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Yamareco

記録ID: 6046667
全員に公開
ハイキング
中国

【防府】向島 錦山/右田ヶ岳 勝坂尾根〜天徳寺道

2023年10月13日(金) ~ 2023年10月14日(土)
 - 拍手
GPS
29:48
距離
15.1km
登り
938m
下り
948m

コースタイム

1日目
山行
2:11
休憩
0:01
合計
2:12
14:45
37
スタート地点
15:22
15:23
94
16:57
宿泊地
2日目
山行
2:52
休憩
0:49
合計
3:41
8:34
8:36
9
8:45
9:21
2
9:23
47
10:10
10:20
22
10:42
10:43
12
10:55
ゴール地点
天候 はれ/くもり時々はれ
過去天気図(気象庁) 2023年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自転車
初日は新幹線と在来線で防府駅へ、防府駅の観光案内所にあるレンタサイクルを利用
二日目は防府駅からJRバスに乗車、勝坂バス停で下車。帰りは塚原バス停から防長交通バスで防府駅方面へ(手前の八王子バス停で下車)
コース状況/
危険箇所等
錦山への道はほとんど舗装路で危険箇所はありません。立岩稲荷神社は社殿の付近に崩壊ヶ所あり。そこから海岸の鳥居までの道が足場悪いです。
右田ヶ岳は登りで使った勝坂尾根、天徳寺道ともに岩場の道で、岩をよじ登るようなところもありますが、急斜面にはロープなども張られているので、慎重にいけばそこまで危険ではありません。
錦橋から臨む向島
2023年10月13日 14:28撮影 by  F-02L, FUJITSU
1
10/13 14:28
錦橋から臨む向島
大鳥居をくぐって林道へ
2023年10月13日 14:30撮影 by  F-02L, FUJITSU
10/13 14:30
大鳥居をくぐって林道へ
ここで自転車を乗り捨て
2023年10月13日 14:45撮影 by  F-02L, FUJITSU
10/13 14:45
ここで自転車を乗り捨て
立岩稲荷神社分岐、まずは右へ
2023年10月13日 14:53撮影 by  F-02L, FUJITSU
10/13 14:53
立岩稲荷神社分岐、まずは右へ
錦山山頂 三角点
2023年10月13日 15:22撮影 by  F-02L, FUJITSU
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10/13 15:22
錦山山頂 三角点
錦山 山名板
2023年10月13日 15:22撮影 by  F-02L, FUJITSU
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10/13 15:22
錦山 山名板
稲荷神社への道にはこのようなお地蔵さんがたくさん
2023年10月13日 15:53撮影 by  F-02L, FUJITSU
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10/13 15:53
稲荷神社への道にはこのようなお地蔵さんがたくさん
ときどき海への展望が開けます
2023年10月13日 16:11撮影 by  F-02L, FUJITSU
1
10/13 16:11
ときどき海への展望が開けます
2023年10月13日 16:14撮影 by  F-02L, FUJITSU
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10/13 16:14
2023年10月13日 16:15撮影 by  F-02L, FUJITSU
10/13 16:15
海岸の鳥居。大洗の磯崎神社を連想する光景
2023年10月13日 16:17撮影 by  F-02L, FUJITSU
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10/13 16:17
海岸の鳥居。大洗の磯崎神社を連想する光景
2023年10月13日 16:18撮影 by  F-02L, FUJITSU
10/13 16:18
2023年10月13日 16:19撮影 by  F-02L, FUJITSU
10/13 16:19
岩のテラス
2023年10月13日 16:19撮影 by  F-02L, FUJITSU
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10/13 16:19
岩のテラス
2023年10月13日 17:00撮影 by  F-02L, FUJITSU
10/13 17:00
国道脇から入山
2023年10月14日 07:13撮影 by  F-02L, FUJITSU
10/14 7:13
国道脇から入山
崩壊谷を渡る
2023年10月14日 07:34撮影 by  F-02L, FUJITSU
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10/14 7:34
崩壊谷を渡る
ふたつの山に挟まれた国道262号はかつての萩往還。ここにはかつて勝坂砲台という防御施設があり、防府平野から攻め寄せる敵の迎撃ポイントだったようです
2023年10月14日 07:55撮影 by  F-02L, FUJITSU
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10/14 7:55
ふたつの山に挟まれた国道262号はかつての萩往還。ここにはかつて勝坂砲台という防御施設があり、防府平野から攻め寄せる敵の迎撃ポイントだったようです
アントキノ岩。ここをロケ地とした さだまさし原作の映画に由来する名前
2023年10月14日 08:11撮影 by  F-02L, FUJITSU
1
10/14 8:11
アントキノ岩。ここをロケ地とした さだまさし原作の映画に由来する名前
2023年10月14日 08:19撮影 by  F-02L, FUJITSU
10/14 8:19
右田ヶ岳山頂
2023年10月14日 08:47撮影 by  F-02L, FUJITSU
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10/14 8:47
右田ヶ岳山頂
右奥に見えるのが昨日登った錦山(向島)
2023年10月14日 08:49撮影 by  F-02L, FUJITSU
10/14 8:49
右奥に見えるのが昨日登った錦山(向島)
国旗。誰が掲揚しているんでしょうか?
2023年10月14日 09:12撮影 by  F-02L, FUJITSU
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10/14 9:12
国旗。誰が掲揚しているんでしょうか?
まるで水墨画のような主峰
2023年10月14日 09:31撮影 by  F-02L, FUJITSU
10/14 9:31
まるで水墨画のような主峰
2023年10月14日 09:39撮影 by  F-02L, FUJITSU
10/14 9:39
石船山
2023年10月14日 09:46撮影 by  F-02L, FUJITSU
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10/14 9:46
石船山
このような磨崖仏が……
2023年10月14日 10:04撮影 by  F-02L, FUJITSU
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10/14 10:04
このような磨崖仏が……
いたるところにあります
2023年10月14日 10:19撮影 by  F-02L, FUJITSU
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10/14 10:19
いたるところにあります
登山口の天徳寺
2023年10月14日 10:40撮影 by  F-02L, FUJITSU
10/14 10:40
登山口の天徳寺
ふもとの集落から望む右田ヶ岳
2023年10月14日 10:45撮影 by  F-02L, FUJITSU
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10/14 10:45
ふもとの集落から望む右田ヶ岳
撮影機器:

