宮指路岳946m(くしろだけ)
- GPS
- 07:23
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,172m
- 下り
- 1,164m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 7:22
〜9:45水場
〜10:00宮指路岳登山口
〜10:10カワラコバ谷・ケヤギ谷コース分岐
〜10:35通報ポイントカワラコバ12
〜13:00小岐須峠上の稜線
〜13:20馬乗り岩
〜13:25宮指路岳946m
〜13:40昼食14:40
〜14:50東海展望台
〜16:20カワラコバ谷・ケヤギ谷コース分岐
〜16:30宮指路岳登山口
〜16:55小岐須渓谷山の家駐車場ゴール
17:40天然温泉花しょうぶ(入浴)
天候 | くもりのち晴れ 山頂は強風&積雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※カワラコバ谷コース、ケヤギ谷コースとも崩落個所が数か所あり ロープやクサリが設置されているが大変危険で怖い思いをしました |
その他周辺情報 | ※スーパー銭湯 天然温泉花しょうぶ(イオンモール鈴鹿内)登山口Pより30分 |
写真
感想
昨年秋に計画するも天候不順で延期。3月もすでに下旬。春山歩きに所属する会のメンバー有志3名と2時間半かけて鈴鹿市へ。
小岐須渓谷山の家駐車場に予定時刻に到着。駐車場には我々の車だけ。目の前には上高地の屏風岩のような岩壁がそびえる。林道を歩き宮指路岳登山口へ。分岐をカワラコバ谷コースをたどる。谷を登るにつれて雪が目立ち始める。こんなはずじゃないのに・・・・・。
登山道が大きく崩れている個所に出会う。ロープやクサリはあるものの崩れた斜面を横歩きにしかできないような幅。おまけに岩というか砂というかもろい斜面が崩れやすい。motomoto氏に先行してもらう。女性陣も彼の指示を受けながらゆっくりと一歩一歩足場を確認しながら慎重に進んでいく。最後まで残ったkatatumuriはあまりの恐怖で完全フリーズ。崩れた斜面が遥か下まで続いている。足を滑らせたら一巻の終わり。あらためて標高946m=クシロ=くしろ=宮指路岳とどこかシャレのような軽いネーミングを侮っていたことを後悔。もっとお手軽、楽しい山と思っていたのにと何度心の中で叫んだことか!!!このような難所が2〜3か所続き、精も根も尽き果てる。
しかし難所はこれだけではなかった。赤い小さなテープを頼りに小岐須峠をめざすが、もう少しで小岐須峠と思われる地点でテープが分からなくなった。雪の斜面を這うようにしてよじ登る。雪の下には大きな石がゴロゴロ。登りにくい。あまりの急斜面なので下も向けない。方向を決めてmotomoto氏と健脚のT女史が先行。katatumuriとY女史は斜面で身動きもとれずに立ち往生。上に呼び掛けるも谷底から吹き上げる風で相手の声が聞こえない。やっと姿が見え「上がってこい」の合図。しかし残された二人にはそう容易く登れる斜面ではない。何度も滑り落ちそうになりながら、ふたり励まし合いながら木の根や枝につかって這い上った。急斜面の上はこれまた大変な痩せ尾根。雪が付いているので登りにくい。見下ろすと気絶しそうな斜面。よくもまあここを登って来れたものと・・・・。なんとか痩せ尾根を登りきると久々に平らな雪面に出たのでホッ一息。でも強風が吹き抜ける。しばらく歩くと小岐須峠方向を示す道標があった。
雪の尾根道を歩き馬乗り岩を過ぎて、宮指路岳946mの標識を見た時には思わず全員が歓声をあげた。風を避け樹林帯で遅くなった昼食。こんな雪と寒さと困難を予想もしていなかったのでランチはすこし気取った「タコと海老のアヒージョ」に「ミネストローネ」と「バケット」。まるで暖かい春山で食べるようなメニュー。とても寒い雪の山で食べるランチではない。この冬金剛山などでよく食べた熱いキムチ鍋やハリハリ鍋、ラーメンが恋しい。でもメンバーの「美味しいよ」の声に励まされる。
