気だったら登るのは止めたくなりそうな天候です.一雨来そうな雰囲気.喜茂別登山口には6時17分着.1時間25分.前回は,1時間40分.
6時24分出発.
最初は,ゆるやかな登りなのですが,それでも足が重く,標高600m近くの急登の始まる手間の広場で力尽きて地面に座り込んでしまいました.こんな状態で,登りきることができるのでしょうか...それでも,しばらく休むと,また身体が動くものです.なんとか立ち上がり登りはじめました.途中からガスは切れて,青空が見え始めました.喜茂別登山道は,号数表示がありません.前回は,最初は標高200mおきに休憩し,途中から耐えきれずに100mおきに休んでは登りました.今年は,数10mおきに足が前に進まなくなり,何度となく,崩れ落ちるように地面や倒木の上に座り込み休みました.マルトデキストリンを無理矢理喉に流し込みます.さらにハイドレーションのメダリスト入りの水が,体温でお湯のようになり,強烈なまずさ.これももったいないので無理矢理飲みます.幸い,家で凍らせていたペットボトルの水が溶けて冷たい状態で3本あるので,それを合間に入れて,なんとかしのぎました.カットパインもどれだけ救いになったかわかりません.気温が上がってきたらしく,どれだけあるんだというくらい汗が流れ落ちます.最後まで登り切れたのは,この苦しさが永遠に続くわけではないと言うことがよくわかっているからだと思います.登り続ければ,早晩,ピークに辿り着くのです.
次第に日差しが強くなる中,9時28分.喜茂別下山口,3度目の外輪山,2度目の羊蹄山山頂.3時間4分かかりました.前回もつらかったのですが,それでも2時間34分で登っています.今度は,山頂に大勢の人がいます.火口の霧もすっかり消えて,夜のあの幻想的な風景は誰も知らない.
岩稜帯へ.途中で,右足を捻りましたが,しっかりテーピングしているのでダメージは大きくありませんでした.油断禁物.頻回にガスが上がってきて,また晴れることを繰り返します.
真狩ピーク.9時59分.
真狩下山口.10時2分.
この時間なら,たとえコースタイム以上かかったとしても十分に最終に間に合います.あと1回,登るだけ.
ちょっと心配だったのは,メインルートの真狩登山道をこの時間に下ったら,多くの登山者とぶつかるのではないかということでした.でも,下界の天候があまり良くないせいか,台風接近を危惧したのか,思いの外,少ない人としかすれ違いませんでした.11時34分,真狩登山口.下りに1時間32分.前回は,最後の下りで苦しみながら2時間でした.ペットボトルの水は十分に間に合いました.登山口,キャンプ場の水場で水分補給.そして,残ったマルトデキストリンを無理矢理全部飲み干し,休憩も兼ねて,べとべとになったマルトデキストリンのチューブとスタッフバック,ハイドレーションなどを綺麗に洗い,最後の登りに向けて準備.水は,550mlのペットボトル3本に一杯にしました.20分くらい滞在して,11時56分に出発.
喜茂別の登りは途方もなく苦しくて,何回も何回も座り込んで休みましたが,真狩の登りは,比較的なだらかな道の間に急登が少し入り,時には下りもあるので,速度はゆっくりですが,不思議と休まないで登る事が出来ます.
14時36分.2時間40分かかってついに4度目の外輪山に到着.前回は,1回目の登りで急ぎすぎないようにと思いつつ登って1時間53分.喜茂別でコテンパンにやられたわりにはよく持ち直したと言えるでしょう.
旧小屋跡14時45分.いよいよ最後の下りです.最後だということもあり,疲れてはいましたが,途中までは比較的軽快に降りていけました.それが6合目を過ぎたあたりから急速に足が不安定になり,身体を支えるのが難しくなってきました.バランスを崩して,岩に脛をぶつけたりするようになってきました.ひたすら下りますが,下っても下ってもまだ続きます.前回の最後の下りでも感じましたが,そもそもこんな長い道のりをよく登ったものだと不思議になります.比較的平坦になって,もうお終いかと思っても,まだまだ続きます.ひたすら足を前に運びます.
