梯子山 雪上の兎の足跡と一緒に長い林道歩き
- GPS
- 05:40
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 829m
- 下り
- 818m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:40
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
須坂市街方面へ右折後、信号「幸高町」で右折 信号「仁礼町」で右折し国道406号線に入り 1.5km先「宇原川」に架かる橋手前で左折 後は道なりに行くと舗装された林道になります 現在、冬季閉鎖で国道から2km地点に通行止めの看板が出ていますが その手前でも、倒木が道路を遮断しています |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道と思った道は、演習林への道だったようです 途中で踏み跡が雪の下になってしまい、 雪の積もった沢を詰め、尾根に出ました 雪面下を川が流れている為、踏み抜きに注意しましたが 歩き易かったです 尾根から左方向に登り(急坂でした)林道に出ました 緩やかな斜面を見つけて、再び尾根に取り付き 梯子山山頂と思われる地点を目指し ハンディカーナビで位置を確認しました 積雪50cm以上で三角点はおろか、標識らしい物も発見できませんでした 帰りは全くトレースのない林道を長々と下りました 積雪30cm程、雪が締っている為、踏み抜きは殆どありません 危険箇所は特にありません |
写真
感想
峰の原高原の片隅にある「梯子山」は国土地理院地図に載っていながら
登った記録を全く見た事がなく、ずっと気になっていました。
最近、予報があまりあてにならず、ついゆっくりしていると
青空が広範囲に広がって来て、出かけなければもったいない天気に。
大慌てで支度をし、行く先を梯子山と決め、車をスタート。
こんな時は決まって忘れ物が多く、カメラを忘れる大失態。
自宅からのんびり歩く計画もしてみたのですが、
徒歩だと目指す林道入口までざっと13km、きついので車にします。
林道入口といっても、通行止めの看板の位置と車道の積雪状態が
わからないので、現場に着いてから駐車場所を考えます。
国道406号線を左折、宇原川を右に見ながらほぼ直線に走ると
最初のS字カーブ手前で積雪が現れました。
車で無理する事はないので、即、道路脇に駐車して歩行開始。
カーブの先の直線道路上に倒木があり、当然ここで車は通過不能ですし
歩き始めて10分の地点に通行止めの看板が立っていましたから
駐車位置は大正解だったと思います。
看板のある橋付近から全く除雪されておらず、積雪5〜15cm程。
ウォーキングシューズは早くも用なし状態で、登山靴に履き替えます。
林道を終始歩く積りでスタートしたのですが、
100mも行かない道路脇に木段を発見し、吸い寄せられるように
木段を上がり始めていました。
カメラは忘れて来たし、大まかな道路地図しか持っていないし
こんな状態で大丈夫なのだろうかと自問しますが
道が無くなったら、残してある足跡に従って戻ればいいさと
気楽な返事が、別の自分から発せられます。
登山道と思った道は須坂市の高校の演習林の道でした。
どこかで全く前に進めなくなれば、諦めて引き返したのですが
歩き易い雪の積もった沢を詰めて行くと、遂に尾根に出てしまいました。
尾根で大体自分の現在位置が分かり、ハンディカーナビでも確認。
(これをたまたま持っていてラッキーでした)
そこからがこの日の最難関で、梯子山は見えているのですが
急斜面の沢を一つ渡らねばならない様子。
仕方なく今居る尾根を詰める事にしますが、
もちろん踏み跡もなく、残雪の霜降り状態のやたら急坂、
小灌木や木に掴まりながら、やっとこ身体を引き上げる始末。
雪に深く覆われた林道らしきものが見えた時は
この世で天国に巡り合ったような感じがしました。
足取り軽く林道を歩き始めると、道は梯子山の左側を下って行きます。
それでは、これまでの苦労が何の意味もないので、
適当に緩やかな斜面を選び、再び尾根に登り返しました。
短い急坂を越えると平坦なカラマツの植林帯が広がり、
ハンディカーナビが山頂付近に居る事を示しています。
積雪は50cm以上あると思われ、三角点の確認はできません。
標識も無論なく、カラマツの幹に巻かれた古びた赤テープを
三角点の位置と信じるしかありません。
夏道もあるかどうかの超マイナーな山、しかも殆ど視界ゼロの山ですが、
もし無雪期に行かれる方がいたら、三角点の写真に期待します。
プチ冒険のつもりがハラハラドキドキの展開になったものの
結果的には無事目指す山に辿りつけたので、満足感を胸に
帰りの長く退屈な雪の林道をひたすら耐えて歩きました。
途中の大谷不動尊の入口の下見が出来た事も収穫。
長年行きたいと思いつつ、なかなか実現していない大谷不動尊、
今年こそは(氷爆が見られたら良いのですが)訪ねたいと思います。
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