遭難事案遭遇 兵庫三室山
- GPS
- 03:50
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 763m
- 下り
- 749m
コースタイム
天候 | 曇り 山頂風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
東屋隣駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大通峠登山口から時計回り周回 大通峠までと山頂まではピンテ少ないが踏み跡しっかり残っており道迷いは少ないと思われます。 笹は綺麗に刈って頂いており歩きやすくなっています。 三室山登山口への下りルートは踏み跡不確かな所、ピンテわかりにくい所が数カ所あり地図やGPSがないと道迷いの可能性がある。 |
その他周辺情報 | 千種、大茅スキー場 |
写真
感想
10月11日 兵庫県宍粟市三室山に於いて山岳遭難事案が発生し居合わせましたのでレポートします。
11日17時三室山登山口駐車場に到着。
着いてまもなく登山者の方に遭遇。
車を三室山登山口方面に取りに行くとの事。
数分後救急車🚑のサイレンの音が聞こえる。
だんだん近づいて来る。
通り過ぎると思いきやまさかの駐車場に到着
救急隊員「当事者の方ですか⁉️」
意味分からず。「違いますが何かあったんですか?」
救急隊員「遭難の通報がありまして」
その後パトカー🚓1台 消防車🚒2台 消防関係車両1台が次々と到着。
先程会った登山の連れが下山途中で逸れ探したがわからないとの事。
気温は10°切っている。
不明者は79歳男性。
登山者と警察、消防の方と一緒にヤマレコのルート図を開いて下山ルートを確認。
大通峠登山口方面から来られたので尋ねると別のルートからの下山との事だかおっしゃるところにルートはない。
道標もあってピンテ頼りに降りて来たと言われるがルートが分からない。
この時点で17時30分 後30分で日没
日暮れと気温の低下。救助協力の為急いで登山装備に着替える。
大通峠登山口に直行。
救急車とパトカーが待機。
警察官👮♀️から携帯が全く通じないので通じれば貸して欲しいとの事。
私の携帯📱は駐車場では通じたか登山口では通じず。
そうこうしていると連れの方が自力で三室山登山口へ下山の一報が入る。
三室山登山口に直行。
無事を確認。
登山者2人は午前10時に登山開始。6時間の工程と予測されていたが7時間半かかる。
登山者の問題点。
1.登山開始時間が遅い。出発10時、下山予定時刻が4時。既に薄暗くなっている時刻。
2.2人パーティでありながら先に下山した方が後を確認せず先を行き結果として置き去りにしている。
3.地図無しGPS無し。ピンテ頼り
地図を見てもルートが分からない。
4.体力にあった登山計画がされていない。
結果として無事であり安心した。
警察、消防も詳しいルート図を持っておられず、ヤマレコを参考にして頂いたのは良かった。
有名な山を有するところは山岳救助隊を配備されているがその他の地域ではいざ遭難となれば準備に時間掛かると感じた。
翌日、遭難者のルートも検証しながら歩いた。
結果として、三室山登山口からのピストンと思われる。
下山途中の道迷いがあったと推測される。
地図もGPSも無い状態でピンテだより。
道迷いが起こりやすい箇所が数カ所あった。
三室山は過去にも道迷いの遭難事故が数件起きているとの事。
山頂付近に滑落の危険性がある所もあるので気をつけてもらいたい。
カトブン9の7番目の登山でしたが良い経験させて頂きました。
当日は移動して赤谷山も登る予定でしたが今回は無理せず次回の楽しみにしておく事にしました。
自分の能力を過信せず安全な登山を心掛けたいと思います。
今回の遭難事故はレポに4点指摘されている通りだと思います。同時に思い出すのは、先日、栃木県の朝日岳で発生した遭難事故です。かなりベテランの登山者だったようで装備もそれなりに準備されていたようですが、天候の急変があったようで、対応しきれず死亡遭難になってしまいました。残念なことです。それと、少し気になることですが、今回の事故も朝日岳の事故も、高齢者に属する人が遭難していることです。高齢それ自体は、登山を禁止することではないとおもいますが、やはり体力的な事があるのではないかと思います。やはり、体力の事を考慮し慎重な行動が望まれると思います。
コメありがとうございます。
今回のような遭難事案に遭遇したのは、高校生の時ボーイスカウトの富士登山⛰️下山途中高山病で動けなくなった人を救助した時以来でした。
この時も高齢者の方でしたが、自分の体力を過信しない事も大切ですね。
今回の三室山も前々回の山も道迷いしやすい山でした。
馬の背の様な尾根道は自然とルートが確定しますが、左右灘らかな広い尾根道はルートが自由な分ルートから外れ易くなります。
気をつけなくてはいけませんね
このことは、キノコ採りなどで低山に入ったときに起こり得ることだと思います。
山道を、侮ってはいけません(自戒)
返信ありがとうございます。
私、猪目峠から弥山のルートで道迷いした事あります。
低山でも侮れないですね
ルートのないキノコ狩りではGPS.予備バッテリーが必携です。
また今年は熊🐻の被害がやたらと多く、恐怖に慄きながら登っております。
近年の異常気象が、人間にも大きな影響を与えていますが、当然、自然界にも大きな影響を与えており、その一つの表れが熊の人里への頻繁な出現ではないでしょうか。更に人間の不用意な行動が、熊の行動に悪影響を与えているようです。自然に対して十分な配慮が必要でしょう。
とはいえ、熊と遭遇することは、人間にとって危険をもたらします。極力、遭遇しないようにする用心が必要でしょう。
コメありがとうございます
どんぐりが不作の原因だと言われてますが、耕作放棄地が増えて熊と人の生活エリアが近づいて来たんでしょうね
登山は熊のエリアにお邪魔するスポーツですから
トラブル無いよう存在示しながら遠慮して歩きたいと思います。
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