そして,ついに16時30分,比羅夫登山口に到着.1時間45分.前回は最初の下りで,1時間32分でした.
ふらふらになってキャンプ場まで歩き,倒れ込んでしばらく動くことが出来ませんでした.
かなり無理があった挑戦だったかもしれませんが,なんとか単独無補給で羊蹄山の全ての登山道を走破して4往復しました.18時間40分.前回の17時間49分には及びませんが,レースではないので,トータルの時間はあまり関係ないのです.満足です.(公共交通機関を使ってという部分は不完全でしたが)
所要時間18時間40分.距離44.8km.累積標高6107m.
比羅夫登山口21時51分.
比羅夫下山口0時2分.
登り:2時間11分(2時間)()は前回の記録.
京極下山口0時27分.
京極登山口1時55分着,1時59分発.
京極下山口4時15分.
下り:1時間28分.(1時間28分)
登り:2時間16分.(2時間18分)
喜茂別下山口4時52分.
喜茂別登山口6時17分着,6時24分発.
喜茂別下山口9時28分.
下り:1時間25分(1時間40分)
登り:3時間4分.(2時間34分)
真狩下山口10時2分.
真狩登山口11時34分着,11時56分発.
真狩下山口14時36分.
下り:1時間32分(2時間)
登り:2時間40分(1時間53分)
旧小屋跡14時45分.
比羅夫登山口16時30分.
下り:1時間45分(1時間32分)
羊蹄山の姿は,チャレンジ中は,最初に登るときに月明かりでシルエットが見えただけでした.チャレンジが終わってからようやく羊蹄山の姿を目にすることが出来ました.
19時29分,倶知安発のJR.
キャンプ場で,手足,顔の泥を洗い流し,JRに乗れる程度に身支度しました.着替えは,アイスブレーカーの半袖Tシャツしか持ってきていなかったので,それに着替えたのですが,寒くて結局,チャレンジ中に着ていたシャツを上から着ました.
家に帰ってから,寒かったと話したら,エマージェンシーシートを持っていたので,それを使えばよかったでしょうと言われたのですが,さすがにJRでエマージェンシーシートはないでしょう.
着替えを比羅夫登山口にデポしておくことも考えたのですが,途中でリタイアする可能性がでて,別ルートで帰還になりそうな場合に取りに来る必要があるとなると判断が狂うかもしれないので,着の身着のまま作戦で行くことにしました.
ファスト・アタックなので,天候が崩れる前に行動を完遂できると考え,装備も最小限です.ちょっと無謀かもしれませんが...
一応,些細なことまで結構考え抜いて計画したのですが...
小樽経由で21時35分琴似着.疲れと寒さでほとんど眠れませんでした.
千加子が駅まで向かえに来てくれました.
マルトデキストリンとカットパイン以外は,持って行った行動食は全く手をつけませんでした.甘いジェルを食べたいと思わなかったということもあります.いつも以上に多めに持っていったのに,無駄だったかもしれません.
ウイグライ・プロも手つかず.
芍薬甘草湯とロキソニンは全く飲みませんでした.
レーススピードではないから,そこまで足のダメージはないということでしょう.
その代わり,レース以上に身体が芯から疲れました.
前回に比べて,登りの力はまだ戻っていないようでしたが,下りの力はむしろついているのかもしれません.
前回は,今決行しなければ年齢から考えてもう無理だと考え挑戦したのですが,3年後の今回もなんとかやり遂げました.いつまでこれを維持できるのでしょうか...
実は,今回は,羊蹄山8往復のための準備でもあったのですが,今の力では到底無理だということがわかりました.距離的にも時間的にも決して無理なチャレンジではないと思っていたのですが,ほとんど平坦部分がなく,ひたすら登ってひたすら下る事のダメージは想像以上のものでした.
諦めたわけではありませんが...
8往復するとしたら,スタート地点にベースキャンプをおく必要がありますね.
