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Yamareco

記録ID: 6055679
全員に公開
ハイキング
奥秩父

10歳児がママに紹介する4年半ぶりの大菩薩嶺【日本百名山】

2023年10月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
子連れ登山 シューP その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:49
距離
9.4km
登り
573m
下り
557m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:14
休憩
0:31
合計
4:45
距離 9.4km 登り 573m 下り 574m
8:40
15
スタート地点
8:55
8:59
21
9:20
9:23
1
9:30
9:30
38
10:08
10:21
13
10:34
10:40
4
10:44
10:45
18
11:02
11:02
50
11:52
11:52
12
12:04
12:05
8
12:13
12:13
38
12:51
12:55
1
12:56
12:57
15
13:12
13:13
16
13:29
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大菩薩北岸駐車場
8:30時点でまだまだ空きあり
ちょっと歩けば上日川峠なので
もう第1第2に急ぐ必要ないかも
コース状況/
危険箇所等
公園の散策道レベルの行き届いた整備
その他周辺情報 峠を塩山方面に降りると大菩薩の湯
この日は通過しました
渋滞で遅れて8:30に着いたら
第1第2駐車場はもう満杯
大菩薩湖北岸駐車場からスタート
2023年10月14日 08:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
10/14 8:40
渋滞で遅れて8:30に着いたら
第1第2駐車場はもう満杯
大菩薩湖北岸駐車場からスタート
林道をちょいと歩いて
2023年10月14日 08:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
10/14 8:42
林道をちょいと歩いて
林道から少し登ります
2023年10月14日 08:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 8:44
林道から少し登ります
たぶん大菩薩嶺でこの登りが
いちばん斜度がある
2023年10月14日 08:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 8:45
たぶん大菩薩嶺でこの登りが
いちばん斜度がある
木道をのんびり
2023年10月14日 08:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 8:49
木道をのんびり
上日川峠に到着
秋晴れの週末だから人が多いね
2023年10月14日 08:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 8:55
上日川峠に到着
秋晴れの週末だから人が多いね
トイレをすませてスタート
2023年10月14日 08:59撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 8:59
トイレをすませてスタート
林の中をゆるやかにアップダウンしながら進む
2023年10月14日 09:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 9:03
林の中をゆるやかにアップダウンしながら進む
秋の色がもうきれい
2023年10月14日 09:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 9:08
秋の色がもうきれい
すぐに福ちゃん荘に到着
2023年10月14日 09:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 9:21
すぐに福ちゃん荘に到着
おいしそうな食べ物につられる息子さん
2023年10月14日 09:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 9:23
おいしそうな食べ物につられる息子さん
登山道はふたつ
時計回りでいくか反時計回りがいいか
2023年10月14日 09:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 9:24
登山道はふたつ
時計回りでいくか反時計回りがいいか
反時計回り、大菩薩峠先回りでいこう
最初は舗装道路
2023年10月14日 09:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 9:26
反時計回り、大菩薩峠先回りでいこう
最初は舗装道路
富士見山荘跡のところから山道
2023年10月14日 09:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 9:32
富士見山荘跡のところから山道
のんびりハイキング
峠までずっとこんなだよ
2023年10月14日 09:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 9:48
のんびりハイキング
峠までずっとこんなだよ
すごい青空
あの上の稜線を歩くよ
2023年10月14日 10:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
10/14 10:04
すごい青空
あの上の稜線を歩くよ
早くも介山荘が見えてきた
2023年10月14日 10:06撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:06
早くも介山荘が見えてきた
介山荘
お酒とかおつまみとか
冷えたシャインマスカットとか売ってる
2023年10月14日 10:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:08
介山荘
お酒とかおつまみとか
冷えたシャインマスカットとか売ってる
大菩薩峠だよ
2023年10月14日 10:13撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
10/14 10:13
大菩薩峠だよ
「あっあれカイコマ!」
一発で同定する息子さん
そしてどこまでも見える空
2023年10月14日 10:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:14
「あっあれカイコマ!」
一発で同定する息子さん
そしてどこまでも見える空
ちょいとひと休み
2023年10月14日 10:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:16
ちょいとひと休み
シャインマスカットいただきます
これはなかなか気が利いてる
2023年10月14日 10:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:17
シャインマスカットいただきます
これはなかなか気が利いてる
さあお楽しみの稜線歩きだよ
最高の天気でよかった
2023年10月14日 10:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:21
さあお楽しみの稜線歩きだよ
最高の天気でよかった
富士山をバックにピース
2023年10月14日 10:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:23
富士山をバックにピース
よき富士山である
2023年10月14日 10:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:25
よき富士山である
多少ガレてるけど景色はすごい
2023年10月14日 10:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:26
多少ガレてるけど景色はすごい
リンドウ
午後にならないと咲かないのよ、と
他の方が言っていた
2023年10月14日 10:28撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:28
リンドウ
午後にならないと咲かないのよ、と
他の方が言っていた
すごいとこ歩いてる感じだよね
2023年10月14日 10:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/14 10:33
すごいとこ歩いてる感じだよね
親不知ノ頭でひと休み
なんでこんな名前なんだろうね
2023年10月14日 10:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:35
親不知ノ頭でひと休み