奇岩の東海展望台付近は吹き飛ばされそうなぐらいの強風。岩の上に立つことなど到底無理。早々にケヤギ谷コースを下る。しかしこの斜面も強風で吹きたまった雪に膝まで埋まることもあった。しかし下るに従って雪は減ったものの激下りが続く。登りのカワラコバ谷コースと同様に崩れた落ちた山道が数か所。気が抜けない下山が続いた。16:30陽も傾きかけた宮指路岳登山口に全員無事下山した。思わず全員が笑顔になった。苦しかったこの日の山歩きを思い出しながら林道を駐車場へ歩いた。16:55山の家駐車場に到着。なんとも中身の濃い山歩きの一日だった。なにはとも
あれ全員無事に下山できてなによりだった。鈴鹿の山は3月下旬でもまだまだ冬山。標高946m=クシロ=くしろ=宮指路岳にだまされるな!!本日身をもって得た教訓だ。帰りは鈴鹿市内のスーパー銭湯で疲れと汗を流して帰阪した。motomotoさん、難所で本当にお世話になりました。Tさん、Yさん、お疲れさまでした。苦しかったけど楽しい山行ありがとうございました。
本日の歩数:16626歩 歩行距離:11.5km 実歩行時間:6時間
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
みなさん こんばんは♪
宮指路岳、知りませんでした。
どこどこ状態でした。
今回は寒波の戻りで大変でしたね。
崩れた斜面でフリーズされてるkatatumuriさんの様子が
ありありと想像できて…
ご無事でなによりでした
おはようございます、stayさん!
ガイドブックとヤマレコで調べて行きました。
もうコリゴリです 鈴鹿付近のお山はやっぱり厳しいなあ。
金剛山がなんと平和なお山かを再認識した一日でした。
明日、冬のカワラコバは立ち枯れた木々の様子がすばらしい、と聞いて行こうと思っていました。怖いみたいですね〜。お花もないみたい。でも、情報を得たので、勇気を持って登れます(撤退の)。
いってきます!
おはようございます、tati87さん!
山道はカワラコバ谷コース、ヤケギ谷コースともに
危険個所(崩落)がありました。
たまたま行った日が今週最低気温の日でしたが、
眺めもいいのでどうぞお気をつけて楽しんできてください
ただいまです。ありがとうございました。残雪はそうたいしたこともなく気持ちよい山旅となりました。尾根に出るところの道迷いは、たぶん私も迷ったところです。ポイント番号で言うと16〜17の間です。16のあとピンクテープにつられて上に上がると鹿のフンしかなくて…明らかに道ではない。一応大きな木についていた赤いテープの所までおりてみると沢があり、沢近くまで行くと登山道がありました。そこを行くとほどなくして分岐に出ました。あの急登をそのままあがったら、大変だ〜と感じつつ歩きました。眺めは最高!仙ヶ岳、野登寺まで足を伸ばして、仙ヶ谷を下りました。イワウチワやイワカガミが咲いたらきれいでしょうね
おはようございます!
暖かい一日で、無事に宮指路岳を楽しまれてなによりです
自分たちはポイント16〜17が飛んでました。沢を進むべきでした。
他の方のルートと比べるとよく分かりました。
お疲れさまでした、tati87さん!
Katatumuriさん、皆さん お疲れさまでした
妙見谷のV字谷のへつりどころではないようなのが
長く続く感じですね
みなさんご無事でなによりです
おはようございます、yamaotocoさん!
ホントに疲れました
道標や目印も少なく、登山道も危ないので自分的には
気軽に登れる山ではないですね。でも眺めはいいし、
あの強風はいい経験になりましたよ
鈴鹿はまだまだ冬ですね
宮指路岳は私の山友さんがお気に入りで良く出かけていますが、私はまだ行ったことがありません。
相当厳しそうですね。
もう少し気候が良くなってから行ってみたいと思います。
厳しい山行、無事に戻られて何よりです。
お疲れさまでした
おはようございます、s_fujiwaraさん!
あの日はたまたま週のうちで一番寒い日。
雪もハンパなかったです。
眺めや景観は素晴らしいのですが、崩壊した山道には
もうコリゴリです
ヒルの出没する前のいい季節に行ってみてください。
ありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する