8往復するくらいなら,もっとほかのチャレンジを考えた方が良いかも...
どちらにしても計画を立てるのも楽しみのひとつ.
すっかり長くなってしまいましたが,これが今回の冒険記です.
そして,これがまた新たな冒険の始まりです.
To be continued.
予測できたことではありますが,ニューヨーク/マンハッタンから帰ってきてから山を走る力は明らかに落ち込んでしまいました.2011年の羊蹄山4往復に始まり,週末冒険家と自称して,確実に体力と経験を積み重ねていたのに....
冒険の計画では,どんな課題を設定するかそれが一番重要です.困難ではあるけれど決して不可能ではないこと.万が一の場合も安全に帰還できること.計画として「美しい」こと.いろいろなプランが浮かんでは消えました.最終的に原点に戻って羊蹄山4往復に再び挑戦することとしました.前回は自信がなくて,喜茂別の登山口にあらかじめ水をデポして挑戦しこともあり,いつかデポなしで美しく完結させたいと思っていました.
2011年は,万全の態勢で挑戦しましたが,今回は,体力的には準備不足が否めません.しかし,羊蹄山は,熊もいないし,撤退の判断さえ間違えなければ,エスケープも難しくないので,万が一途中で敗退となっても無事に帰還可能です.ただ,それだけでは,前回と同じ事の繰り返しでつまらないので,敬愛するぴよしろうさんにならって公共交通機関を使ってアプローチして羊蹄山4往復に挑戦でする事にしました.
18時48分琴似発のエアポート181号に乗り込んで比羅夫に向かい,比羅夫着が21時.比羅夫-京極-喜茂別-真狩-比羅夫の順に羊蹄山の全ての登山道を走破します.帰還は,比羅夫発小樽乗り継ぎ札幌行きが19時11分,最終札幌直通が21時23分.間に合わなければ比羅夫の駅で夜明かしです.
羊蹄山4往復では,どこからスタートしてどう回るか極めて重要です.交通機関の問題もありますが,最大のポイントは水の補給です.給水できるのは,比羅夫と真狩の登山口のみ.京極も吹き出し公園がありますが,かなりの距離があり,チャレンジに組み入れるのは現実的ではありません.前回は,真狩-比羅夫-京極-喜茂別-真狩の順で,喜茂別に水をデポしました.前回の経験上,夜はあまり水を消費しません.問題は日中の登りです.前回は,3回目の登りになる京極の登りくらいから急速に水の消費量が増えてきました.今回は,比羅夫スタートなので,3回目の登りは喜茂別登山道.喜茂別の登山口までは,なんとか2Lのハイドレーションパックだけで頑張り,喜茂別の登りをペットボトル550ml3本で耐え,真狩登山口まで向かい,真狩で十分に水を補給した上で,給水したペットボトル550ml2−3本でゴールするという作戦で行くことにしました.外輪山まで3.65Lの水を担ぎ上げるのはきついかもしれませんが,成功には水は必須なので仕方ありません.問題は,前回より暑いと言うことです.念のためOS-1ゼリー2パックも準備しました.
出発に先立ち,足首を入念にテーピングしました.途中で捻挫することが最も可能性が高いリスクです.疲れてくると不用意に足を運び,場合によっては骨折につながるような捻挫もあり得ます.とにかく捻挫には注意が必要です.