なんでこんな名前なんだろうね
カイコマと
その左に栗沢山〜アサヨ峰の稜線
北さんとアイさんもばっちり
2023年10月14日 10:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:40
カイコマと
その左に栗沢山〜アサヨ峰の稜線
北さんとアイさんもばっちり
ここ楽しい見た目のとこ
2023年10月14日 10:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:41
ここ楽しい見た目のとこ
前回入らなかった避難小屋に入ってみる
2023年10月14日 10:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
10/14 10:43
前回入らなかった避難小屋に入ってみる
妙見ノ頭はパスしよう
2023年10月14日 10:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:45
妙見ノ頭はパスしよう
どこまでも歩きたくなるね
2023年10月14日 10:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:46
どこまでも歩きたくなるね
富士山をバックに歩きます
2023年10月14日 10:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
10/14 10:51
富士山をバックに歩きます
4年半前の息子さん
大きくなったけどキャラは変わってないね
2019年06月01日 12:48撮影 by  iPhone SE, Apple
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6/1 12:48
4年半前の息子さん
大きくなったけどキャラは変わってないね
唯一の難所?ともいえる岩登り
2023年10月14日 10:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:54
唯一の難所?ともいえる岩登り
ほんといい
ほんとここは良い
2023年10月14日 10:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 10:55
ほんといい
ほんとここは良い
富士山が素敵すぎる
2023年10月14日 11:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/14 11:03
富士山が素敵すぎる
4年半前のポーズを真似してもらった
大きくなったね
2023年10月14日 11:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/14 11:05
4年半前のポーズを真似してもらった
大きくなったね
4年半前
場所とポーズがちょっと違った
2019年06月01日 13:15撮影 by  iPhone SE, Apple
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6/1 13:15
4年半前
場所とポーズがちょっと違った
富士山と息子さん
山男っぽくなってきたね
2023年10月14日 11:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/14 11:05
富士山と息子さん
山男っぽくなってきたね
富士山見ながらおにぎりをー
2023年10月14日 11:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/14 11:18
富士山見ながらおにぎりをー
好物の
タラタラしてんじゃねーよをいただきます
2023年10月14日 11:47撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 11:47
好物の
タラタラしてんじゃねーよをいただきます
雷岩
甲府盆地と南アルプスが一望
2023年10月14日 11:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 11:51
雷岩
甲府盆地と南アルプスが一望
雷岩から山頂までの
おまけ感ときたら
2023年10月14日 11:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/14 11:55
雷岩から山頂までの
おまけ感ときたら
山頂標はなんと順番待ち
2023年10月14日 12:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/14 12:01
山頂標はなんと順番待ち
大菩薩嶺に登ったよ(4年半ぶり2回目)
2023年10月14日 12:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/14 12:04
大菩薩嶺に登ったよ(4年半ぶり2回目)
雷岩から下山コースへ
ほんとすごい景色だよね
2023年10月14日 12:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 12:12
雷岩から下山コースへ
ほんとすごい景色だよね
あれが節刀ケ岳かな?
登った山を探すのも楽しいね
2023年10月14日 12:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/14 12:14
あれが節刀ケ岳かな?
登った山を探すのも楽しいね
下界に飛び込んでいくような下山路
これは楽しい
2023年10月14日 12:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 12:17
下界に飛び込んでいくような下山路
これは楽しい
ほどなくして平坦なところに
秋の彩りがきれい
2023年10月14日 12:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 12:30
ほどなくして平坦なところに
秋の彩りがきれい
よく色づいてきたね
2023年10月14日 12:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 12:35
よく色づいてきたね
ヤマラッキョウ
きれいな紫色
2023年10月14日 12:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/14 12:45
ヤマラッキョウ
きれいな紫色
福ちゃん荘に戻ってきた
2023年10月14日 12:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 12:51
福ちゃん荘に戻ってきた
久しぶりに下り坂ダッシュの息子さん
2023年10月14日 12:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 12:58
久しぶりに下り坂ダッシュの息子さん
上日川峠に戻ってきた
なにやらおいしそうなものが売ってる
2023年10月14日 13:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 13:12
上日川峠に戻ってきた
なにやらおいしそうなものが売ってる
林道をくだって駐車場に向かいます
2023年10月14日 13:13撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 13:13
林道をくだって駐車場に向かいます
あっカベンタケモドキと息子さん
2023年10月14日 13:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
10/14 13:18
あっカベンタケモドキと息子さん
これはどう見てもハナイグチさん
でも1本だけなのでそのままに
2023年10月14日 13:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 13:22
これはどう見てもハナイグチさん
でも1本だけなのでそのままに
おいしそうでデカいきのこさん
でも同定できないのでそのままに
2023年10月14日 13:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/14 13:22
おいしそうでデカいきのこさん
でも同定できないのでそのままに
おつかれさまでした
早めに終わったからぶどうでも買いに行こう
2023年10月14日 13:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
10/14 13:29
おつかれさまでした
早めに終わったからぶどうでも買いに行こう
林道わきに素晴らしいヤマブドウが
フルーツソースにしました
2023年10月14日 14:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
10/14 14:02
林道わきに素晴らしいヤマブドウが
フルーツソースにしました

