槍ヶ岳(新ワンディ周回コース)



- GPS
- --:--
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 2,132m
- 下り
- 2,131m
コースタイム
2.40 1540m 白出沢
2.57 1544m 右俣谷河原
3.48 1750m 滝谷
4.58 1990m 槍平小屋
8.00 3010m 飛騨乗り越し
8.30 3100m 槍ガ岳山荘着
9.20 3180m 槍ガ岳山頂
9.30 3180m 槍ガ岳山頂発
10.20 3080m 槍ガ岳山荘発
10.45 2520m 水鉛谷源頭
11.55 1700m 左俣谷合流
12.13 1470m 小池新道橋
12.34 1400m ワサビ平小屋
10.56 1990m 槍平着
12.19 1540m 白出小屋着
13.16 1050m 新穂高着
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
右俣林道 左俣林道とも雪は豊富 飛騨沢はカチカチ先日の雨で縦溝だらけ滑走かなり難しい 水鉛谷から左俣谷は猛烈なデブリランド |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
昨夜仕事を終え夜10時半に金沢を出た。甲府の名人と深夜1時新穂高発と約束してある。明日のBig Dayは槍を目指す。1月に単独で厳冬期ワンディを行ったので、今日は報告の無い槍周回ワンディを行う。これも記録になるだろうか?
新穂高から右俣谷経由で飛騨沢を詰め槍ヶ岳ピークに立ち飛騨沢2520mから水鉛谷にエントリーそのまま左俣谷を滑降してワサビ平経由で新穂高に戻る周回コースである。
出だしの右俣林道も雪は多い,カチカチ林道をガシガシ行く。白出沢を過ぎて河原に下りる。後は川を詰めるだけ。滝谷にデブリは無かったが多くの谷から猛烈なデブリが先日の雨の影響だろう。
槍平の小屋は雪に埋もれていた。厳冬期と同じくらいか。誰もいない,今日も貸し切りか?飛騨沢もカチカチだった。2300mくらいから早くもスキーは使えないくらい固くなった。板を担いでガシガシアイゼンで。振り返ると笠に朝日が当たる。
飛騨乗越は風は弱くて助かったがメチャ寒かった。ダウンを着込んだ。ここで槍が見えた。全面氷化して氷の鎧をまとっている。今日は厳しくなりそうだ。肩の小屋で休憩して槍アタック。
ただ今日の槍は半端じゃなかった。カチカチに氷結しておりアイゼンの前爪が少ししか入らない際どい登りを強いられた。ウィペット二本でダブルアックスしなければとてもじゃないが登れない。名人は槍の中腹でこれ以上は無理と敗退した。名人敗退後単独で氷を割りながら何とかピークを目指す。最後の凍り付いた梯子を上り切ると大展望が待っていた。2ヶ月振りですか?何度この景色を見た事か。
今日の槍の下りも半端無く怖かった。両手両足を駆使して氷を射しながら一歩一歩命懸け、かなり慎重に下ったため肩の小屋から往復1時間半を要した。さてここからも際どい、いつものように肩の小屋から槍沢サイドを飛騨乗越に滑降したがここも氷化しており後続の名人まさかの20m滑落、そのまま落ちれば大岩に激突だったがウイペットで間一髪止めた。神様仏様。
飛騨沢も氷化縦溝斜面、先日の雨が山を一変させた。極めて危険な状況だが慎重に滑り予定通り2520mから水鉛谷を滑降。ここも先日の雨で猛烈なデブリランドと化していた。それでもデブリを避けながら氷化斜面をガンガン行く。左俣谷に合流後もデブリランドはさらに続く。小池新道に何とかたどり着き後は快適にワサビ平良経由で林道を新穂高まで滑り降りた。
大変な一日だったが多分記録に無い槍周回ワンディ成功、下山後はちろり庵で家族で宴会。ちろり庵万歳 !!
私も初めて見た記録です。
メール有り難うございます。常にパイオニア精神で頑張っています。誰も見た事のない景色を堪能できましたが、このコースももう二度と行かないと思います。
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