18時39分桑園発小樽行き.駅員さんに「比羅夫まで行くんですけど,これに乗れば良いんですよね.」と聞いたら,そうですというので安心して乗り込みました.帰宅時間なので満員です.エアポートにしては、普通の通勤列車っぽいなと思いつつ,なんとか座れたのでなんとなく外の景色を見ていました.琴似,手稲とどんどん乗客は減っていきます.銭函を過ぎる頃には誰もいなくなってしまいました.小樽手前,乗り継ぎのアナウンスがありましたが,長万部行きのアナウンスがありません.もしやと思い時計を見ると,既に乗り継ぎの時間が過ぎています.この時に初めて,これはエアポート181号ではないことに気がつきました.(気づくのが遅い!)JRを降りると大急ぎで,改札まで走り,比羅夫に接続する列車があるかどうか聞きました.「もう今日はありません.倶知安までなら,21時35分があります.」茫然自失.比羅夫に行くには琴似で乗り換えないと接続に間に合わないのでした.札幌まで戻ってまた日を改めて出直すか.でも,これからの予定を考えると次の機会はありません.21時35分発の倶知安行きで倶知安まで行き,そこ走ろうかとも思いました.それはともかく,比羅夫で見送ってくれる予定だった知人に乗り遅れて時間通りに比羅夫に行けないことを連絡しなければなりません.電話しました.すると,なんと迎えに来てくれるというでは,ありませんか.ここは素直に甘えることにしました.しばらくの間,自分の馬鹿さ加減にあきれながら待っていたら,アナウンスがあり,8時22分発の余市行きが出発するではありませんか.ダッシュしながら知人に余市まで行くことを電話し,列車に飛び乗りました.
ということで,なんとか余市で拾ってもらって,比羅夫の登山口まで移動.最初から「公共交通機関を使って羊蹄山4往復」は消えてしまいました...倶知安は,直前までかなり雨が降っていたようです.これから天気は回復するとは思いますが,登山道はかなり荒れているかもしれません.でも雲はあるものの月は見えていて,羊蹄山のシルエットも見えます.比羅夫の登山口は霧雨.見送りを受けて,21時51分出発です.予定より50分遅れですが,昨年よりは30分くらい早い.
真っ暗闇の中をたった一人で歩き出すこの瞬間の緊張感が大好きです.この時点では,またここに戻ってこれるかどうか自信はあるけれど,不安もあります.
登山道が濡れているので,滑って転倒しないように注意深く進みます.体調は良いような悪いような.前回の最初の真狩登山道登りは無心に登りあっと言う間に登りきったのですが,今回はそうはいきません.汗の量もずっと多い.水がたっぷり入ったバックパックの重さも堪えます.
時折,下界が見えます.雲海の切れ目から街の灯りが見えて幻想的です.残念ながら写真に撮れるほどの光量がありません.月も見えています.
9合目.山頂と避難小屋の分岐で,そのままガレ場を直進してしまい,途中で道が尽きてしまいました.再び下って,山頂への分岐を発見.23時48分.昼間なら見逃すようなことはないと思いますが,やはり夜の行動は注意が必要です.
比羅夫下山口,0時2分.2時間11分かかりました.前回は2時間.(2回目の登り)
北山1843m,0時4分.外輪山上は寒く,ウィンドブレーカーを着ました.月明かりの外輪山.街の灯りも見えます.火口に霧が漂って雲の池になっています.不思議な光景です.
京極下山口,0時27分.ここで,担ぎ上げたペットボトルの水3本,OS-1ゼリー2個,マルトデキストリンの4本のうち3本をデポします.最初は,奈落の底に降りるような急斜面.
雨の影響でかなり登山道が荒れて滑りやすくなっています.岩と木の根のミックスした急斜面で,手も使いながら確実に降ります.羊蹄山はとにかく下りがひたすら長い.
途中で,登ってくる単独登山者に会いました.
下に降りると霧と霧雨.京極登山口1時55分着.1時間28分.これは昨年と同じタイム.京極登山口で記帳すると年末に登頂証明を送ってくれるので記帳して1時59分出発.