感想

大好きな山梨だけど、気軽に登れて景色も楽しめるようなおやまはかなり登りつくしてきた。

新しいところに行きたいとは思うけれど、そうするといくぶんマニアックな眺望のない山か、覚悟の必要な高い山か、という選択になる。妻はあまりハードなところは勘弁という。せっかくの晴れの週末、森林歩きもいいんだけど、こりゃすごいって景色も見に行きたい。

そういえば、大菩薩嶺があった。5歳のときに息子と登って以来訪れていなかったけれど、あれほど気軽に絶景を見られるポイントもなかなかない。妻はまだ行ったことがないから、ちょうどいいだろう。

早く出発しないと駐車場が車であふれかえる、ということで6時に出ようとしたけれど、結局6:50ごろのスタート。天気のいい秋の週末ゆえ渋滞も発生、上日川のあたりについて8:30ごろ。

峠の入口のところに交通整理の人が立っていて、もし上日川峠に行くならあっちの駐車場へどうぞ、と案内してくれた。上日川峠方面とは違う林道をたどり、大菩薩湖北岸駐車場に到着。だだっ広い空き地で、車はまだまだとめられそう。ここがあるなら気軽に息子の友達を大菩薩嶺に連れてくることができる。

駐車場を出て少し行くと、上日川峠への道が現れる。緑の中のちょっとした登り。妻に「大菩薩嶺でいちばんの急坂はこれ」と説明しておく。

ほどなく真っ平らの木道になって、車道を経て上日川峠に到着。トイレを済ます、、、と、設備に対して人が多すぎるのだろう、えらい臭いである。ロッヂ長兵衛わきの登山口から登山スタート。

相変わらずのんびりした林の中の道。ゆるやかなアップダウンがあって、どこまでも気持ちのいい散歩である。木々が少し色づいていて、空は真っ青。ちょっと多めのハイカーの中にはかわいらしい小さな子もいて登山客の人気を集めていた。

少し進んで福ちゃん荘到着。ここまでほとんど登った気がしない。肉っぽいメニューがいくつか貼られていて息子が吸い寄せられる。

道はここでふたつに分かれる。雷岩から行く時計回りルートと、大菩薩峠から行く反時計回りルート。前回と同じように後者にした。そしてここにもトイレがあるが、これもまたかなり地獄。

しばらくはあまり斜度のない舗装道が続く。このあたりまでは登山をしている感じがかなり薄い。古い建物があり、そこで舗装が終わって登山道になる。これは富士見山荘、もう営業していない古い山小屋。買い取って営業できないか、なんて話をしながら進む。

土の道になってもほとんど傾斜がないままなので、のんびり歩く。ベンチがあって休める、ここで前回はご年配の女性に「えっ!年中さんなの!?」と派手に驚かれたのを覚えている。

見上げると真っ青な空に稜線が見えて、その先に介山荘が。ほどなく大菩薩嶺に到着。ほとんどのんの苦労もなく来れることにびっくりする妻。

介山荘の建物の間を通り抜ける。ここにはビールやおつまみなど、ものすごく気の利いたものがたくさん売られている。冷えたシャインマスカットが10つぶほど500円で売られていて思わず買った。

