会津駒ヶ岳
- GPS
- 06:55
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,227m
- 下り
- 1,227m
コースタイム
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 6:56
08:59 927m 駒ヶ岳登山口 -> シール登行
09:33-09:39 1100m 滝沢登山口 -> シートラーゲン(アイゼン未使用)
10:10 1234m -> シール登行
13:20-14:05 2131m 会津駒ヶ岳 -> スキー滑降
15:46 927m 駒ヶ岳登山口 -> 徒歩(車道)
15:50 922m 駒ヶ岳登山口駐車場
※ヤマレコに地名登録されている滝沢登山口、駒ヶ岳登山口はたぶん逆
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
半ば除雪されており10台ほど駐車可能。朝9時で満車。 ※下山時には除雪が進められ15台ほど駐車可能になっていた |
その他周辺情報 | 【風呂】古町温泉赤岩荘 \450 |
写真
感想
山スキー定番の会津駒ヶ岳、滝沢橋からの一般的な往復コースです。
当初は隣の大戸沢岳を滑ろうと思っていたのですが、下大戸沢スノーシェッド前後の駐車スペース(道路脇に1〜2台分の除雪スペースがところどころにある)はかなり離れたところまでいっぱい。遠くに停めてまで大戸沢岳に登ろうというこだわりはないため、結局会津駒ヶ岳に登ることにしました。
こちらは駐車場も半ば除雪されていたし、思ったより人も少なかったです。
ちまたでは春の陽気が続き、標高の低い山など雪はグズグズに腐っていますが、さすがに尾瀬は気温が低く、出発時点でまだ零下。木陰は午後になってもカリカリのままでしたが、陽当たりの良い場所は適度に緩んで滑りやすかったです。
重めの板(今どきは普通)を持っていったせいかいつもに比べだいぶ時間はかかってしまいましたが、その分滑りは楽しめましたし、天気にも恵まれ楽しく過ごすことができました。
その一方で、新鮮みにかけなんの感動もないというのも事実ですが・・・
8:54 922m 駒ヶ岳登山口駐車場発。5分ほど車道を歩き、滝沢橋の駒ヶ岳登山口へ。
ここから林道をシール登行。この時期なら雪は続いているものと思っていたが、一個所5mほど雪の切れている区間もあった。
雪はまだ硬く、日中緩んだ時についたトレース跡がそのまま凍りついてガタガタになっているが、歩くのに困るほどではない。
橋を渡ったところで林道を離れて下ノ沢左岸へ。林道をショートカットして尾根左手の窪地を登る。
やがて林道に再合流。右に行けば滝沢登山口。正面の窪地はまだ雪が十分に付いており、この時期はここを直登する人も多い。が、たぶん板を担いで登山道を登った方が早いだろう。ツボ足だとまだ多少潜るかもしれないが、トレースも多いはずなのでそう酷くはないだろう。
9:33 1100m 滝沢登山口。ここからシートラーゲン。
しばらく尾根の左側をジグザグに登り、やがて尾根上へ。ここまで出ればあとはシール登行も可能だが、思ったより潜らないし、この先急登も続く。このままシートラーゲンで登りましょう。
が、ほどなく急斜面で潜りまくるところがあり、ここでシール登行に切替。急登だがシールの利く雪質なので問題なし。
10:27-11:00 1345m ヘリポート跡。遅れているD君を待つ。シール登行に切り替えるタイミングが遅れ、ツボ足で潜りまくって苦労していたらしい。
ここまではミズナラの大木が目立ったが、ここからは気分の良いブナの疎林帯。部分的に急斜面もあるが、総じて登りやすい尾根歩きが続く。
1600m辺りでダケカンバやオオシラビソが入り交じり、左手に燧ヶ岳が、さらに登ると右手に駒ヶ岳〜大戸沢岳の稜線が見え隠れするようになる。
12:44 1965m 森林限界。駒ノ小屋から駒ヶ岳山頂までの稜線が見渡せるようになる。何日か前にかなりの雨が降ったようで、まだ3月だというのに縦溝が顕著だ。
ここからは駒ノ小屋のあるピークへは登らず、駒ヶ岳手前のコルに向け右斜面をトラバースする。
13:20 2131m 会津駒ヶ岳。3時間程度でサクッと登れると踏んでいたが、序盤D君が手間取ったのを差し引いてもえらい時間がかかった。いつもこの山には細い軽量板で来ているのだが、今日は滑り優先で重めの板。それもあるのだろう。
山頂からは燧ヶ岳、至仏山や平ヶ岳、越後駒ヶ岳、守門岳、浅草岳等々、尾瀬から中越にかけての名だたる山が一望にできる。反対側には三岩岳や大戸沢岳。登山口はそれなりに離れている印象があるが、こうして山頂を見るとすぐ近くだ。
山頂は他に誰もいない。先行は4パーティーほど、後続は3パーティー。天気の良い連休だしもっと混雑しているかと思っていたが、割りと少ない。やはり4月からが本番か。
14:05 滑降開始。フィルムクラストで滑りやすい雪質なのだが、なにしろ縦溝がひどい。通常、縦溝ができる時期には雪も緩んでいるものだが、まだカチカチであまり快適に滑れない。
森林限界上はずっと縦溝が続く。まあこの区間はトラバースが多く傾斜もさほどないので、ブレーキのかかる腐れ雪を滑るよりマシかもしれない。
森林限界から下は縦溝もなく快適。ただし日なたは滑りやすいものの、日陰はカリカリ。陽当たりの良い尾根ルートとはいえ、樹林帯なので木陰が多いのだ。
滑りやすい尾根の右側(南になる)を滑ることが多くなるが、調子に乗ると尾根を外れてしまいそう。実際、D君は違う尾根に入り込みそうになった。
ヘリポート跡手前の急斜面で一個所だけグズグズに腐っているところはあったが、それ以外は総じて滑りやすい雪質。
とはいえ林間滑降の苦手なD君は多少苦労していたし、さほど広くない樹林帯の尾根なので、小回りターンのできない人には難しく感じるかもしれない。
15:07 1350m ヘリポート跡。ここからは登ってきた登山道ではなく南側の尾根を滑る。木が濃く、残雪期には雪も切れ切れになるのでちょっと苦労するところだが、この時期はまだ大丈夫。
適当なところで左手の窪地へ。もう完全に日は陰り、日中に緩んだ雪の表層が固まってモナカ気味になっている。まだなんとか滑っていけるが、いつもの細いステップソールスキーでは苦労したかもしれない。
林道合流後、往路で使った林道ショートカットコース(尾根南側の窪地)へ。D君はそのまま林道を滑って下山するとのこと。
林道はだいぶ大回りとはいえ、雪がついていればスキーであっという間のはず。しかしだいぶ遅れて下山してきたところをみると、あるいは途中雪が切れていたか。いずれにしろ下りもショートカットしたほうがだいぶ効率がいいようだ。
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