感想

【ちょっと長い前書き】
 皆さんは2009年に公開された映画『マイマイ新子と千年の魔法』という作品をご存じでしょうか? 山口県出身の作家 蘯のぶ子氏の自伝的小説『マイマイ新子』を原作に、のちに劇場版『この世界の片隅に』を手がけることになる片渕須直監督の手によって映像化されたアニメ作品で、昭和30年代の防府市を舞台に子ども達の日常と非日常がたいへん情緒豊かに描かれています。
 日本各地でアニメファンによる舞台探訪(俗にいう『聖地巡礼』)が盛んになって久しいですが、この作品も多くの人々の足を山口へと向かわせました。ただ珍しいことに、この作品の場合、監督の片渕さん自身を案内人としてアニメの舞台を巡る「マイマイ新子探検隊」という一種のファン交流イベントが定期的に行われており、その実施数は今年でなんと13回を数えます。
 ヤマレコで山行記録を取るようになる以前、自分はそのイベントに参加する前後に西日本の各地の山(伯耆大山、氷ノ山(荒天で未登頂)、六甲山、石鎚山、由布岳etc.)に登って来ました。久々に開催されたマイマイ新子探検隊に合わせて、今回も自分は3泊4日の計画で山口(と広島)の山に登ってくることにしました。これはその旅の初日と二日目に防府市で実施した自分の山行記録となります。

○1日目
【防府駅〜向島〜錦山】
 宇都宮から新幹線と在来線を乗り継ぎ、防府駅に降り立ったのは13時半頃。不要な荷物をコインロッカーに押し込むと、予約しておいたレンタサイクルで向島を目指します。途中、イオンで買い出しを済ませるなどして、14時半頃に向島に到着。
 山に向かって大鳥居をくぐり、カーブの続く林道を進みます。傾斜が急になってきたところで自転車を乗り捨て、徒歩になって前進を続けると、ほどなく立岩稲荷神社との分岐があるので、まずは右に進んで山頂を目指します。展望のない舗装路の行き着く先にあるのが柵に囲まれたNTTの基地局。その手前、基地局とは反対側の斜面に赤テープの印があるので、これに従って数百mも進めば、錦山の山頂に至ります。たどりついた山頂には三角点や山名板がありますが、展望もないので早々に引き返します。