介山荘のすぐ先に大菩薩嶺の石碑、ここで写真をとる。他のハイカーさんに家族写真をとっていただいた。少し先に行くと、早くも大絶景! 富士山と甲府盆地、南アルプスに大菩薩湖が一望できる。景色を楽しみながらシャインマスカットをいただく。

そこからの高度を上げない稜線歩き、これを息子はママに見せたいと願っていた。前回来たときよりもずっと天気がよく、かなり遠くの山まで見渡せる。この夏登った富士山、仙丈ヶ岳とアサヨ峰、権現岳がすべて見える。すごい景色だね、と何度も言いながら歩く。来てよかった。

親不知ノ頭で絶景を見ながらひと休み。賽の河原におりて、息子は前回入らなかった避難小屋に入って確かめる。妙見ノ頭に行ってみたかったけど妻が興味を示さずパス。

青空の下、ちょうどよい気温の稜線を富士山に見守られながらのんびり歩く。このコース唯一の難所(?)であるプチ岩登りを越えて、またのんびり稜線歩き。息子に4年半前のときとった写真と同じポーズをしてもらう。

休んでいる人がたくさんいるエリアに到着、ここが雷岩だ。ここでおひるごはんにする。人が多いところを避けて、少し高くなっているところでカップラーメンとおにぎりをいただく。

前回もここ、雷岩でごはんを食べていて、たまたまとなりに「レイチェル」さんがいた。息子は彼女の姿を見て、俺もやってやると小さな心で決めたらしい。

ごはんを食べたら、とりあえず大菩薩嶺の山頂に向かっておく。雷岩からすぐに樹林帯の中へ、ふつうの山っぽい道になる。人が一気に増えて、行列に近い。ゆるやかな坂を登ってすぐに頂上に到着、山頂標での記念撮影に文字通り行列ができていた。ささっとすませて雷岩へ。

前回はこの向こう側、丸山峠を経て大菩薩の湯方面に下りた。ほとんど人が歩いていないコースで少し寂しかったが、丸山峠の小屋で息子にカルピスを飲ませてダッシュでおりるのも楽しかった。猛烈にケンカしながらくだっていたカップルを追い抜かしたが、彼らが無事仲直りできたか、バスに間に合ったのか今も少し心配している。

雷岩からは前回歩いていない道。時計回りルートを選ぶ人が多いらしく、たくさんの人とすれ違いながら下りていく。大菩薩峠側のゆるい道と違ってなかなかの急坂、しかし絶景の中に飛び込むようにおりていくのはとても気持ちがいい。

急降下が終わると、ゆったりとした林の中の道に。もう景色は見えないけれど、そのかわりに紅葉した木々が楽しめる。2000mぐらいの高度では今がちょうどいいタイミングだったらしい。快晴の光あふれる林に赤や黄、緑。目に楽しい。気温もベスト、最高すぎる森歩き。

少し斜度が出てきたあたりで走り出す息子さん。最近あまりしなくなった下山トレランがここで復活、どうやらご機嫌らしい。ママに大菩薩嶺を紹介するミッションを果たしたからあとはオレのターン、ということか。息子の背中を追いかけて、福ちゃん荘に到着。トイレを済ますがやはり地獄、マナーの悪い使い方をする者もいたらしく子供たちが困っていた。

福ちゃん荘から上日川峠まではまた気持ちのいい林歩き。息子は相変わらず走り続けている。峠ではアイスなどが売られていてちょっと惹かれたけれど、まあおいしいものは下界で買おう、ということで駐車場を目指す。

車道を歩き、木道を歩いて下へ。途中かわいらしいハナイグチを見つけたけれど、ちょいと虫にかじられているし小さいし1本だけなので残しておく。ちょい急坂をおりて林道を進み、駐車場に到着。おつかれさまでした!

このあと、車で上日川峠を塩山方向に進むとヤマブドウが鈴なりになっていたのでありがたくいただく。お気に入りのぶどう園で巨峰とシャインマスカットを買い込み、いちやまマートで買い物をして塩山いちお気に入りの町中華「珍山」でたらふく食べて帰路へ。

これ以上ない青空の大菩薩嶺を含めて、塩山の魅力を大満喫した1日になった。そして息子の山歩きするモチベーションを大幅に上げてくれたこの山に4年半ぶりに戻ってこれたのも、そんな原点の山に当時山登り不参加だった妻を案内できたのも全て素晴らしかった。

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