2回目の登り.前回の2回目の登りは比羅夫でしたが,思ったより快調で,登りきったときには完走を確信しましたが,今回の2回目の登りは身体が重く,思うように動きません,特に2時から3時過ぎくらいまでは,身体がもう止めてくれと反抗してくる感じ.この時間帯は,毎回,こんな感じで苦しみます.加えて,今回のマルトデキストリンは,思った以上に甘くて,あっと言う間に飲むのが苦痛になってきました.でも,カロリーをとり続けなければ動けなくなります.目をつぶって無理矢理流し込み,水で胃に送り込みます.途中でどうにもならなくなって,カットパインを食べて口直し.夜にカットパインのお世話になったのは初めてです.今回は,一番大きいカットパインのパックを持ってきているので,当面は安心.でも,これから先,特に喜茂別の登りの辛さがわかっているので,このまま2往復で止めてしまおうかと繰り返し考えます.「やっぱり羊蹄山4往復するだけの力は戻ってなかったんだ.無理だったんだ.」まあ,こういう時は,無理にそれを押しとどめずに,勝手にそう考えさせておけば良いのです.考えながら,ひたすら前に進む.そうこうするうちに4時を回ったあたりから,身体も文句を言うのを諦めたらしく,不思議と楽になってきました.もちろん,斜度が上がってくるので苦しさは増すのですが,間もなくピークだという思い,夜明けなどと相まって,調子は上がってきます.
京極下山口,4時15分.2回目の登りに2時間16分.前回は,3回目の登りで2時間18分.
デポしておいた水とマルトデキストリンを回収.ここでショックなことが...マルトデキストリンを入れておいた袋を開けてみると,マルトデキストリンが漏れ出して,ドロドロになっているのです.ただでさえ,味に辟易してきている上に,この状態にもう見るもの嫌になりました.でも貴重なカロリー源です.漏れたマルトデキストリンとべとべとになった手を濡れた草で拭き取って,チューブは,バックパックのサイドポケットに収納,これなら漏れないでしょう.気を取り直して先を急ぎます.
夜の間,雲の池になっていた火口にはうっすらその名残が残っています.
4時36分,羊蹄山山頂.山頂は,京極登山口ですれ違った単独登山者の男性と私の二人.山頂は寒くて,レインパンツもはいても震えるくらい.それでも,しばらく朝日が昇るのを眺めていました.残念ながら,前回ほどの美し日の出は見ることができませんでした.
ここまでで1往復半.さあ,行きますか.喜茂別下山口,4時52分.外輪山から喜茂別の下りは不明瞭で,前回も迷いましたが,今回も最初は戸惑いました.
朝の光の中を雲海に向かって下っていきます.
途中からガスの中に入り,霧雨.もし登る時にこんな天気だったら登るのは止めたくなりそうな天候です.一雨来そうな雰囲気.喜茂別登山口には6時17分着.1時間25分.前回は,1時間40分.
6時24分出発.
最初は,ゆるやかな登りなのですが,それでも足が重く,標高600m近くの急登の始まる手間の広場で力尽きて地面に座り込んでしまいました.こんな状態で,登りきることができるのでしょうか...それでも,しばらく休むと,また身体が動くものです.なんとか立ち上がり登りはじめました.途中からガスは切れて,青空が見え始めました.喜茂別登山道は,号数表示がありません.前回は,最初は標高200mおきに休憩し,途中から耐えきれずに100mおきに休んでは登りました.今年は,数10mおきに足が前に進まなくなり,何度となく,崩れ落ちるように地面や倒木の上に座り込み休みました.マルトデキストリンを無理矢理喉に流し込みます.さらにハイドレーションのメダリスト入りの水が,体温でお湯のようになり,強烈なまずさ.これももったいないので無理矢理飲みます.幸い,家で凍らせていたペットボトルの水が溶けて冷たい状態で3本あるので,それを合間に入れて,なんとかしのぎました.カットパインもどれだけ救いになったかわかりません.気温が上がってきたらしく,どれだけあるんだというくらい汗が流れ落ちます.最後まで登り切れたのは,この苦しさが永遠に続くわけではないと言うことがよくわかっているからだと思います.登り続ければ,早晩,ピークに辿り着くのです.
次第に日差しが強くなる中,9時28分.喜茂別下山口,3度目の外輪山,2度目の羊蹄山山頂.3時間4分かかりました.前回もつらかったのですが,それでも2時間34分で登っています.今度は,山頂に大勢の人がいます.火口の霧もすっかり消えて,夜のあの幻想的な風景は誰も知らない.