【神社分岐〜立岩稲荷神社〜防府駅】
 分岐まで戻ったら、今度は立岩稲荷神社に向かいます。しばらくは水平な非舗装の道ですが、徐々に下り傾斜となり、ときおり海側の視界が開けるところもあります。車止めのゲート過ぎてしばらく進むと、開けた場所に立岩稲荷神社があります。社殿や社務所のあるところから、さらに海に向かって急勾配の道を下って行くと、テラス状の岩場の赤い鳥居が鎮座しています。目の前はもう海で、ちょっと大洗の磯崎神社の鳥居を彷彿とさせるところです。山頂の展望がないので、向島だとここが一番のビューポイントかもしれません。
 ゆっくりして行きたいところですが、時刻は既に16時半、自転車の返却時間の17時半まであまり余裕がありません。小走りで駐輪ポイントまで戻ると、多少は急ぎつつも(かつ安全運転で)防府駅まで戻ります。観光案内所にレンタサイクルを返却したのは17時20分頃でした。駅近くのビジネスホテルに泊り、翌日に備えました。

○2日目
【防府駅〜勝坂バス停〜勝坂尾根】
 この日はマイマイ新子探検隊13の実施日なのですが、受付開始がお昼の12時で、出発時刻が13時ということだったので、午後に歩いてまわる予定の防府市街の展望に優れた右田ヶ岳に、午前中のうちに登ることにしました。この山には以前の探検隊の翌日に登ったことがあるのですが、今回は前回と同じく勝坂登山口から入山し、下山路にははじめて通ることになる天徳寺道を選択しました
 7時に防府駅を出るJRバスに乗ること約10分、勝坂バス停で下車。国道を渡った先に右田ヶ岳の登山口があります。林の中の道を登っていくと、徐々に視界が開けてきて、崩壊谷と呼ばれる涸れ沢を渡ると、コースは明瞭な岩尾根となります。眼下には国道262号が走り、道を挟んだ反対側には西目山が聳えます。ここには幕末、勝坂砲台と呼ばれる防御施設が置かれていました。国道262号はかつて萩往還と呼ばれ、北上すれば山口、そして長州藩の藩庁があった萩へと至ります。ふたつの山の間にある狭隘地は、大軍勢の展開が難しく、防衛線として有効に機能したことは想像に難くありません。実際、1870(明治3)年に旧奇兵隊士をはじめとした諸隊の起こした反乱(いわゆる脱隊騒動)の際には、この一帯が戦場となったそうです。

【アントキの岩〜山頂】
 さだまさし原作の映画に由来するアントキノ岩を越え、少し行くと南ノ峰と呼ばれるピークにたどり尽きます。一度鞍部にくだり、登り返した先が右田ヶ岳の山頂(中ノ峰)です。山頂は見事な展望で防府平野と瀬戸内海を一望できます。多くの登山者で賑わっており、自分もここでお茶を淹れて休憩していきました。

【鞍部分岐〜天徳寺尾根〜塚原バス停】
 下山路には天徳寺道を通ることにします。まずは南ノ峰の方に引き返し、鞍部から南に伸びる尾根を下っていきます。こちらも勝坂尾根に負けず劣らずの岩尾根で、メインルートから枝道に迷い混んだりして、思ったよりも下降に時間がかかりました。
 途中にある目だった岩峰のピークが石船山で、ここまでくればあとは下り一辺倒です。石船山から先には磨崖仏(自然石に掘られた仏様)が無数に刻まれていて興味深いのですが、時間が押しているのでゆっくり見物していくわけにもいきません。探検隊は防府駅近くにあるルルサス防府という商業施設が集合場所なのですが、余裕を持って到着するためには11:03のバスに乗る必要があるからです。天徳寺の境内を通り抜け、小学校を左手に見ながら県道に出て、無事に塚原バス停にたどりつきました。帰路のバスでは防府駅の手前の八王子バス停で下車。マクドナルドで休憩しつつスマホの充電をおこない、集合場所であるルルサス防府に向かいました。午後はいよいよマイマイ新子探検隊です。

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