岩稜帯へ.途中で,右足を捻りましたが,しっかりテーピングしているのでダメージは大きくありませんでした.油断禁物.頻回にガスが上がってきて,また晴れることを繰り返します.
真狩ピーク.9時59分.
真狩下山口.10時2分.
この時間なら,たとえコースタイム以上かかったとしても十分に最終に間に合います.あと1回,登るだけ.
ちょっと心配だったのは,メインルートの真狩登山道をこの時間に下ったら,多くの登山者とぶつかるのではないかということでした.でも,下界の天候があまり良くないせいか,台風接近を危惧したのか,思いの外,少ない人としかすれ違いませんでした.11時34分,真狩登山口.下りに1時間32分.前回は,最後の下りで苦しみながら2時間でした.ペットボトルの水は十分に間に合いました.登山口,キャンプ場の水場で水分補給.そして,残ったマルトデキストリンを無理矢理全部飲み干し,休憩も兼ねて,べとべとになったマルトデキストリンのチューブとスタッフバック,ハイドレーションなどを綺麗に洗い,最後の登りに向けて準備.水は,550mlのペットボトル3本に一杯にしました.20分くらい滞在して,11時56分に出発.
喜茂別の登りは途方もなく苦しくて,何回も何回も座り込んで休みましたが,真狩の登りは,比較的なだらかな道の間に急登が少し入り,時には下りもあるので,速度はゆっくりですが,不思議と休まないで登る事が出来ます.
14時36分.2時間40分かかってついに4度目の外輪山に到着.前回は,1回目の登りで急ぎすぎないようにと思いつつ登って1時間53分.喜茂別でコテンパンにやられたわりにはよく持ち直したと言えるでしょう.
旧小屋跡14時45分.いよいよ最後の下りです.最後だということもあり,疲れてはいましたが,途中までは比較的軽快に降りていけました.それが6合目を過ぎたあたりから急速に足が不安定になり,身体を支えるのが難しくなってきました.バランスを崩して,岩に脛をぶつけたりするようになってきました.ひたすら下りますが,下っても下ってもまだ続きます.前回の最後の下りでも感じましたが,そもそもこんな長い道のりをよく登ったものだと不思議になります.比較的平坦になって,もうお終いかと思っても,まだまだ続きます.ひたすら足を前に運びます.
そして,ついに16時30分,比羅夫登山口に到着.1時間45分.前回は最初の下りで,1時間32分でした.
ふらふらになってキャンプ場まで歩き,倒れ込んでしばらく動くことが出来ませんでした.
かなり無理があった挑戦だったかもしれませんが,なんとか単独無補給で羊蹄山の全ての登山道を走破して4往復しました.18時間40分.前回の17時間49分には及びませんが,レースではないので,トータルの時間はあまり関係ないのです.満足です.(公共交通機関を使ってという部分は不完全でしたが)
所要時間18時間40分.距離44.8km.累積標高6107m.
比羅夫登山口21時51分.
比羅夫下山口0時2分.
登り:2時間11分(2時間)()は前回の記録.
京極下山口0時27分.
京極登山口1時55分着,1時59分発.
京極下山口4時15分.
下り:1時間28分.(1時間28分)
登り:2時間16分.(2時間18分)
喜茂別下山口4時52分.
喜茂別登山口6時17分着,6時24分発.
喜茂別下山口9時28分.
下り:1時間25分(1時間40分)
登り:3時間4分.(2時間34分)
真狩下山口10時2分.
真狩登山口11時34分着,11時56分発.
真狩下山口14時36分.
下り:1時間32分(2時間)
登り:2時間40分(1時間53分)
旧小屋跡14時45分.
比羅夫登山口16時30分.
下り:1時間45分(1時間32分)
羊蹄山の姿は,チャレンジ中は,最初に登るときに月明かりでシルエットが見えただけでした.チャレンジが終わってからようやく羊蹄山の姿を目にすることが出来ました.
19時29分,倶知安発のJR.
キャンプ場で,手足,顔の泥を洗い流し,JRに乗れる程度に身支度しました.着替えは,アイスブレーカーの半袖Tシャツしか持ってきていなかったので,それに着替えたのですが,寒くて結局,チャレンジ中に着ていたシャツを上から着ました.
家に帰ってから,寒かったと話したら,エマージェンシーシートを持っていたので,それを使えばよかったでしょうと言われたのですが,さすがにJRでエマージェンシーシートはないでしょう.
着替えを比羅夫登山口にデポしておくことも考えたのですが,途中でリタイアする可能性がでて,別ルートで帰還になりそうな場合に取りに来る必要があるとなると判断が狂うかもしれないので,着の身着のまま作戦で行くことにしました.
ファスト・アタックなので,天候が崩れる前に行動を完遂できると考え,装備も最小限です.ちょっと無謀かもしれませんが...
一応,些細なことまで結構考え抜いて計画したのですが...
小樽経由で21時35分琴似着.疲れと寒さでほとんど眠れませんでした.
千加子が駅まで向かえに来てくれました.
マルトデキストリンとカットパイン以外は,持って行った行動食は全く手をつけませんでした.甘いジェルを食べたいと思わなかったということもあります.いつも以上に多めに持っていったのに,無駄だったかもしれません.
ウイグライ・プロも手つかず.
芍薬甘草湯とロキソニンは全く飲みませんでした.
レーススピードではないから,そこまで足のダメージはないということでしょう.
その代わり,レース以上に身体が芯から疲れました.
前回に比べて,登りの力はまだ戻っていないようでしたが,下りの力はむしろついているのかもしれません.
前回は,今決行しなければ年齢から考えてもう無理だと考え挑戦したのですが,3年後の今回もなんとかやり遂げました.いつまでこれを維持できるのでしょうか...
実は,今回は,羊蹄山8往復のための準備でもあったのですが,今の力では到底無理だということがわかりました.距離的にも時間的にも決して無理なチャレンジではないと思っていたのですが,ほとんど平坦部分がなく,ひたすら登ってひたすら下る事のダメージは想像以上のものでした.
諦めたわけではありませんが...
8往復するとしたら,スタート地点にベースキャンプをおく必要がありますね.
8往復するくらいなら,もっとほかのチャレンジを考えた方が良いかも...
どちらにしても計画を立てるのも楽しみのひとつ.
すっかり長くなってしまいましたが,これが今回の冒険記です.
そして,これがまた新たな冒険の始まりです.
To be continued.
天候 | 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
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電車
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コメント
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snufkinjrさん
2014年バージョン、初めて拝見致しました。
2011年に続いて2回目
しかも羊蹄山8往復の構想も・・・
驚異的なスピードの持続に、あごが外れっぱなしです。
宇宙人かと思いました。凄すぎて言葉が見つかりません。
(凄いと言う言葉も生ぬるいです。)
何か凄い時、私に出来ることがあればサポートさせて下さい(^-^)
ありがとうございます.コメントいただくと嬉しいですね.
2011年の時は,途中で水をデポしたので,それがどうにも心残りで,いつかデポなしでと思っていました.そして2014年,JRの乗り継ぎを失敗したので,いつか公共交通機関のみを使ってアプローチしてみたいと思っています.
8往復は...それをする事の意味が自分なりに見つかったら決行です.(そもそも,4往復に意味があるかと言われても答えようがないのですが)
超絶過ぎて言葉も思い浮かびません‥。
凄〜い!!! 素晴らしい。
実は私、3往復を4回したことがありますが、やはり水分がネックで四往復は断念続きです。
でも、この長文を読み来年こそは達成したいと思いました。ありがとうございます。
四往復挑戦あるある
・喜茂別の登りは直登なので精神的にキツイ
・どの時間にスタートとしても必ず深夜2〜3時頃に眠くなる
・確かに捻挫は怖い
petitathlete ,ありがとうございました.お返事が遅れてすみません.登山口などで,サポート受ければ,それほど難しいチャレンジではないと思いますが,単独で挑むと,色々考えなければならないことがあり,奥が深いです.成功をお祈りしています.
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